遅ればせながら 主計算機(第参號機)及び第弐號機のOSを FreeBSD 8.1-RELEASEにバージョンアップした。
7.2からのUpだったが、ほとんどなんの問題も起きなかった。
しかしながら、本bLOGを提供している自宅サーバ(初號機 www.zcr.jp)のバージョンUpでは、あろうことか tDiary(このbLOGのシステム)がマトモに動かず、8.1をあきらめて FreeBSD 7.3-RELEASEにダウングレードすることとなった。
しかし、tDiaryは動かなかった。どうなるかというと、とりあえずbLOGのTOPページは表示できるものの、そこからが遅いのだ。なんとか表示できるページもあるが、ほとんどのページは表示できずにタイムアウトしてしまう*3。tDiaryのバージョンは 2.2.3/3.0.0/3.0.1と3つ試してみたけど、全部ダメ。
まあ、これは tDiaryではなく、それが依存しているRuby*4が怪しいとみていいだろう。
そのRubyのバージョンは、1.8.7p248*5。tDiary ユーザー掲示板で質問してみたら、「微妙にRubyが古いのが気になります。」というお答えが・・
どうも、1.8.7p249で修正されているらしい。しかし、FreeBSDのportsシステムでは p248のままになっていて、その上にバージョンUpされる気配がない。なして? あずましくねー。
しかたないので、portsを騙して自前でパッチレベルを上げるしかないっしょ。
Rubyの本家サイトで確認すると、p302が最新版のようだ。弐號機の8.1環境を使ってテストしてみよう*6。
これで、正常動作となった。めでたし、めでたし。*7
既に弐號機のテスト環境ではUTF-8化したtDiaryが動いているわけだが、UTF-8をすんなり受け入れる気には やはりイマイチなれないのである。
と、いうわけで、しばらくの間は tDiary2.2.3の現状維持を続けることとしたい。*9
*1 Windows98時代のマシンに最新OSを載せて それなりに動くというのはなんとなくウレシイわけだが、ま、ヒマなサーバだし(^^;)ね。
*2 ついでに書いておくと、今回の改修でADSL時代から続けてきたテキスト圧縮(gzip圧縮したまま送信してブラウザに解凍してもらう)をやめた。回線の平均速度が上がって、圧縮のためのプロセス負荷をかけてまで実行する必要性がなくなってきたためである。これと、tDiaryでの「リンク元」記録もやめたことでサーバのレスポンスは若干改善された。
*3 rubyのプロセスが残ったままになり、そのうちブラウザに 504 Gateway Time-out とメッセージが出る。
*4 perlに対抗して創られた国産のインタプリタ言語。tDiaryは、Rubyで書かれている。(だから、ちょっと遅い ^^;)
*5 「p」は、「パッチレベル」。Rubyは1.9系列もリリースされている。が、インストールはできたものの、まだ使えてない(^^;)。
*6 もちろん、全bLOGデータは弐號機にも転送してある。
*7 こう書くと簡単なようだが、問題発覚から原因究明まで約1か月かかっているのである。同じ環境で tDiary使ってる人はいないのか!?
*8 Windows2000、XP等の内部処理では、エンコードはすべてUTF-8 (Win98も。Win95は Shift-JIS)。ただしWindows上のアプリにファイル名等を渡すときや、FAT32への書き込みでは Shift-JISに変換。
*9 規格としてのUTF-8がコケてしまうという事態には まずぜったいならないと思う・・のだけれど・・・