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[Radio] いちおう ACAG2010

2011年02月17日 20時 更新

全市全郡コンテストである。いちおう、移動運用で参加できた。

同コンテストでは、昨年は21MHzCWでまさかの1位、おととし/さきおととしは14MHzCWで東北1位だった。以前は50MHzでも東北1位になっている・・となれば、今年はもう28MHzで行くしかないだろう!!・・というありがちな展開となったのである。

10月9日、14時頃出発。移動場所は八峰町の青秋林道 QN00BK 850m地点。


約1時間で現着。林道終点でのアンテナ設置を検討してみるが、やはり無理という結論となり*1、けっきょく 2007年ACAGと同じ場所となった。

移動地決定については、超有名移動屋さんのJO2ASQが函館周辺町村巡りをするということで、あわよくば V/U/HFハイバンドでの迎撃が可能・・というウラ設定もあった。
さらに、28MHzでのコンテスト参加というのにも、たぶん(すごく)ヒマだろうからASQ迎撃にうつつをぬかしてても大丈夫*2・・などというイイカゲンな理由があったりするのである。(^^;)

下界は摂氏18度だったが現地では12度。寒いというほどではない。到着から撤収まで ずっと雨が降り続いていたが、強く降ることはなかった。*3

紅葉については、まだちょっと早いようだ。やはり10月中旬以降が見頃なのかもしれぬ。


八峰町 青秋林道某所 QN00BK

アンテナは、以前 衛星AO-7の受信用として製作した Gapped Delta-Loop に再登場してもらった。過去の登場は受信のみだったが、今回は初めて送信にも使う。
基本的に28MHzシングルバンド用だが、Rig内蔵のATUを入れることで21MHz及び24MHzでもなんとか使えるようだ。*4
このほか、144の6エレHヘンテナ、430の12エレ八木宇田、50の短縮ホイップ*5を設置。

アンテナ設営終わってバンドを偵察する。21/28で、OC test参加局がかなりの数聞こえる。国内CONDXはダメみたい。

そういえば、過去14MHzで参加したときは、21でもいくらかQSOできたけど、28はゼロだった。でも、昨年は21メインで、28でも10局以上できてる。それに、今年は専用アンテナだからなんとかなるっしょ。24と28でDX3局(全部マレーシア)とできて、アンテナも問題なし・・などと、この時点では楽観視していたのであった。(^^;)

16時過ぎ、衛星FO-29でJO2ASQ/8(亀田郡七飯町?)とQSO後、すかさず145MHzを受信すると、同局のUplinkが聞こえる!! LOS後、144.051MHzをワッチするが、残念ながら聞こえてこず。うーむ、惜しい*6


21時、コンテスト開始・・・なんだけど、28/21ともまったく聞こえず。14MHzは結構聞こえているが、今回のアンテナは14で送信することができない。

あまりにヒマなので22時前の衛星VO-52にSSBでQRV。LOS後144/430CW*7で CQ testを打ちまくるが反応なし。
真南には山の壁があり、関東1エリア方面は不得意。北海道及び0,9,3,4,5,6ねらいのロケイションである。*8

23時過ぎ、28ではじめてCQ testが聞こえる。しかし、コールサインがコピーできない。MSか?*9

けっきょく、1日目は 144で近場2局とできただけで終わった。しかし、これは予想の範囲内なので、とりあえず、速攻で寝ることにする。今年は初めからシュラフであったか。


2日目 10月10日は05時過ぎに起床。しかし、CONDXはあまり動いていないっぽい。このまま ASQ/8の迎撃を含む衛星QRVがメインになってしまうのか。

06時過ぎ、21MHzでJA1ZGPを呼ぶが、反応なし。50W対1kWの差は13dB。同等にナンバ交換するためには相当でかいアンテナが必要か。向こうは東京だから、ノイズのマージンも必要だ。現実的には 5エレのモノバンダとか、それ以上のアンテナが要るのかも。シングル・エレメントのアンテナなど、ぜんぜん「お呼びじゃない」のだろうなぁ。

band/area1 2 3 4 5 6 7 890DXQSOs
21 1 1 2
24 2 2
28 2 1 1 3 1 1 9
144 2 2
SAT 8 2 1 4 2 15 4 36
total 10 4 1 4 3 1 515 53 51

