□投稿者/ バナにい -(2007/02/18(Sun) 14:15:20)
| 色々文献等を調べてみましたが、情報は少ないですね。前骨間神経の走行には必ずしも解剖学的に圧迫を起こす索状物があるわけではなく、非外傷性であるということでした。 神経剥離を行っても特に肉眼的異常所見が認められないことが多いみたいです。ただ、神経外膜を切離し、神経束間剥離を行うと、神経に「くびれ」が認められ、これが神経炎であるとか免疫異常、神経束の異常可動性などの説があるそうですが確定はできないと記載されていました。くびれた部位の神経の変性は著明だそうです。 専門用語でスイマセン(私も専門外なもので・・・) くびれは最近注目されているらしく、1から数ヶ所できることがあり、くびれが1ヶ所であれば周囲の組織を切除するのみの神経剥離術を行い、くびれの部位の狭小が著明な例では、切除して神経縫合を行う場合のあり、神経縫合後の機能回復は良好とのこと。 発症から3ヶ月半で神経束間神経剥離術を行い術後6週で親指の筋力が抵抗なしで関節を可動域いっぱい動かせるようになり、3ヵ月後で親指・人差し指の屈曲の力はほぼ正常に回復した例もあったそうです。 「くびれ」に注目しましたが、好発部位は肘関節の2〜5cm中枢です。
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