ZCR/bLOG


[Radio] オール秋田コンテスト2014

2014年11月16日 14時 更新

9/13~14は、第28回 オール秋田コンテストである。

今回もなんとなく能代市内移動で行くことにしたのだが、実際どこから出るのか開催前日まで迷ってしまい、けっきょく昨年のACAGと同じ場所となったわけだが・・あー・・疲れた。(^^;)

現地の中島公園までは自宅から約3.5km。現地入りは16時頃だが、下見は午前中に済ませていた。

アンテナ設営及び車内のコンテスト環境*1構築がほぼ終了すると17時を少し回っていた。ここで、アンテナとクルマはそのままにして*2約30分歩いて帰宅し、自転車でスーパーへ買い出しに。

戻って晩飯作って喰って20時過ぎに今度は自転車で再び現地へ。暗くなってからの設営は危険と判断し、このような変則設営となってしまった。


今回のアンテナは、再びクロス設置の逆Vである。
これが3回目になるが、前回とは違い、南北展張のフルサイズと東西展張のローディングという組み合わせで、これは1回目と同じだ。その1回目のとき、双方のアンテナの差はざっくり15dBという結果になったのだが、今回はどうなのか・・?


再登場の1.9MHzクロス逆V

21時、コンテスト開始。まずは1.9MHzへ。CQを出してすぐに呼ばれるが、あろうことかZLOGに入力できない。NEC98からAT互換機*3に変わったのでキーボードも違い、ちょっとパニクってしまう。冷静に考えてCAPSがおかしいということに気づき、態勢を立て直したのだが 3分もロスってしまった。

その後は高QSOレートでRUNできたのだが、やはり20分過ぎからレートが落ち始めてきた。40分過ぎてさらにレートは落ち、22時台に入るとほぼ打ち止めという雰囲気に。


22:30過ぎから3.5MHzへQSY。
このオール秋田コンテストは、電信部門は1.9MHzのみであり、マルチバンド種目で入賞したいのならとっとと3.5にQSYしてCWのほかにSSBにも出る必要がある。
今回はマルチバンドでの入賞は考えずに遅くまで1.9に留まったため、3.5MHzではCWのみでSSBに出る時間がとれなかったが、30分間で43QSOというまずまずのレートであった。

23時、第一ラウンド終了。夜釣りをしていた人たちもすべて帰ったらしく人っ子ひとりいない公園からよろよろと自転車で帰宅し、即就寝。


能代港 中島公園 QN00AF

朝、05時前に起床。飯の支度してから、朝靄の中、自転車で現地へ。寒い。

06時、第二ラウンド開始。まず1.9をチェックして 2QSO。しばらくCQ出すがダメで、3.5に上がり、CWで2QSO。マルチバンド狙いなら、やはりもっと早く7MHzにQSYした方が良いのだろう。

06:30過ぎから7MHz*4CWへ。ほぼ1時間は途切れなく呼ばれるが、その後はちょっと途切れるようになる。しかし、レートとしては良い感じが続く。

カブりが激しい・・と、思ったら、ノイズブランカがONのままだった。OFFにしたらかなりマシになった。

08:30頃で急激にレートが落ちてしまったので、08:40から14MHzCWへ上がる。そこそこ呼ばれるのだがレートは上がらない。しかし、マルチは稼げているようだ。

10時少し前から21MHzCWに上がるが6局のみ*5。うち2局は県内。やはりQSYのタイミングが遅かった。レートが落ちてきた時点で早めのQSYが必要のようだ。

実は、今まではハイバンドも1.9/3.5のアンテナにATUを使って乗せていたのだが、飛びの悪さに業を煮やし、10:30頃になってハイバンド用のアンテナを上げ直したのである。これで約30分ロスってしまったのだが、残念ながら飛びはあまり改善しなかった。
11:30少し前から再び7CWへ。アンテナ換えずに7のSSBに行くべきだった。

SSBに出たのはラスト10分切ってから。秋田県内局と3局QSOしたけど、少しでも入賞したいのなら、同部門の県内局ではなく、県外局とQSOすべきだったのね。(^^;)

正午、コンテスト終了。しばしOED局とラグり、アンテナ撤収。自転車で帰宅し、昼飯。然る後、歩いて現地まで行き、クルマを回収。で、「あー・・疲れた」ということになる。



さて、クロス設置逆Vはどうだったかというと、やはり南北展張のフルサイズが東西展張のローディングよりも10dBは強力という結論となった。ただし、東西展張のローディングの方がS/Nが良い場合が数回あったので、切り換えの効果は確かにあったといえる。

しかしながら、2系統設置の手間を考えると南北展張*6のフルサイズ1本で十分・・というのが落としどころなのかもしれない。



最後に、ZLOGが吐いたデータを掲載しておく。

<タイムチャート>

    | 21 22 06 07 08 09 10 11|合計
----+------------------------+----
 1.9| 41  4  2  -  -  -  -  -|  47
 3.5|  - 43  2  -  -  -  -  -|  45
   7|  -  - 23 57 28  -  - 16| 124
  14|  -  -  -  - 13 30  1  4|  48
  21|  -  -  -  -  -  1  5  -|   6
----+------------------------+----
合計| 41 47 27 57 41 31  6 20| 270
累計|            213      270|
<時間およびエリアごとの交信局数>

