ZCR/bLOG


[Radio] もろもろ雑感

2018年03月05日 00時 更新

JTDXの新版は FT8でレベル表示が低くなってるようなのだが、デコード能力は落ちているような気もする。

で、MSHVとのデコード数比較をやってみた。2月11日08:40~12日22:07jstの両ソフトのlogをもとにしている。

FT8 Decode比較総Decodeミス有効片方のみ
JTDX 18.1.0.7219551900
MSHV 1.68206320313

結果はTableのとおりで、JTDXがデコード失敗しMSHVが成功したものが13、約6%あった。
なお、MSHVが失敗してJTDXが成功した例は無かった。今まで記録されることが少なかった -22~-24dB*1のデコード結果が増えているものの、変わったのは数字表示だけなのではないか。

この時点では MSHVのデコード能力の方が上と言ってもいいのでは? ・・というか、JTDXの能力が落ちたのか??

そういえば、本家 WSJT-Xの 1.9.0リリース*2も近づいてるっぽいのだが、今後 どうなっていくのだろうか・・


2018.02.23 追記:

JTDXのデコード能力低下の件・・ SNRが低く出るのは解消されてるっぽい。

当方の環境では デコード能力の順序は 次のとおり。JTDXは HINT on。WSJTとMSHVは enable AP。

JTDX 18.1.0.75 < WSJT-X 1.8.0 < MSHV 1.68

JTDXは なぜか FT8 threads を 4にした方が良いようだ。4以外だと少し性能が落ちる。なんか、わけわからん。(^^;)


2018.02.26 追記:

WSJT-X 1.9.0-rc2が出た。予定どおり FT8 DXpedition Modeが搭載されたが、当方では まだテストできていない。・・てか、どうやってテストすればいいのかしら。(^^;)

デコード率については、以前のとおりで変わらず。

JTDX 18.1.0.75 < WSJT-X 1.9.0-rc2 < MSHV 1.69

WSJT-X 1.9.0-rc2 と MSHV 1.69の差はあまりないが、JTDXは このふたつに勝てない。なんでこうなってしまったのだろうか??

それから、一部で FT8の 国内ch/DXchを分けたら・・という議論があるようだ。
DX用としては 暗黙の了解事項というか既成事実というか 50.313MHzということになるのだが、国内用として もうひとつチャネルを設定しておくことには賛成である。が、実際問題 3kHzくらいで済むのか?? という気もしている。もっと離した方が良いのでは?? ・・例えば 20kHz以上とか。


2018.03.05 追記:

3月4日 08:35~18:00jstに再度デコード比較を実施した。

FT8 Decode比較 総Decodeミス有効単独Decode
JTDX 18.1.0.76 24142372
WSJT-X 1.9.0-rc223822361
MSHV 1.69 23622341

結果はTABLEのとおり。例によって JTDXは HINT on、FT8 threads 4。WSJTとMSHVは enable AP。

各ソフト単独でのデコードというのもあるが僅かであった。今回は ほとんど差が無いといっても良いだろう。*3

ということで、好きなソフト 使い勝手が良いと思うソフトを使うのがよろしいかと・・ (^^)



次のネタはMMANA。

MMANAの計算時間=108990.77秒≒30時間!!

ウチには 21/28の 3エレと14の逆Vは上がっているが、18/24MHz用のアンテナは無い。

メーカー製のものを買う気もしないし*4、今ある14MHzの逆Vの性能は落とさずに なんとかして18/24を追加することはできないか・・ てことで MMANAのデータを ずっとちょしまし*5していた。

で、14/18/24のトライバンド・ワイヤ・アンテナのデータをMMANAの最適化機能で計算させたのだが、その計算時間が・・ 過去最長となったのである。

108,990.77秒・・ということは、約30時間*6である。いや、まいった。MMANA-GALのPro版は計算速度なんぼか速いそうだが・・それでも 1.5倍程度? ・・ 1万8千円は高いかも。

てことで、肝心のアンテナそのものについては また別の機会に・・ (^^)


4nec2によるhhu1295-22-50のパタン


それから・・ アンテナ・シミュレーション・ソフトについては、 4nec2というヤツも使ってみた。

確かにリアルグラウンド上でのインピーダンス計算が正確にできるという強みはある*7のだが、ある程度は NEC2 for MMANAでもできるし、やはり長年使っているMMANAの方がしっくりくる。

以前作った22エレHヘンテナのMMANAデータを 4nec2に変換してみたりもしたが、計算結果は ほぼ同じだった。

ただ、計算速度についてはまだ検証しておらず、もうすこし試用を続けてみたい。



次のネタは eQSL.cc。

2016年末にアップロードしてから途絶えていた eQSL.ccへのLOGデータUPだが、1月21日分のLOGまでアップロード完了した。

しかし、いまだにLOGの日本語部分は文字化けしてしまう*8。これはもう信用おけないと言わざるを得ない。

というわけで、qrz.comの QSL by eQSL? の項目を No に書き替えた。今後はホントにもう eQSL.ccには UPしないつもりでいる。

なお、LoTWには こまめに UPしてるつもりである。(^^;)



次のネタは SWLカード。

たまに SWLカードが届く。外国のSWLからも届く。かつてはKPIも開局前にSWLカードを発行していた時期があった。JARL準員のSWLナンバは今も覚えている。だから、SWLカードをもらったら できるだけQSLを発行してきた。*9

しかし、昨今ではネットが発達し、クラスタ等を見てるだけでSWLカードに書くべきデータが揃ってしまうし、実際に怪しいカードが届いたりもする。

そこで、SWLカードには 通常の記述に加えて、当方が相手局に送ったレポートも記述することを要求したい。

On the SWL card, also need to display the RST sent to the other station.

ちなみに、当方の後期のSWLカードには この項目が存在していた。50年近く前の話である。


*1 以前は -24dBといえば全部ミスデコードだった。-22dB,-23dBは見たことなかった。

*2 FT8 DXpedition Modeってのが搭載されるもよう。さらなる高速QSOが・・?

*3 この後で出た JTDX 18.1.0.77は さらに ミス・デコードが多いようにも思うが・・

*4 クリエートの 830V-1も考えたが、回転半径が4.5mなので隣家の領空侵犯になってしまう。菓子折お届けして そこんとこヨロシク!・・などと借りを作ってしまうのは意地でも避けたい。ま、メーカ製のトラップDPというのもナンだし・・(^^;)

*5 秋田語: ザックリ言うと「いじる」ということ。「メインテナンス」「改造」「改良」という意味合いもある。

*6 一回 2分程度のを900回程度計算させて ようやく収束したということ。

*7 その他 いろいろと高機能なことは確かだ。

*8 データベース自体はOKだが、ADIFファイルからの変換時に化けてしまう。もしかして、eQSLというより ADIF規格自体が持つ宿命なのか・・??

*9 しかしながら、無線ってのは やはり「送信してナンボ」の世界・・ だと思うのよね。だから・・ がんばって!

Tada/JA7KPI : 2018年02月12日(月)

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