JTDXの新版は FT8でレベル表示が低くなってるようなのだが、デコード能力は落ちているような気もする。
で、MSHVとのデコード数比較をやってみた。2月11日08:40~12日22:07jstの両ソフトのlogをもとにしている。
FT8 Decode比較 | 総Decode | ミス | 有効 | 片方のみ |
JTDX 18.1.0.72 | 195 | 5 | 190 | 0 |
MSHV 1.68 | 206 | 3 | 203 | 13 |
結果はTableのとおりで、JTDXがデコード失敗しMSHVが成功したものが13、約6%あった。
なお、MSHVが失敗してJTDXが成功した例は無かった。今まで記録されることが少なかった -22~-24dB*1のデコード結果が増えているものの、変わったのは数字表示だけなのではないか。
この時点では MSHVのデコード能力の方が上と言ってもいいのでは? ・・というか、JTDXの能力が落ちたのか??
そういえば、本家 WSJT-Xの 1.9.0リリース*2も近づいてるっぽいのだが、今後 どうなっていくのだろうか・・
JTDXのデコード能力低下の件・・ SNRが低く出るのは解消されてるっぽい。
当方の環境では デコード能力の順序は 次のとおり。JTDXは HINT on。WSJTとMSHVは enable AP。
JTDX 18.1.0.75 < WSJT-X 1.8.0 < MSHV 1.68
JTDXは なぜか FT8 threads を 4にした方が良いようだ。4以外だと少し性能が落ちる。なんか、わけわからん。(^^;)
WSJT-X 1.9.0-rc2が出た。予定どおり FT8 DXpedition Modeが搭載されたが、当方では まだテストできていない。・・てか、どうやってテストすればいいのかしら。(^^;)
デコード率については、以前のとおりで変わらず。
JTDX 18.1.0.75 < WSJT-X 1.9.0-rc2 < MSHV 1.69
WSJT-X 1.9.0-rc2 と MSHV 1.69の差はあまりないが、JTDXは このふたつに勝てない。なんでこうなってしまったのだろうか??
それから、一部で FT8の 国内ch/DXchを分けたら・・という議論があるようだ。
DX用としては 暗黙の了解事項というか既成事実というか 50.313MHzということになるのだが、国内用として もうひとつチャネルを設定しておくことには賛成である。が、実際問題 3kHzくらいで済むのか?? という気もしている。もっと離した方が良いのでは?? ・・例えば 20kHz以上とか。
3月4日 08:35~18:00jstに再度デコード比較を実施した。
FT8 Decode比較 | 総Decode | ミス | 有効 | 単独Decode |
JTDX 18.1.0.76 | 241 | 4 | 237 | 2 |
WSJT-X 1.9.0-rc2 | 238 | 2 | 236 | 1 |
MSHV 1.69 | 236 | 2 | 234 | 1 |
結果はTABLEのとおり。例によって JTDXは HINT on、FT8 threads 4。WSJTとMSHVは enable AP。
各ソフト単独でのデコードというのもあるが僅かであった。今回は ほとんど差が無いといっても良いだろう。*3
ということで、好きなソフト 使い勝手が良いと思うソフトを使うのがよろしいかと・・ (^^)
次のネタはMMANA。
ウチには 21/28の 3エレと14の逆Vは上がっているが、18/24MHz用のアンテナは無い。
メーカー製のものを買う気もしないし*4、今ある14MHzの逆Vの性能は落とさずに なんとかして18/24を追加することはできないか・・ てことで MMANAのデータを ずっとちょしまし*5していた。
で、14/18/24のトライバンド・ワイヤ・アンテナのデータをMMANAの最適化機能で計算させたのだが、その計算時間が・・ 過去最長となったのである。
108,990.77秒・・ということは、約30時間*6である。いや、まいった。MMANA-GALのPro版は計算速度なんぼか速いそうだが・・それでも 1.5倍程度? ・・ 1万8千円は高いかも。
てことで、肝心のアンテナそのものについては また別の機会に・・ (^^)
それから・・ アンテナ・シミュレーション・ソフトについては、 4nec2というヤツも使ってみた。
確かにリアルグラウンド上でのインピーダンス計算が正確にできるという強みはある*7のだが、ある程度は NEC2 for MMANAでもできるし、やはり長年使っているMMANAの方がしっくりくる。
以前作った22エレHヘンテナのMMANAデータを 4nec2に変換してみたりもしたが、計算結果は ほぼ同じだった。
ただ、計算速度についてはまだ検証しておらず、もうすこし試用を続けてみたい。
次のネタは eQSL.cc。
2016年末にアップロードしてから途絶えていた eQSL.ccへのLOGデータUPだが、1月21日分のLOGまでアップロード完了した。
しかし、いまだにLOGの日本語部分は文字化けしてしまう*8。これはもう信用おけないと言わざるを得ない。
というわけで、qrz.comの QSL by eQSL? の項目を No に書き替えた。今後はホントにもう eQSL.ccには UPしないつもりでいる。
なお、LoTWには こまめに UPしてるつもりである。(^^;)
次のネタは SWLカード。
たまに SWLカードが届く。外国のSWLからも届く。かつてはKPIも開局前にSWLカードを発行していた時期があった。JARL準員のSWLナンバは今も覚えている。だから、SWLカードをもらったら できるだけQSLを発行してきた。*9
しかし、昨今ではネットが発達し、クラスタ等を見てるだけでSWLカードに書くべきデータが揃ってしまうし、実際に怪しいカードが届いたりもする。
そこで、SWLカードには 通常の記述に加えて、当方が相手局に送ったレポートも記述することを要求したい。
On the SWL card, also need to display the RST sent to the other station.
ちなみに、当方の後期のSWLカードには この項目が存在していた。50年近く前の話である。
*1 以前は -24dBといえば全部ミスデコードだった。-22dB,-23dBは見たことなかった。
*2 FT8 DXpedition Modeってのが搭載されるもよう。さらなる高速QSOが・・?
*3 この後で出た JTDX 18.1.0.77は さらに ミス・デコードが多いようにも思うが・・
*4 クリエートの 830V-1も考えたが、回転半径が4.5mなので隣家の領空侵犯になってしまう。菓子折お届けして そこんとこヨロシク!・・などと借りを作ってしまうのは意地でも避けたい。ま、メーカ製のトラップDPというのもナンだし・・(^^;)
*5 秋田語: ザックリ言うと「いじる」ということ。「メインテナンス」「改造」「改良」という意味合いもある。
*6 一回 2分程度のを900回程度計算させて ようやく収束したということ。
*7 その他 いろいろと高機能なことは確かだ。
*8 データベース自体はOKだが、ADIFファイルからの変換時に化けてしまう。もしかして、eQSLというより ADIF規格自体が持つ宿命なのか・・??
*9 しかしながら、無線ってのは やはり「送信してナンボ」の世界・・ だと思うのよね。だから・・ がんばって!