[1.9 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0     合計    累積

 [21]   14     7     3     2     2     1    10     1     -     1     41      41
 [22]    1     -     1     2     -     -     -     -     -     -      4      45
 [06]    -     -     -     -     -     -     2     -     -     -      2      47

Total   15     7     4     4     2     1    12     1     -     1     47
[3.5 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0     合計    累積

 [22]   12     8     5     3     2     2     9     -     1     1     43      43
 [06]    -     -     -     -     -     -     2     -     -     -      2      45

Total   12     8     5     3     2     2    11     -     1     1     45
[7 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0     合計    累積

 [06]    8     4     3     1     1     2     3     1     -     -     23      23
 [07]   17     7     7     3     2     5    13     1     1     1     57      80
 [08]   10     2     3     1     1     -     3     2     3     3     28     108
 [11]    6     1     -     -     -     -     7     -     1     1     16     124

Total   41    14    13     5     4     7    26     4     5     5    124
[14 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0     合計    累積

 [08]    5     1     -     1     -     5     1     -     -     -     13      13
 [09]   12     4     4     2     2     4     2     -     -     -     30      43
 [10]    -     1     -     -     -     -     -     -     -     -      1      44
 [11]    1     2     -     -     1     -     -     -     -     -      4      48

Total   18     8     4     3     3     9     3     -     -     -     48
[21 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0     合計    累積

 [09]    -     -     -     -     -     1     -     -     -     -      1       1
 [10]    -     -     2     1     -     -     2     -     -     -      5       6

Total    -     -     2     1     -     1     2     -     -     -      6
<とれたマルチ>

[1.9 MHz]
 AK NH UG HN MT 105 02 03 05 06 07 09 10 11 12 13 15 18 19 20 21 25 26 27 31 34
 35 36 39 42

[3.5 MHz]
 AK UG 03 05 06 09 10 11 12 13 14 15 17 18 19 20 21 22 25 26 28 34 35 36 39 42

[7 MHz]
 AK YT NH UG HN 106 109 114 03 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 18 19 20 22
 24 25 26 27 28 29 30 31 34 35 36 37 39 40 41 42 43

[14 MHz]
 NH UG HN 10 11 12 13 14 15 18 19 20 21 22 25 26 34 35 36 37 40 41 42 46

[21 MHz]
 UG MT 24 25 34 42



2014.11.16 追記:

11/15の夜になって結果がメイルで送られてきた。昨年よりも少し遅れたようだ。集計おつかれさまでした。

結果、1.9MHzは 1位だったものの、HFマルチでは 8局中 6位であった。やはりSSBにほとんど出なかったのが響いたと思われる。*7

オール秋田では電信部門は1.9だけなので、マルチバンドで上位を目指すのであれば やはりSSBにも積極的に出なければならないわけだが・・来年はどうしようか・・ うーん、「マルチバンドで上位を目指す」ってのは KPIの守備範囲外かも・・(^^;)*8


*1 Rigとロギング用PCのセッティング。今回からPCが変わり、Win98の200MHzクロック、800X600液晶でパネルがデカくなってやりにくくなった。ZLOGはWin98のDOS窓でDOS/V版を動かした。

*2 「アマチュア無線アンテナ実験中」と貼り紙した。

*3 死語(^^;)

*4 普段7MHzにはあまり出ないKPIだが、オール秋田くらいは気合い入れて7でRUNするのもいいか・・と、ちょっと考え直した。(^^)

*5 コンテスト外でBYから呼ばれた。

*6 フルサイズであれローディングであれ、やはり展張方向に指向性があるっぽいので、飛ばしたい方向に展張するということだ。ただし、7MHz以上のバンドでは教科書どおり展張方向と直交する方向への8の字指向性となる。

*7 HFマルチ1位のXGN局はCWオンリィらしい。当方の敗因は、1.9に固執してしまい3.5へのQSYが遅れたのと終盤のANT上げ直し時間ロスかと・・

*8 当初からマルチバンドでQRVしようとは思ってたけど、マルチバンド種目にエントリするつもりは まったくなかった。

Tada/JA7KPI : 2014年09月13日(土)
コメント(3) [コメントを投稿する]
β教粗 2014年09月15日(月) 18時

うわー、そんなとこ、どうやって行くのかなぁ。<br>7MHzはコンディション悪かったみたいですね。

JI7RVJ 2014年09月16日(火) 11時

お疲れ様でした。<br>初のCWでのQSOありがとうございました。<br>何せCW初心者なのでへたくそなのはご勘弁下さい。<br>また宜しくお願い致します。

JA7KPI 2014年09月18日(木) 00時

β教粗さん、また7でのQSOでしたね。現地は元々は中州だったらしいですが、能代港に組み込まれ、ちゃんと舗装道路がついてます。それなりに広く、四方向が水面なのでロウバンド向きです。<br>7MHz、そんなに悪くはなかったのでは? SSBにも出てればそれなりに稼げたような気がします。今度は1.9でもお願いします。<br>RVJさん、第一ラウンド最後のQSOでした。キーイングはFBでしたよ。またお相手ください。


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