さいきん、1.8MHzで タワー・ドライヴの実験をしている。しかし、SWRは落ちてくれるもののイマイチ聞こえないし、飛びの方は さっぱり である。
早朝のヨーロッパも なんとか聞こえている。先日も OH2MA ES5QDなどが大挙して入感し、必死に呼んでみたのだが これが擦りもしない。
後日、給電点を変更するため、ついにタワーに昇った*1のだが、恐くて とてもタワートップまでは昇れない。あぁ なさけない。(^^;)*2
それでも ちょこちょこと手直しして再挑戦してみることに・・
今朝は、05時前に起床。まずは超強力に入感していたBG2AUEを呼んでみたが、QRZ? JA7? JA7KPE・・と、何度もリトライして ようやくとってもらえる始末。
あー、やっぱりダメか・・と、ガックリしていると、はじめは弱かったRK3ZZがハッキリ聞こえてきた。
KPIしか呼んでいない局面もあって期待したのだが・・ けっきょく、まったく擦りもせんかった。
やはり 1.8MHzは パワー か・・
そうこうしているうちに日の出の時刻(06:20)となったのだが、このとき、はじめて屋根の 霜 に気がついた。気温2.3度 東の風 3.6m/s。
さてさて、アンテナの方は ローディング逆Vも上げて 切替できるようにしてみようか。
立冬もとっくに過ぎたし、冬季のアンテナシステムを早めに決めておかないと、すぐに雪が降ってくるぞ。
2015.11.17 追記:
1.8/3.5の逆Vを上げて切り替えできるようにしてみた。
しかし今朝は あまり聞こえていない。
05:30頃、逆Vで3.5MHzCWの R3PRを呼び、なんとかQSO。でも、タワードライヴの方は3.5未対応なので比較できない。(^^;)
しばらくして1.8MHzで RZ3DXが入感。受信では どちらのアンテナも同程度・・としかいいようがない。しいていえば、逆Vの方が了解度が少し劣るような・・という程度の差だ。ただし、国内局については圧倒的に逆Vの方が強力。
どちらのアンテナでも呼んでみたが、けっきょくRZ3DXとはQSOできず。・・もう少し検証を続けてみるか・・
夜になって ちらほらDXが入感するが、決定的なことはつかめない。
AA0RS → 逆Vの方が少し良い。
VK9WA → 逆Vに軍配。タワードライヴでは カスカス以下でほぼ受信できない。
RA0FF, JA5某局 → タワードライヴの方が少し良い。
国内でもタワードライヴの方が良い場合がある。おそらく5,6エリアが該当するのだろう。しかし、北米やVK9WAで逆Vが勝ったのは意外だった。
ヨーロッパ方面は僅差でタワードライヴなのだが、トラップコイルをデカくすることで損失は減るだろうから、タワードライヴをやめて逆Vだけにするってものありか・・
2015.11.18 追記:
国内局を聞いていたら、QSBで タワードライヴが良いとき/逆Vが良いとき、どちらも同程度の頻度であったり、また、Sはタワードライヴの方が良いけれど、S/Nは逆Vの方が良かったりもする。*3
やはりその都度FBな方に切り替えるのが一番良い・・ということになるのだろう。多様性を確保して交信機会を増やすのか、システムの単純性をもって経済的効率を重視するのか・・どちらもそれなりに魅力的な選択肢ではある。
2015.11.19 追記:
今朝は UT6UDや 4O6Zなどが聞こえていて呼んでみたのだが、やはり かすりもしなかった。4O6ZはWWなクラスタにもあがってなかったし、QSOしていた他のJAよりも良く受信できていたのではないかと思う。
UT6UD 4O6Zとも、逆Vの方が強かったが、現在のタワードライヴはMMANAによるシミュレーションの寸法から大きく外れており、本来の性能が引き出せていない可能性がある。まあ、実際のタワーは家屋に囲まれているし・・
しかし、こう振られ続けるとQROしたくなるんだよなぁ、やっぱし・・ とりあえずAC100Vのままで500W化することを検討してみるか。
2015.12.04 追記:
その後、11/29に聞いた XE2X 、12/3の OE3XMA UT7QF なども逆Vの方が良かった。ただし、送信に関しては何度呼んでもダメだった。
だが、先日のオール九州コンテストでは明らかに逆Vは劣っていた。当地から九州~沖縄への打ち上げ角はF層反射で だいたい25~15度のハズなので この結果は納得できるわけだが、それならばEuや北米などのDXで逆Vの方がFBなのは何故だ? E層が消えずに残っている場合ならそういうのもアリか・・とは思うが・・ ここらへんは まだ不勉強でよく判らない。
