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[Radio] 第38回 6m & DOWN コンテスト

2008年12月09日 23時 更新

7/5 7/6は、第38回 6m AND DOWN コンテスト 参加のため、再び 秋田県山本郡 八峰町(標高約800m) へ移動しての無線運用。

50MHz 144MHz 430MHz 1200MHz の CW/SSBでQRV。ただし、メインは50MHz。

昼飯後、現地へ向けて出発。

地図画像

現地は、ALL JA8 の時の移動ポイントのちょっと手前*1で、西に動いた分、南方向が若干開けているものの、北北東〜北東は二ツ森の山頂方向であり、こちらへの飛びはあまり期待できないかも。

ところで、現地は道路脇の側溝を乗り越えた奥。キャンプ等ができるような広場になっていて、他にお客がいない場合はロウバンドのアンテナも展開できそうだ。

アンテナ設営完了し、バンド内偵察してみると、50MHzでは、コンテスト開始前から弱めのEsが出ている。数局と交信。144MHzでも広島とできたが、こちらはEsではなくダクトだろう。*2

1200MHzの「周波数使用区別」が分からなかったため、CQ出していた某社団局に訊いてみた。実は、1290.0〜1290.5MHzだと思い込んでいたが、自信がなかったのである。訊いてヨカッタ。(^^;)*3

QN00BK 八峰町 青秋林道B

21時、コンテスト開始だが、50MHzではほとんど何も聞こえてこないため、144MHzへ行ってみる。7,9,0エリアの数局とCWでできたが、さらに430MHzへ上がり、CWで2局。しかし他には聞こえず。*4

21:30過ぎから50MHzに復帰。どうやら、沖縄が開けて来たもよう。21:45過ぎには九州が聞こえてくるが、局数はぜんぜん伸びず。22時から再び144MHzへ行き、JJ3JHP(滋賀県*5)ゲット!!

22:30過ぎからまた50MHzに復帰すると、今度は四国、九州北部などができる。また、23時少し前は9エリアが5局まとめてできた。1エリアは23時過ぎてからようやく捕まえることができている。

その後も散発的に「えっ!?」・・というような入感があり、久々に寝られない展開となって03:30までQRVを続けたのであった。*6
JR3KQJ/3とは、50/144/430の3バンドでQSO*7。2バンドできた局も他に複数局あった。

ちなみに、144/430で仰角を変化させ、信号強度最大点を探ってみたが、どうみても仰角は10度未満が良く、せいぜい5度程度かと思われた。*8

03:30過ぎに就寝。ここまで50MHzでは52局25マルチ(トータルQSOは70局)。


QN00BK 八峰町 青秋林道Bから二ツ森頂上方面

翌朝は、05:00に目覚ましをセットしたのだけれど、さすがに寝坊してしまい、コンテスト復帰したのは05:30過ぎだった。いや、目覚まし止めたのは覚えてるんだけどね。(-_-;)*9

朝はJE1BMJをかわきりに南関東と数局でき、08:30前までは1,2,7,0エリア中心のよくあるCONDXとなる。ここまでは、ほとんどが「呼び(S&P)」であった。

08:30にちょっと144MHzを覗いて10分後に50MHzに戻ったら、突如岡山県とでき、ここからようやくRUN*10
09:30頃まで約1時間3,4,5,6エリア中心に呼ばれ続け、1分3局という局面も数回迎えることができたものの、70局程度で打ち止め。

その後はCONDXがまたまた変化し再び6エリア中心となるが、局数がぜんぜん伸びない。

10:30〜11:00は、南南西のスキャッタらしき伝搬で1,0エリア方面が入感する。ダイレクトよりも確実に強い。ところが、どの局も強力に入感してるものの、こちらの電波が飛んでいかない。
複数の局のコールサインをかなり呼んだのだが、反応無くてあきらめた*11局面もかなりある。

CONDXはさらに低調になり、11時〜13時台の交信数は、3時間でたった8局。こ、これではいかん!!

ここで初めて8エリア局が入感。日高支庁である。後に山を背負っているし、こりゃ間違いなくスキャッタだと思ったら、実は違っていた。なんと、右の写真のとおり、アンテナをダイレクトに向けた方が強力なのである。もちろん、これは二ツ森の山頂方向であり、仰角は10度以上あるのだ。
にわかには信じられなかったが、とにかく呼んでQSO成立。

band/area1 2 3 4 5 6 7 890QSOs
50 21 635181142201819181
144 1 3 4 5 46 23
430 1 1 1 3
total 22 6392211422611226207

北海道との交信で「気合い」がかかり、CWで北東向けCQビーコン・モードに移るが、北海道からはお声がかからず、なぜかバックから多く呼ばれてしまう。ラスト30分間でなんとか8局とQSO。
もっと多くの局から呼んでいただいたのだけれど、CONDXが超不安定で、こちらからナンバ送っても相手方から返事がないという局面が複数回あった。

最後の局とQSOし、「TU E E」と打ったら、15時を1秒Overしてたけど、ナンバ交換は成立してるから、ま、いいよな。

というわけで、上の表は、コンテスト外のQSOを含めた今回の八峰町移動の総交信数である。(CWでは69QSO)

