自宅の傾斜型ダイポールのエレメント端は、トタン屋根から40cm程度しか離れていない。
これを1m程度にまで上げようという計画であった。
で、少し嵩上げしたら、共振周波数がやたら高くなってしまい、またもや電線を継ぎ足すことになってしまったのである。
まあ、トタン屋根から40cmのモノが1mまで上がったからといって、電波の飛びが劇的に改善されるわけではない。
給電点高もトタン屋根から1.6m程度でしかないのだ。*1
とりあえず、雪止めと木片を使ってマストのベース部分を工作。マスト自体は大昔ローカルさんから貰ったSGP鋼管*2だ。
マスト固定には、ホームセンターで購入した テレビアンテナ用のマストスタンドホルダを使っている。
なお、屋根の上が蜘蛛の巣状になるのを避けたいので、ステーはとっていない。
このマストに前述のダイポールと逆Lを引っかけているが、ダイポールの張力がかなり大きく、左の写真ではマストがかなりしなっているのが判る。*3
さて、ハナシは戻るが共振周波数というか、SWR最小周波数は 14.20→14.55、21.00→21.35、28.10→28.25・・という具合に上昇してしまった。
28MHzのエレメントは一番上なのでトタン屋根の影響は少ないようだが、14/21MHzでは350kHzもズレてしまったのである。*4
ということで、エレメントを継ぎ足したわけだが、片方のエレメントに継ぎ足してみたらSWR最小の周波数は下がってもSWR自体がさっぱり下がらない場合がある。
そんなときは、継ぎ足すのを逆のエレメントに変更してみるのもいいかも。*5
いずれにしても、左右のエレメントを同じ長さにする必要はない・・ということだ。*6
調節後、SWRを測定してみたが、以前のデータとほぼ同じのよう*7で、帯域が拡がるとかいうことはなかった(^^;)。
2011年5月15日までのQSOのQSLカードは、5月17日(早朝)にJARLビューロゥ宛レターパック発送。*8
いつのまにか立夏も過ぎたというのに、QSO bank、まだ復活してないのね(^^;)。
*1 嵩上げの最大の利点は、雪に埋もれなくなること・・である。(^^;)
*2 いわゆる水道管。昔の規格品なのでコーティングなし。27.2φ、肉厚2.8mm。わりと柔らかい・・が、重い。
*3 曲がって・・いや、折れている・・!?
*4 一番下の21MHz用エレメントがトタン屋根から1m10cm。
*5 左右のエレメント長の比率が大きくなると、インピーダンスが上がっていく。
*6 平衡度からいうと同じ方がいいのだろうけれど、どうせ傾斜しているし・・
*7 ただし、なぜか低かった設計外周波数である50MHzでのSWRは、使えないほど悪化してしまった。
*8 5/18 15時前にビューロゥへ到着とのこと。