ASQ局の奥尻島、1.9~7と衛星は なんとかゲットしたが、ハイバンドがカスカスすぎるので、迎撃のため午後から山に登った。
奥尻島からの伝搬路は、ちょうど大鉢流山の山頂を通って能代に至るが、奥尻から大鉢流山は見えない。松前のときの白神岳のように回折を使うことは難しいだろう。
しかし、山に登ることで標高を稼ぎ、遠方のEsやF層のスキャッタを捉えることができるかもしれない。
山といっても、いつもの八峰町 高峰山*1 である。
現地は かなり西風が強く、マストをフル・アップすることはできなかったが、QRVしてそうな周波数をワッチすると18MHzで奥尻入感。かなり信号がノイズっぽく聞こえる。なんとなくFAIに近いかも。呼んでなんとかQSO。
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | dx | QSO |
10 | 1 | 1 | ||||||||||
14 | 1 | 1 | ||||||||||
18 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 8 | |||||
21 | 4 | 1 | 1 | 1 | 2 | 9 | ||||||
24 | 4 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 10 | |||||
28 | 4 | 2 | 1 | 1 | 8 | |||||||
total | 15 | 4 | 2 | 3 | 1 | 3 | 1 | 5 | 3 | 37 |
21MHzへQSY。ここも苦しかったが、なんとかQSO。
呼ぶ局が少ないとみえ、ほどなくして24MHzに上がると、あら不思議、かなり強力に入感。その後の28MHzも同様に強力だった。
RUNが続いているので、28でCQ出したり、10まで降りてみたりした後、14MHzでもゲット。
これで残すは10MHzのみとなったが、この後ASQ/8を10MHzで見つけることができず、しかたないので28でCQ。
ポロポロ呼ばれるという状況で、→24→21→18まで少しだけ連続CQ。途中、ノイズやら混信やらでペース落ちたのが残念。DXは、ロシア、ルーマニア、ウクライナ。
翌、5/4、朝からワッチしてみるが昨日と同様 奥尻の10MHzはかなりキビしい。09時頃までのQRVということなので、時間もない。
とりあえず、移動用のトラップDPを自宅の西側にあるテレビアンテナのポールに引っかけてみることに。*2
焦って作業を終えると、他局の信号は確実に強力になったものの、ASQ/8が聞こえない・・・あっ、FO-29の時間か。
10.132で待機するも、残念ながら14へQSYされてしまった・・14も聞こえない・・これは10でもダメだったと思うことにしよう・・・(T-T)
ということで、奥尻迎撃、作戦終了である。*3
さて、今回のASQ/8を1.9MHzでゲットするにあたって、ひとつ判明した事実がある。
自分のメインPCの電源ユニットが1.9MHz帯において かなりのノイズを発生させているのだ。
電源ユニットのスイッチをONすると、待機モードというか、PCの電源ボタンが押されるのを待ち続けるモードになる。待機電力は3W程度なのだが、1.9MHz帯ではこの時点で既に強力なノイズが確認できる。ノイズ無しのときに了解度5であった微弱な信号が、ノイズに埋没して信号の存在すら確認できなくなるほどである*4。ただし、3.5MHz帯以上では、ノイズは微弱で許容範囲内*5だ。
PCの電源を入れると、さらにノイズが増える。3.5MHz帯以上でも同じ。ハイバンド~50MHz帯では、こちらのノイズの方が気になる。145/435MHz帯ではノイズは検出できず、セーフ。*6
というわけで、今回1.9でASQ/8を呼ぶ際には、メインPCの電源完全OFFで臨んだKPIであった。
しかし、ハイバンド~50MHzのPCノイズは以前から確認できていたのだが、1.9でノイズがあるとは認識していなかった。いったいいつから・・と、記憶をたどると・・そーいえば、「寒がりPC事件」で昨年の1月に電源ユニットを取り替えたではないか。
そうそう、取り替える前の電源ユニットは、いちおうそれなりのメーカー品で、FCCマーク*7も表示されていた。しかし、取り替えたものには このマークはない。もしかして、この差か??
次期主力戦闘PCの導入においては、電源ユニットのFCCマークの確認は必須といえよう。
さてさて、島牧郡も ようやく1.9CWで交信でき、WAGA(7MHz抜きCW)まで あと8郡・・と、喜んでたら・・3.5で呼ぶの忘れた・・・(T_T)
*1 運用地点で約330m。QN00BK
*2 自宅東側と西側のDPを切り替えてみると、西側が良い局、東側が良い局、双方あまり変わらない局・・と、興味深い結果となった。屋根の上に出してしまえば同じなのか・・?
*3 奥尻島は、50/144では既に他局でコンファーム済み。430やってみたかったが・・次の機会に・・・
*4 もちろん、電源ケーブルやPC内部の配線にはフェライト・コアを惜しみなく使用している。
*5 7MHzではノイズの存在は検出できない。
*6 アンテナとの位置関係もあるだろうが、このほか、CPUの負荷が高いソフトやディスクアクセスが激しいソフトを走らせたりすると、別途ノイズが確認できる。
*7 米 連邦無線委員会 認証済製品であることの表示
ALL JA ありがとうございました.まだ集計中です.<br><br>さてその電源は少し検索すると AM ラジオに<br>ノイズが入るとの報告がいくつかありますね.
ほんとだ。複数の記事がヒットしますね。購入の際、もっと注意していれば・・・