前骨間神経麻痺 寄合処

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 検索 過去ログ

■12 / 親記事)  柔道整復師
  
□投稿者/ バナにい -(2006/12/01(Fri) 22:04:41)
    Akikoさん、こんばんは。
    私は柔道整復師という国家資格を持っていて、接骨院に4年、現在整形外科で約7年働いています。
    私の治療経験の中では前骨間神経の症例は今回初めてですが、その他の末梢神経損傷は多数診てきました。前骨間神経麻痺は正中神経という大きい神経の枝で、ほかの枝の障害では手根管症候群という疾患があります。
    手根管症候群は保存的に運動療法で治癒に至った症例が多く、特に骨折後の変形から合併症から起こるものに限っては予後が悪いですね。
    知覚障害や運動障害が起こって治療もせずすごく経過している末梢神経損傷に関しても同じく予後は悪くなりがちです。
    筋力がゼロでない限りは電気刺激や適切な運動療法によって現状維持もしくは改善の可能性はあると思っていいかと思います。
    差し支えなければ症状の出始めた時期とope日からの経過、治療法等教えてもらえますか?
    作業療法士の友人にも治療やopeの選択について情報提供を頼んでいるのでもう少しお待ちください。お役に立てるか分かりませんが・・・ 友人は他の疾患で手の外科医のスペシャリストにopeされたらしくドクター関係も私より詳しいと思います。
    では、また。
引用返信/返信 削除キー/
■13 / ResNo.1)  Re[1]: 柔道整復師
□投稿者/ Akiko -(2006/12/02(Sat) 07:58:20)
    バナにいさんは柔道整復師でいらっしゃいましたか。
    私はちょっと記載しましたが整体師でした。経緯は長くなりますが記載させて頂きます。
    私も整形外科勤務でマッサージのお手伝いをしていました。患者さんは高齢で筋肉が固い方がほとんどでした。
    かなりの人数の人に対してマッサージを行ったことが原因だと思いますが
    今年の6月半ばにまず左腕肘周りに激痛が起きました。その時は「上腕骨内側上顆炎」との診断でした。
    その肘周りの痛みが消えないうちに6月下旬に突然、左第2指のDIP関節が自分の意思で屈曲できなくなりました。
    その一週間後、拇指のDIP関節も突然全く屈曲できなくなりました。
    整形外科では「バネ指」と言われましたが、症状から診断が信用できず、整体学校の先生で鍼灸師でもある方に診てもらうと「正中神経麻痺」と言われました。
    鍼治療を何回か受けましたが、全く改善せず・・今度は大きい病院で診察を受けました。
    最初は「手根管症候群」と言われましたが、念の為撮った首のMRIから「頚椎ヘルニア」が原因との診断に変わりました。
    治療はビタミン剤と血行を良くする薬の処方のみで全く改善はなく、藁をもすがる思いでカイロや整体の治療を受けました。
    どれも全く効果はなく、もう一度だけ手専門の整形外科医の診察を受けたいと思い、別の病院でやっと正しい診断と手術を受けた訳です。
    執刀医から説明された事は前回投稿した通りです。手術時の写真を見ましたが、前骨間神経が白く変色していました。
    圧迫は無かったので、神経にメスを入れることで緩めるという処置だけを行ったようです。
    現在は通院もしていません。ビタミンB12とビタミンEを飲んで、自分で動かそうという訓練を続けているだけです。
    手術後、2指は僅かに屈曲するようにも思えますがほとんど手術前と変わっていません。
    リハビリについては「動く関節を固定して、動かない関節を動かそうと意識して曲げようとすることが大切」という指導?を受けただけです。
    動かない指は放っておくとすぐムクミや関節の痛みが出るので、常に動かしたりマッサージしたりしています。
    6月〜半年くらいで左手の握力も半分に落ちてしまった為、握力の回復の為に握る運動もやっています。
    何か効果的な運動や方法がありましたら教えて頂けると有難いです。
