ZCR/bLOG


[Radio] オールJA 2020

2020年09月07日 22時 更新

はからずも 6年連続 自宅シャックからの参戦となってしまった 第62回 ALL JAコンテスト。
皮算用には 大きく届かなかったものの 最低記録は免れた。落としどころに落ち着いたといえるのかもしれないが・・なんだかな~・・ (^^;)

21時コンテスト開始。SSBから。比較的ローカルな局から お声がけをいただく*1が、30分で もう暇になってしまう。

22時、CWで千葉の JI1ACIが やっと聞こえて来てQSO。当方、昨年とはアンテナもちょっと変わっているが、最も変わったのは 出力 50W→100Wである。50Wでは できなかったかもしれない・・

23時、一瞬だが 東京 JQ1BVIが強力に入感してQSO*2。ほかにも 1エリア数局を確認できたが 短時間で消感。しゅう雨雑音*3も激しかった。

このあとはボウズが続き、01時少し前で QRT→就寝。



05時起床*4。あいかわらず しゅう雨雑音がちょくちょく発生*5。Sメータ的には 1も振れないが、弱い信号は ほぼマスクされてしまう。このため 05時台はボウズ。

ここで スタックの同相/逆相を切り換えていたら、同軸スイッチのほぼ真ん中でノイズが 無くなることを発見。スタックの上側アンテナの位相を遅らせているので 真ん中では 上側アンテナが切り離され、下側アンテナだけでの受信が可能となる。

つまり、しゅう雨雑音は 地上高20mちょいの上側アンテナで激しく観測されるものの、地上高15mほどの下側アンテナでは ほとんど無影響なのである*6。わずか 5.15mのスタック間隔なのだが、これほど違いが出てよいのだろうか。*7

しかし ノイズの頻度は じょじょに落ちてきて 06時台には 茨城 JH1VIG JR1LZKとQSO。07時を過ぎると このノイズは ほぼ発生しなくなった。


08時台に 東京 7N3IJTとできたが、それ以外は 東北管内のみ。10時を過ぎて 福島 JL7FTV と SSBでQSOでき、ようやく7エリアのマルチが埋まった。また、11時台には 常連の 茨城 JJ1NNJとQSO。

この間、3エリアや 5エリアが極めて短時間入感するものの コールサインを取るのがやっとの状況。しかし、Es発生の希望は持つことができ、これがヤル気となった。

お昼前には 北ビームで 待望の北海道 石狩 JR8AMFとSSBでできた。同局は このあとも聞こえてきていたものの、なぜか他の北海道局は まったく聞こえなかった。*8

14時台 断片的には昨夜から何度も聞こえていた 東京 JP1LRTとQSO。これは 飛行機散乱っぽかった。15時台 茨城 JH1NXU、東京 JA1ZGOとQSO。両局とも かなり強かったが QSO後数分で消感。

16時 17時台は早めのスーパー買出しと晩飯でシャック離脱。


19時前、福岡 JH6EYL。あまり強くはなかったがなんとかQSO。しかし、他の九州勢は聞こえず。*9

19時過ぎ、神奈川 JJ1PSMが SSBで入感。なんとか QSO。向こうの電力は Lで カスカス。やはり こちらが100Wだから できたっていう感じ。

このあとは 21時直前に ローカルさんから呼んでもらって ようやく トータルで 30局。今年も 辛抱の オールJA であった。


<タイムチャート>

    | 21 22 23 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20|合計
----+------------------------------------------------------------------------+----
  50|  6  2  1  -  -  -  -  -  -  3  1  2  1  5  2  -  -  2  2  -  -  1  1  1|  30
<時間およびエリアごとの交信局数> (括弧内は電信の内数)

