今年の ふたご座流星群による MS伝搬は 12月12日~15日がメインとなった。
50.260MHzでの出来高としては、12~15日の4日間*1で 13QSOだった*2。2016年は11QSO、2017年は 9QSOで 微かに増えたわけだが、まだまだマイナなモードといえるだろう。
QSOできた中には 10mhの単なるダイポールや、1階ベランダ設置のHB9CVという局もあったから、ビッグなアンテナは必ずしも要らないという証明になるかも。
当方のアンテナは いつもの 5エレスタックだったが、今回は すべて同相給電でのQSOだった。*3
また、MSK144の T/R設定については、当方は すべて15秒で QRVしたのだが、どうも様子が変だと思ったら 5秒とか 10秒設定の局も 意外と多くいたようなのだ。
以前も書いたが、T/R設定が合っていないと 相手の送信中に 自局も送信したり、双方とも受信状態になったりして QSO成立が困難になってしまう場合がある。
ま、15秒は長いので 10秒にします・・っていう言い出しっぺは当方なので あまり大きなことは言えないのだが、MSK144の開発者の推奨T/Rは 15秒だ。これは 過去データから流星の出現確率を考慮した上で理論的に導かれた値と思われ、推奨値である 15s のまま変更しない方が良いのではなかろうか。*4*5
今年 最後の流星群は 12月22日夜~23日朝 極大の こぐま座。*6
2018.12.24 追記:
こぐま座流星群のピークは今年もふたつあり、23日の00時と同日10時頃だったもよう。
当方は 09:30頃に 南向きの逆相給電でバックの札幌局とのみQSOできたが、ほかにも多数の局を受信できている。
・・いちおう念のため・・ 自局が RRR や RR73を送ることができたら、または、自局が RRR や RR73を 受信できたら 交信成立。じゃなければ NIL。*7
*1 ふたご座が見える時間帯は、夕方 17時過ぎから 翌朝 09時過ぎまで。
*2 QSO途中で 完結できなかったのも数件。降雪によるノイズも あった。
*3 同相とか逆相というより、もしかして シングルにした方が 広範囲の流星をとらえることができるため有利? あとは パワー? (^^;)
*4 もちろん、夏場のEs等と複合的に絡む伝搬では 5秒に設定した方が高効率な場合もあるだろう。
*5 近隣DX局との整合もとりたい。
*6 こぐま座は 沈まないので 終日チャンスはあるが 規模は小さい。
*7 ただし 送ったRRR/RR73を相手が受信できなかった場合は けっきょく交信不成立となる。これはしかたがない。