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[Radio] エレメント端を嵩上げ

2011年05月18日 19時 更新

自宅の傾斜型ダイポールのエレメント端は、トタン屋根から40cm程度しか離れていない。
これを1m程度にまで上げようという計画であった。

で、少し嵩上げしたら、共振周波数がやたら高くなってしまい、またもや電線を継ぎ足すことになってしまったのである。

アンテナ・マスト SGP鋼管

まあ、トタン屋根から40cmのモノが1mまで上がったからといって、電波の飛びが劇的に改善されるわけではない。
給電点高もトタン屋根から1.6m程度でしかないのだ。*1

とりあえず、雪止めと木片を使ってマストのベース部分を工作。マスト自体は大昔ローカルさんから貰ったSGP鋼管*2だ。

マスト固定には、ホームセンターで購入した テレビアンテナ用のマストスタンドホルダを使っている。
なお、屋根の上が蜘蛛の巣状になるのを避けたいので、ステーはとっていない。

このマストに前述のダイポールと逆Lを引っかけているが、ダイポールの張力がかなり大きく、左の写真ではマストがかなりしなっているのが判る。*3


マスト根元の細工

さて、ハナシは戻るが共振周波数というか、SWR最小周波数は 14.20→14.55、21.00→21.35、28.10→28.25・・という具合に上昇してしまった。

28MHzのエレメントは一番上なのでトタン屋根の影響は少ないようだが、14/21MHzでは350kHzもズレてしまったのである。*4

ということで、エレメントを継ぎ足したわけだが、片方のエレメントに継ぎ足してみたらSWR最小の周波数は下がってもSWR自体がさっぱり下がらない場合がある。
そんなときは、継ぎ足すのを逆のエレメントに変更してみるのもいいかも。*5

いずれにしても、左右のエレメントを同じ長さにする必要はない・・ということだ。*6

調節後、SWRを測定してみたが、以前のデータとほぼ同じのよう*7で、帯域が拡がるとかいうことはなかった(^^;)。



2011年5月15日までのQSOのQSLカードは、5月17日(早朝)にJARLビューロゥ宛レターパック発送。*8
いつのまにか立夏も過ぎたというのに、QSO bank、まだ復活してないのね(^^;)。

*1 嵩上げの最大の利点は、雪に埋もれなくなること・・である。(^^;)

*2 いわゆる水道管。昔の規格品なのでコーティングなし。27.2φ、肉厚2.8mm。わりと柔らかい・・が、重い。

*3 曲がって・・いや、折れている・・!?

*4 一番下の21MHz用エレメントがトタン屋根から1m10cm。

*5 左右のエレメント長の比率が大きくなると、インピーダンスが上がっていく。

*6 平衡度からいうと同じ方がいいのだろうけれど、どうせ傾斜しているし・・

*7 ただし、なぜか低かった設計外周波数である50MHzでのSWRは、使えないほど悪化してしまった。

*8 5/18 15時前にビューロゥへ到着とのこと。

Tada/JA7KPI : 2011年05月15日(日)

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