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[Radio] ARRL 160m

2017年09月08日 18時 更新

昨年もちょっとだけ参加した ARRL 160m コンテストに 出てみた。

昨年と違うのは、アンテナラジアル・アース。今年はATU無しでSWRがちゃんと落ちている。

と いうことで、いきなり結果発表。どうせ入賞云々のレベルじゃないし。

<タイムチャート>

    | 10 11 12 13 14 15 |小計
----+-------------------+----
 1.9|  3  1  -  1  8  4 |  17
----+-------------------+----

    | 10 11 12 13 14 15 |小計|合計
----+-------------------+----+----
 1.9|  -  -  -  2  1  - |   3|  20
----+-------------------+----+----

昨年は たった 2局だけだったが 今年は10倍だ。もっとも、聞こえてたのに交信できなかった局が同じくらい存在する。ま、パワーがパワーだから仕方ないか。

500W程度出せば とりあえずQSOできるのかな・・とも思うけど、KWerが呼んでも無反応な局も数局いらっしゃったような・・ (^^;)

CONDXは、最初の晩の23時~24時JSTあたりが良かった。二日目の晩は いまいちCONDX上がりきらなかった。

入感の具合は、なんかフワフワしていて符号一文字の中でもQSBがあり、短点脱落とか 逆に連続する短点が長点に聞こえるとかいう感じだった。このため、普段どおりQRSで打っていたのを途中から ある程度速いキーイングに変えた。

こちらがロウ・パワーなので、カスカスで入感している局を呼んでも まず取ってはもらえない。Sメータを振らして入感してる局なら可能性アリだ。ただし、弱くて多分無理・・と思ってた局がしっかりコールバックしてくれることも。いやー、立派な耳をお持ちで。(^^)


獲得マルチは次のとおり。

 [10] AZ (Arizona) PAC (Pacific) UT (Utah)
 [11] NV (Nevada)
 [13] CO (Colorado)
 [14] MT (Montana) WWA (Western Washington) OR (Oregon) ORG (Orange) ID (Idaho)
 [15] SV (Sacramento Valley)

真ん中よりも西側の地域ばかりである。ま、当然か。東海岸は聞こえもしなかった。また、カナダの局も 2局聞こえていたが、交信はできていない。

我慢のコンテストだったが ガチ参加でもないので気楽だった*1。予想以上に出来たし、SO HAPPYである。*2


LOGはEメイル添付で送ったのだが、2度ほど Contest Robot から戻されてしまった。

QSO:  1800 CW 2016-12-03 1002 JA7KPI        599 DX     N*7**         599 AZ

こんな感じに、送ったRPTと相手局コールサインの間に何某かの文字列がないとエラーになってしまうため、DXという実際には送っていない文字列を入れるということのようだ。
規約には DX局はシグナル・レポートのみExchange・・と書いてあったのでそのようにしたが、実際には 599JA とかJAを付けて送っている局も相当数いた。ここらへん、混乱のモトであろう。*3


ついでに 秋以降のロウバンドDXの出来高について ちょっと書いておく。すべてスローパーモドキでのQSOだ。

1.8 今回のARRL160m以外は、EuRussia と Canadaのみ。
3.5 Ukraine Montenegro Czech Latvia Micronesia Lithuania Norway Sweden Bulgaria ・・と結構できた。
  7 Croatia Uzbekistan Ukraine Bulgaria Argentina Chatham NewCaledonia こちらもまずまず。
 10 Tuvalu Micronesia Chatham Indonesia ATU経由だが なんとかできた。

ロウバンドは やはり早起きするのが良いわけだが、なかなか朝型になれない。一生なれないかも。



2017.04.14 追記:

Single-Operator Low Power の DX部門で Top 10に入ったもよう。ちなみに、Top 10 には JAが 4局入っていて、当方は JAの 3位。

詳細は まだ公表されていないが、2局分 減点された(18*2*11=396)か。



2017.05.05 追記:

詳細結果が出た。

396点(18局×2×11マルチ)で シングル・オペレータ部門の JA 12位。さらに ロウ・パワー・カテゴリでは JA 3位。

シングル・オペレータ/ロウ・パワーでは、世界 7位ということなので、JAのレベルって高いんだな。

20局くらいに振られてるから、1kW出したとしても 40局 20マルチくらいか。でも JAトップには立てないな。やはり受信アンテナも必要になるのだろう。

さておき、この結果は ひじょーに嬉しいっ!!



2017.09.07 追記:

びっくり。ARRLから郵便が届いたので、まさか・・と 思ったら・・

ARRL 160m Contest AWARD

スコアは大したことないし、紙の賞状には あまり思い入れが無かったんだけれど・・ これは 嬉しかった。

20年前 初めて JARL FDコンテスト X14で 全国1位の賞状もらったとき以来の嬉しさであった。あのときも自作アンテナでの入賞だったし・・

それにしても・・ 送ってくれるんだねぇ・・ (^o^)


*1 JAからの参加は ほとんどハイパワーだと思ったら、昨年の記録では ロウパワーも意外に多かった。

*2 秋田県からの参加は、JA7BME JA7GYPの2局を確認。東北管内ではJA7QVIが強く、当方にカスカスで入感している局とも すんなりできてたようなのでスゴイと思った。

*3 hamlife.jp の記事では、RST+ITU zone を送る・・などと誤った紹介になっている。実際に そのように送っている局もいた。

Tada/JA7KPI : 2016年12月05日(月)
コメント(4) [コメントを投稿する]
JH7QVT 2016年12月06日(火) 12時

垂直部26m位の逆Lで聞いてましたが、あまり聞こえませんでしたね。KPIさんの信号はフルスケールで強力でした

JA7KPI 2016年12月06日(火) 22時

昨年はローディング逆Vとスローパーモドキを切り換えてみましたが、同一バンドのアンテナが近接していると どうしても干渉してしまうようです。<br>今年はスローパーモドキに絞り、SWR改善、ラジアルアース追加など修行を重ねた結果、皮算用以上に聞こえてくれました。

JH7QVT 2016年12月06日(火) 22時

接地抵抗は10Ω以下でラジアルは3本ほど張ってますが、送信用アンテナなので受信はイマイチですね。長さは1.9に合わせて1.8は+コイルでシャックからリレーで操作しております。ともにバンド内は1.0なのですが垂直系のためノイズを拾いやすく受信は厳しいです。今回は送信しませんでした。

JA7KPI 2016年12月07日(水) 00時

最近のノイズは多様なので水平系でもけっこう拾うみたいですよ。ウチのPC電源のノイズがそうでした。<br>ロウパワーなので受信専用ANTは まだ先の話かな・・ (^^)


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