衛星AO-51が1/12から再びL/Uモードとなっている。
L/Uモードというのは、アップリンク1200MHz帯、ダウンリンク430MHz帯という組み合わせだ。
このモードに、自作14エレで電波を出してみた。
14エレの仰角は、10度〜15度といったところ。
RIGは、とりあえず icomの IC-1201である。
しかし、これがなかなかUpできない。なんでだろー、なんでだろー・・と悩んでいたのだが、数パス過ぎてからようやく「ドプラシフト」に気づいた。
430MHzでのドプラ偏位は±10kHz程度だが、1200MHzでは、そのほぼ3倍の±30kHz周波数がズッてしまう。これだけずれていると、FM用受信フィルタの帯域外になってしまうのだろう。
したがって、AOS時は1268.700マイナス30kHzで送信し、LOS付近では1268.700プラス30kHzで送信というように、送信側の周波数も変化させねばならぬのである。*1
しかし、IC-1201での最小周波数ステップは10kHzである。周波数ディスプレイの表示桁数は1kHz台まであるので、5kHzステップが隠しコマンドかなんかで存在するのではないかといろいろイジってみたが、12.5kHz/25kHzのモードを発見しただけだった。
取説を読むと、VXOモードという設定があり、送受信周波数を±6kHz可変できることが判ったが、これだとちょいと使いにくく、やはり10kHzステップで追いかけるしかないのか。
1/19追記: 垂直面指向性のシミュレーションのとおり、仰角が40度以上では電波が衛星に届かないようで、まったくUPできず。また、AOS/LOSの間際も得意ではない。435MHzのダウンリンクも十分とはいえない信号強度のようなので、20エレくらいのビームを仰角可変で使うのがいいのかな、と。
次のL/Uモードのときは、移動でやってみようと思っているが、1Wなので仰角可変(手動)は必須か。
*1 ただし、AO-51の受信周波数はどうも1268.700MHzドンピシャではなく、微妙にズッてるみたい。