ZCR/bLOG


[Radio] またもやFT726

2010年11月14日 23時 更新

YAESU FT-726 2m-Unit バラしてチェック中

衛星 & V/UHF用のFT726が再び送信不能になってしまった。

購入後27年経過しているので、引退の時期でもあり、後継機はIC-9100かいのう??・・などとも考えている今日この頃だが、IC-9100については未だ情報が少ない。

そんなことはさておき、とりあえず送信をなんとかせんといかん。
不具合が生じているのは、2mの送信のみだから、2mユニットが怪しいわけだ。早速バラしにかかる。

問題の箇所。バッファ・アンプ 3SK70。こういう接写は、ピンが合ってんのかどうの判断に辛いものがあり、できれば避けたい。(^^;)

送信状態にはなる。しかし、高周波出力が出てこない。
実は、2〜3日前にも出力が出なくなって、パワーメータ付けてチェックしてみたら、いつのまにか元に戻った・・などといういかにもアナログな不具合が生じていたのである。

送信周波数を別受信機でチェックすると、いちおう送信はしているし、変調もかかっている。ただし、信号は弱い。
RFプローブであたっていくと、バッファの MOS FET 3SK70の第1ゲートまでは信号が来ていて、数十mV振っている。
しかし、ドレイン側への出力はない。Idは送信時で1mAくらいだが・・こりゃ少ないか。

取り外した3SK70

当然の如くMOS FET 3SK70の故障と断定・・が、このFETか代替品はあるのか?? 代替品を検索すると、3SK53と出た。どちらも GaAs FET登場前にプリアンプ用として使ったことがある石なのだが・・・

で、ジャンク箱を引っかき回したところ、出ました。新品の3SK70が。いやー、大昔、秋葉原の学校(^^;)に通っていた頃に入手したFETが、まだあったとはなぁ・・・しみじみ〜 (-.-)

速攻でFETを交換。C520等のレベルでは細かすぎるが、この程度のプリント基板であれば楽勝だ。

送信出力は、元よりも少しだけ大きくなった。

・・そーいうわけで、FT726はまたしても復活をとげてしまったのである。ハレルヤ〜♪ (^O^)/

Tada/JA7KPI : 2010年11月14日(日)

«QSObankその後 最新 FO-29復活»
編集