それにしても、28MHzは静かである。08時過ぎ、バンド内を偵察すると、仙北市のOMさんが CQ OCしてらっしゃる。おぃおぃ。
09時過ぎ、千葉柏市の某局が聞こえる。必死に呼ぶが、ほぼ反応なし。疲れる。

S&Pするほど聞こえているわけでもないし、とりあえず出してみた28MHzCWでのCQビーコンは、親戚法事読経モードに陥りつつあった。眠い・・・いやホント、衛星の合間に無意味ビーコン出してるという・・・*10

しかし、09時30分少し前についに応答があった。超有名コンテスタのJHU/1である。すげー、耳いいなー・・と思いつつ28での初ナンバ交換。JHU局、この後も良く聞こえてきていたけど、まさかC28? *11

お昼前にようやく2局目をゲット。
13時過ぎになって、CONDXが少し動いたのか、わりと近場の青森、岩手、宮城、新潟とQSO*12。宮城から呼んでくれたJA7YCQ、ありがとう。

15時過ぎ、8N5Aがわりと強力に入感し、なんとか採ってもらう。他局の入感は特になかったし、これもMSなのか? *13

15時30分を過ぎ、そろそろ撤収を始めなくてはならなくなったところでJA1ZGPが入感。これに「オレオレ、俺だってば!!」・・と喰らいつき、これまたなんとか採ってもらってJA7KPIの2010全市全郡コンテストは終わった・・・

また 大量に妨害成功してしまったKPIの明日はどっちだ !?・・(T_T)


16時20分、撤収完了して下山開始。17時20分のFO-29 JO2ASQ/8/檜山郡厚沢部町になんとか間に合った。

*1 林道終点は標高が一番高い。144MHz以上だけならなんとかなるだろうが、ステーを必要とするアンテナはキビしい。

*2 28MHzでマジメに参加してたみなさん、すんません。

*3 それでもジャンパはびしょ濡れ。帽子は持って行って正解。

*4 その他のバンドは、SWRまったくダメ。

*5 50はちょくちょくワッチしていたが、コンテストではまったく聞こえなかった。まぁ、ホイップだし・・

*6 しかし、八峰町移動にてASQ/8の地上波が聞こえたのは、このときだけだった。

*7 さいきんのCQ周波数は、144.0505/430.0505である。

*8 しかし、聞こえてくるのはなぜか1エリアが多く、完全にハズしてしまった。

*9 今年のりゅう座流星群(ジャコビニ群)の極大は10/9の朝と予想されていたが、活動は見られなかったようだ。つまり、これは散在流星のひとつか。

*10 でも、OC test参加局からは呼ばれた。Sri JA test Only JA・・と、打ったが、59900#とするべきだったね。

*11 C28で正解のようです。ブログ復活してたのね。5エレ+2エレか・・

*12 対流圏散乱か?

*13 F層でもEsでもないと思われる。対流圏散乱にしては遠すぎるし、強すぎる。

Tada/JA7KPI : 2010年10月10日(日)
コメント(3) [コメントを投稿する]
JK1JHU 2010年10月12日(火) 22時

ACAGでQSOありがとうございました。カスカスだったと思いますが、NR交換できて良かったです。<br>ANTは5eleでしたが、ブーム長6m弱なので4ele相当です。<br>2eleは低いので大きく見えますが、50MHzのです。hi<br>コンディションは、南方向の散発的なScくらいで、あまり良くなかったように感じました。

JA7KPI 2010年10月12日(火) 23時

いやぁ、こんなことなら素直に50で出た方がスコア的には良かったのでしょうねぇ。しかしまぁ、貴重な経験をしたと思ってます。<br>28は、南方のScですか。黒点数が増えてなかったのでF層絡みは無いと思ってたんですが・・さておき、やはりもっとビームを絞る必要がありそうですね。

JA7KPI 2011年02月17日(木) 20時

結果出まして、電信28MHz14局エントリで12位。<br>http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/all_cg/2010/entry_cw.html#C28<br>てゆうか、やはり無謀だったか。当方以外の参加局は、全局関東勢。<br>ごくろうさん>自分。この次はやっぱ、八木宇田ですかね。(^^)ぜんぜん懲りてなかったり。


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