[50 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0     合計    累積

 [21]    -     -     -     -     -     -     6(1)  -     -     -      6(1)    6(1)
 [22]    1(1)  -     -     -     -     -     1(1)  -     -     -      2(2)    8(3)
 [23]    1(1)  -     -     -     -     -     -     -     -     -      1(1)    9(4)
 [06]    2(2)  -     -     -     -     -     1(1)  -     -     -      3(3)   12(7)
 [07]    -     -     -     -     -     -     1(1)  -     -     -      1(1)   13(8)
 [08]    1(1)  -     -     -     -     -     1(1)  -     -     -      2(2)   15(10)
 [09]    -     -     -     -     -     -     1(1)  -     -     -      1(1)   16(11)
 [10]    -     -     -     -     -     -     5(4)  -     -     -      5(4)   21(15)
 [11]    1(1)  -     -     -     -     -     -     1     -     -      2(1)   23(16)
 [14]    1(1)  -     -     -     -     -     1(1)  -     -     -      2(2)   25(18)
 [15]    2(2)  -     -     -     -     -     -     -     -     -      2(2)   27(20)
 [18]    -     -     -     -     -     1(1)  -     -     -     -      1(1)   28(21)
 [19]    1     -     -     -     -     -     -     -     -     -      1      29(21)
 [20]    -     -     -     -     -     -     1     -     -     -      1      30(21)

Total   10     -     -     -     -     1    18     1     -     -     30
        (9)                           (1)  (11)                     (21)


けっきょく、2~5エリア、9~0エリアとはできず。マルチ的に 新潟や埼玉が まったくできなかったのも残念。
北海道や九州も 極めて局地的なオープンだったし、もう どーなっておるのだ。やはり 移動局の少なさが問題か。

<マルチマップ>

    11111111111111
    0000000001111100000000111111111122222222223333333333444444444
    1234567890123423456789012345678901234567890123456789012345678
  50.....*........******..***.*.........................*........

さて、今回の『なんぼ呼んでもダメだった局』は・・ 実は あまりにCONDX悪すぎて、入感局数自体少なかったし『なんぼ』も呼べなかった。で、『コールサイン確認できたけれど 交信できなかった局』と いうことにしておく。聞こえてきただけ スゴい と。

JK1HIX JM1OAX JO3DDD JA5WPR/5 JM1SZY



2020.9.7 追記:

LCR (ログチェックレポート)が届いた。
あと2週間くらいかかるのかな と 思ったら、既に 結果が発表されているではないか。

ま、LCRと結果公表という問題ではなく、JARL内部のゴタゴタで遅れたような気もする。まったく・・ ライフメンバー会費や賛助会員とかの検討も吹っ飛んだわ。*10

さて、減点は無く 東北2位だったものの、CONDXが悪く 参加局数が足りなかったせいで 入賞はならず。しかし、X50 C50の東北1位よりもマルチで勝っているので No Problemである。(^^;)


移動地 標高1234567890QSOMultiScoreRank
2020Fixed 7m1000001181003012360東北2位
2019Fixed 7m500000140122211242東北2位
2018Fixed 7m501001121002011220東北2位
2017Fixed 7m40100170011410140東北3位
2016Fixed 7m910000190023112372東北5位
2015Fixed 7m1630221251005019950☆東北2位
2014幟山 210m1710002191014114574☆東北2位
2013(部分)幟山 210m1510000154013614504東北2位
2012寒風山 248m55525217182317126364,536東北2位
2011梅の里公園 60m1811002120003415510☆東北1位
2010大覚野峠 500m200031130102011220東北3位
2009(部分)小坂町 750m2000001100013565東北3位
2008七折山 250m4221011251203271292,059☆東北3位
2004(部分)高峰山 335m1111100160243616576☆東北2位


*1 比較的ローカル・・と いっても数十km離れているが・・

*2 これも 飛行機散乱か??

*3 驟雨雑音。雨滴とアンテナとの間で放電?? アンテナを回しても ノイズは変化しない。発生機序は雪雑音と同様なのか?

*4 日の出は 04:46。気温10℃。

*5 数分~十数分程度 続く。

*6 これは わざわざ片方ずつ Rigに接続してみて確認。受信時のみ手動で 下側シングルにするという手も使った。

*7 上アンテナで放電してしまった雨滴は電荷を失い、下アンテナへ到達しても 放電しない・・とか?? そんな単純なモデルじゃないとは思う。(^^;)

*8 北ビーム専用のアンテナを用意するべきか?