    それから、ご友人が手の外科医スペシャリストに手術してもらったそうですが、そういう医者はどうやって知ることができるのでしょう?
    今回あちこちに診断を受け、そういういい医者と巡り会うことの難しさを痛感しました。
引用返信/返信 削除キー/
■14 / ResNo.2)  Re[2]: 柔道整復師
□投稿者/ バナにい -(2006/12/02(Sat) 21:55:09)
    Akikoさん、私の分かる範囲でお答えしますよ。
    今私が診ている患者さんが同じような立場にあります。ドクターに腱鞘炎と診断され、その後の診察でMRIをとることになり、結果的に頚部椎間板ヘルニアの診断が下りました。
    結局は普通の整形外科では見落とされ易い疾患だということになります。
    動かしたいのに動かないとなるとまずは神経学的な検査が必要で、知覚障害・運動障害の有無とその範囲、反射等をちくいち調べることは普通ですが、検査しきれてないとまず見落とします。手根管症候群は元が同じ正中神経の障害なので間違うと治療法も変わるし、治療法が変わると予後にも影響が出てきます。
    やはり手の専門医に巡り会わなければ前骨間神経麻痺に関しては致命的になり兼ねません。
    専門医は《日本手の外科学会》を検索して、評議員というランがありますのでクリックすると日本全国の手の専門医が出てきます。まずは見てみてください!
    運動の仕方は母指球筋は磁石にパチンコ玉を何個もくっつけて、それを1・2指で1個ずつつまんだり、緩いマジックテープを外すみたいなのが無理な負荷なく自然に出来ていいみたいです。
    それ以外の訓練では広げた新聞紙を指を使って丸めていく、新聞紙が難しかったらタオルを丸めるという方法もあるとのことです。
    ところで、麻痺した筋肉のMMTはいくつでしょうか?
    自分の意思で少しでも動くんでしょうか?
    友人曰く、Ope後のリハビリよりOpe自体がしっかりなされているということが、回復に向けて大切なウェイトを占めるということでした。
    こんな感じでどうでしょうか?
引用返信/返信 削除キー/
■15 / ResNo.3)  Re[3]: 柔道整復師
□投稿者/ バナにい -(2006/12/03(Sun) 07:43:32)
    前回のに付け加えます。
    リハビリの基本はROMの確保、つまりこう縮の予防に努めなければなりません。
    筋収縮が障害された2つの筋にあるのであれば電療等の刺激も効果的かと思います。
    示指のように全く動かせないようなら専門医でちゃんと検査(筋肉に反応があるのか筋電図等)をされることが好ましいのではないでしょうか。
    専門医を見つけるのが難しいんですよね。
    Akikoさんのお住まいは何県ですか?
    > 自分の意思で少しでも動くんでしょうか?
    > 友人曰く、Ope後のリハビリよりOpe自体がしっかりなされているということが、回復に向けて大切なウェイトを占めるということでした。
    > こんな感じでどうでしょうか?
引用返信/返信 削除キー/
■16 / ResNo.4)  Re[4]: 柔道整復師
□投稿者/ Akiko -(2006/12/03(Sun) 08:20:07)
    バナにいさん、貴重なお話を本当にありがとうございました。
    MMTの値は聞いていませんが、2指と拇指を対立させた場合は外からの力にほとんど抵抗できません。3指も右に比べると弱いです。
    筋電図検査では知覚障害・運動障害はありませんでした。
    現在は2指はDIP関節以外を動かないように押さえて曲げようとすると僅かに屈曲します。押さえないと全く曲がりません。
    幸い手術を受けた医者は日本手の外科学会に載っていました。私の指(腕手も)の動きを見てすぐに正しい診断を言いました。ちなみに東京です。
    教えて頂いた運動をやってみます。
引用返信/返信 削除キー/



スレッド内ページ移動 / << 0 >>

このスレッドに書きこむ

書き込み不可

Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 検索 過去ログ

- Child Tree -