コンテストのマルチでは、144MHzで採れたのに、50MHzでできなかったのが山形。群馬もなぜか落とし、北海道のマルチは日高のみ・・・これではちょっとキビしいかも・・・_(T_T)_
2003年以来5年ぶりのフル参加だったわけだが、6m&Downとしては低調な部類*12に入るのかなぁ?? もっと積極的にCQ出した方がよかった(特にCW)のかも。

<時間およびエリアごとの交信局数> (括弧内は電信の内数)

[50 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0     合計    累積

 [21]    1     -     -     -     -     5(4)  2     -     1     4(2)  13(6)   13(6)
 [22]    -     -     -     -     2     8     2     -     4     3     19      32(6)
 [23]    2     -     1(1)  1(1)  -     -     2     -     1(1)  1(1)   8(4)   40(10)
 [00]    1     1(1)  -     -     -     -     -     -     1     1(1)   4(2)   44(12)
 [01]    1(1)  -     -     -     -     -     1(1)  -     -     1      3(2)   47(14)
 [02]    2(2)  -     1(1)  -     1     -     -     -     -     -      4(3)   51(17)
 [03]    -     -     1(1)  -     -     -     -     -     -     -      1(1)   52(18)
 [05]    3(2)  1     -     -     -     -     -     -     -     1      5(2)   57(20)
 [06]    2(1)  1(1)  1     -     -     1(1)  3(1)  -     -     1(1)   9(5)   66(25)
 [07]    3(3)  1(1)  -     -     -     -     3     -     1     3(2)  11(6)   77(31)
 [08]    -     -     4    10     7     6     -     -     -     1     28     105(31)
 [09]    -     2    25(2)  4     1    14(3)  1     -     -     -     47(5)  152(36)
 [10]    5(2)  -     -     -     -     3(1)  1     -     -     1     10(3)  162(39)
 [11]    -     -     -     -     -     1(1)  2(2)  -     -     -      3(3)  165(42)
 [12]    1(1)  -     -     1(1)  -     -     -     -     -     -      2(2)  167(44)
 [13]    -     -     1     -     -     -     -     -     -     2(2)   3(2)  170(46)
 [14]    -     -     -     2(2)  -     3(3)  3(2)  1(1)  -     -      9(8)  179(54)

Total   21     6    34    18    11    41    20     1     8    19    179
       (12)   (3)   (5)   (4)        (13)   (6)   (1)   (1)   (9)   (54)


<時間ごとの取得マルチプライヤー>

[50 MHz]
 [21] 08 04 09 47 28 43 40 17
 [22] 37 38 44 03 41 45 30
 [23] 35 06 22 13
 [00] 29 20
 [01] 10
 [02] 14 24
 [03] 27
 [05] 12 11 21
 [06] 18 42 07
 [08] 31 33 46 39 36
 [09] 26 23 25 19
 [10] 15
 [11] 02
 [14] 111

<マルチマップ>

    11111111111111
    000000000111110000000011111111112222222222333333333344444444445
    123456789012342345678901234567890123456789012345678901234567890
  50..........*...***.**********.***************.*.*************...

2008.12.08 コンテスト結果発表。

電信電話部門シングルオペ50MHzバンド(X50) 東北5位。入賞できず。

やはり、局数が少ない!! もっと積極的にCQを出すべきであった。
それと、サブバンドでもけっこう遊んだのが裏目に出たか?? いやしかし、144/430の分を足して電信電話部門オールバンドで東北1位のOED氏と比べると、マルチはほぼ同じだが、局数がぜんぜん届いてない。
こりゃ、ロケーションとCONDXの組み合わせが悪かった???・・・(^^;) 東北管内の上位局とQSOできていないのも気になるところだ。

*1 ALL JA8移動ポイントの北西560m。標高は50mほど下。

*2 Esなら、50MHzではさらに近距離とできるハズ。

*3 もちろん、ホントは1294.0〜1294.5MHzである。(CW/SSB)

*4 もっとも、SSBでコンテスト外QSOやってるグループを144/430の両バンドで確認できた。

*5 144MHzで滋賀県は初QSO。

*6 さすがのKPIも03時を過ぎると眼がショボショボに・・・(^^;)トシかぁ?

*7 残念ながら1200MHzではQSOできず。

*8 てゆーか、この程度のブーム長であれば、仰角ゼロでなんら問題ないかも・・・テスト環境の地上高も低すぎたか??(^^;)

*9 夜中にコビトさんがキーを叩いてることはよくあるのだが・・・

*10 http://wdc.nict.go.jp/ionog/ionogram/mpeg_10c/T/T20080706.mpg を見ると一目瞭然?

*11 S振ってんのに・・やっぱし、一方通行の伝搬ってのが存在するのでは?? ただし「散乱がらみ限定」だけど。

*12 1995年=386局 1998年=409局 1999年=378局 2000年=347局 2003年=405局 なので。

Tada/JA7KPI : 2008年07月05日(土)
コメント(2) [コメントを投稿する]
JP1LRT 2008年07月08日(火) 06時

今回もQSOありがとうございました。 貴重なマルチでした!!!<br>http://jp1lrt.asablo.jp/blog/

JA7KPI 2008年07月08日(火) 21時

LRTさんは10Hしかも23区内ですが、耳がいいですね。<br>アンテナの方向が適切ってのもあるのかな・・と、お見受けいたしました。(^_^)


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