さて、前に書いたとおり、タワードライブ(スローパー)については寸法がMMANAでのシミュレーション値とかなり違っており、もっと良い状態にできる可能性があるものと考えているが、さらなる修行が必要であろう。
しかしながら、当地では とうとう雪が降ってきたため、修行もなかなか難しいという状況ではある。
2015.12.05 追記
昼、再びアンテナを手直ししてみた。強風に手間取ったが、なんとか完了。しばらくしたら雪が降ってきた。
日没以降ちょくちょくワッチしていたが、ARRL 160mコンテストのおかげか北米各局が入感している。手直しが当ったか今日は逆Vではなくスローパー*4の方がFB。NR6O などは 時おりSメータを振らして入感するも、やはり飛ばず。
20時過ぎ N5CRが入感。当初はカスカスだったのだが、じわじわと浮かんできた。パイルが収まって単独コールの局面になり、JA7 → JA7K まで来たが、ダメ。再びパイルに。
しかし、脈はあるということだ。もう一回パイルが収まるのを待ってコールしたら、JA7CPI? と、きた。そこで KPI KPI JA7KPI・・と しつこく食い下がり、ついに JA7KPI TU と。N5CR、偉い!! コンテスト中なのに 粘ってくれて 本当に感謝だ。
というわけで、160mでの 1st北米であった。
その後、北米方面のCONDXに変動があったのか、スローパーは しだいにカスカスになり、逆Vの方が良くなってきた。N5CRは22時にも入感してきていたが、スローパーでは カスカス未満で苦しかった。*5
ちなみに、件のスローパーは 7MHzの方がSWRが良く、7010あたりで SWR=1.4くらい。23時少し前に ラトヴィアの YL2SMと 559/559でQSOできた。これも、7MHzでの 1st Eu であった。(^^;)
2015.12.06 追記
明け方、R3GMT R1941MB UT6UD などEuが入感。逆Vの方が良いが、呼んでみても やはり擦りもせず。
昼、さらにアンテナを手直しした。
15時半頃、名古屋市移動局と1.9MHzでQSO。スローパーで 449を送った。逆Vでは聞こえなかった。
日没後、1.8で KH6LCが入感。呼ぶ局がほとんどいなかったので、またまたしつこく食いさがり、なんとか とってもらえた。こちらは、逆Vの方が良かった。
20時すぎ、昨夜も聞こえていた NR6Oが入感するが、今夜は逆Vの方に軍配が上がった。しかし昨夜よりも弱いので あきらめムード・・ (^^;)
その後、HS90IARUも聞こえていたが、こちらはスローパーの方が良かった。やはり アンテナは 二系統必要のようである。
2015.12.07 追記
明け方、UR5IRM ZS4TX UA3SDY EX8M R3KM などが入感したが、やはりQSOできず。
で、日の出後に さらにもう少しスローパー*6・アンテナを修整。12月に入って雪はたまに落ちてくるが、まだ積雪はないのが幸いしている。
晩飯後、1.9で島根県移動局が出ていたが、逆Vでは聞こえないのに スローパーでは聞こえる。呼んで559/599でQSO。
その後、スローパーで DU7ET HS90IARU などが S振って入感していた*7が、やはりQSOできず。これは決定的にパワー足りないとしか・・ (^^;)
2015.12.08 追記
今朝 1.8をワッチすると千葉のβ師がどこかを呼んでいたようだが、相手局は聞こえない。
スローパーで SX90IARU HA0NARを発見し呼んでみるが、やはり反応無し。すぐに他局も呼び始めたので待機。パイルになると とうてい勝てるものではない。
その後、LZ2WOを発見。最初はスローパーだったが、逆Vの方が少しだけ良い。JA? JA7? JA7K? とリトライして、なんとか559/559でQSO。やった! このバンドでの初Euである。長かった・・ (^^;)
アンテナについては、「スローパーモドキ」を参照してね。
*1 もちろん胴綱(藤井電工の C種安全帯)装着。
*2 左肘の腱鞘炎も まだ完治していないし・・と、言い訳してみる。
*3 多くはないが、逆の場合もある。
*4 単純なスローパーではない。詳細後日。
*5 つまり、同じ地域/エンティティであっても「CONDXによって 最適ANT は 異なる」と いうことであり、「ANT切替システムは それなりに有効」と いうことになろう。
*6 「スローパー」といえるのか?? (^^;)
*7 逆VではNG。