*9 コールサインの断片のみ拾えた。28MHzでは 北海道-九州がオープンしていたようだ。21MHzは 当地でも それなりに賑わっていた。

*10 現執行部が退陣したら再検討してもよい。

Tada/JA7KPI : 2020年04月26日(日)
コメント(10) [コメントを投稿する]
JJ1NNJ 2020年04月27日(月) 15時

まいどQSOありがとうございました。今年は社団局や、移動局の参加がなくバンドが異様な?雰囲気でした。自分は日曜9時過ぎからの参加でしたが。。対流圏も含めてCONDXは悪かったです。都内同士のQSOの相手方が全く聞こえないことが多々あり今までになく悪い状況でした。<br>レイン?ノイズは興味深いです。たびたび経験しております。こちら高いスタックと低いシングルを切替えて聞いてますが、高いほうバリバリでも低いほうはOK。状況が悪いとどちらもNG、でも必ず高いほうが程度が悪い。両者給電が違うので、直流的にブームに落としているのはダメなのか?やはり高さか?悩んでますが(酔っぱらっていることが多くて)検証できていません。以前6mやっていた時は全く経験なかったような気がします。やはりアンテナの高さか?

JH7VTE 2020年04月27日(月) 17時

比較的ローカルです。6mでの参加は昨年で心が折れてしまいました。<br>日曜日に起きてからHFハイバンドを覗いてエントリーを決めようかなとしたところ、まともに開いていたのが14MHzでした。<br>2エリア以西が浮き沈みしながらのオープンと急に8エリアが開けるなどぼーっとしていられないCONDXで日中は楽しめました。<br>近場はスキャッタで何局かできましたけどうちのANTじゃ苦しいですね。

JP1LRT 2020年04月27日(月) 19時

QSOありがとうございました。いやぁ・・・ あれはまさに飛行機ですね。 ぶわーーーって上がってすーーーーっと落ちました。 またよろしくお願いいたします。

JA7KPI 2020年04月27日(月) 21時

おつかれさまでございます。<br>NNJさん、レインノイズと給電部の件、CL6シリーズのFDの中点はブームに落ちていませんので やはり高さがキーかと・・<br>VTEさん、まさに修行でございますよ。あまりにもヒマなので、たまには 7MHzなどでパイルさばいてストレス解消するのもよろしいかと存じます。<br>LRTさん、50CWでの杉並とのQSOは 久々でしたね。久我山で鳴いていたキジバトを思い出しました (^^;)。また ヨロシクです。

JE7WBI 2020年04月28日(火) 04時

探したのですが、見つけられず交信に至りませんでした、残念。50Mhzは3QSO3マルチで順に、JL7UWQ、JI1ACI、<br>JF7GDN。あと数局きこえましたが、空振り。<br>”そよ風の誘惑”につられて、かなり久しぶりに7MhzSSBに出てしまい、38局も交信してしまいました。パーシャルが使えない不思議な世界でした。 

JA7KPI 2020年04月28日(火) 20時

JL7UWQもJF7GDNも聞こえませんでした。東北管内局とのQSO数は、青森:5 岩手:2 秋田:6 山形:1 宮城:2 福島:2 でした。

JI1ACI 2020年04月30日(木) 11時

交信ありがとうございました。<br>録音を聞き返しましたが、呼んでいただいたときはけっこう強く、ナンバーをいただくときにはギリギリでした。<br>50Wだったらナンバーを何度も聞き直していたかもしれません。

JA7KPI 2020年05月01日(金) 01時

おつかれさまでした。<br>Rigとパワーのおかげでなんとかなった・・のかも(^^;)

JE7WBI 2020年05月01日(金) 03時

全体的に、1.9Mhzほど長くはなく、MSより長いQSBがありました。

JE7WBI 2020年05月01日(金) 05時

50Mhzでは、よくトロッポなる用語が登場します。<br>トロッポ→トロポポーズ(圏界面) 対流圏と成層圏の境目ですが。<br>この高さは、南北差と季節差があり、南は北のほぼ二倍です。<br>この上空にScの発生源があると仮定すれば、南系Scの説明がつくのですが...?


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