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[Radio] 青秋林道終点

2016年10月23日 09時 更新

青秋林道終点については いろいろと問題があり、移動しにくい場所といえる。
とはいえ 一度もマトモに運用してないというのもナンなので、とりあえず・・という感じで移動してみた。

青秋林道終点。紅葉も既に色あせ済み。

今回は あえて No HF & No CW。144/430のFMのみ。

10月初旬頃までなら 紅葉狩りや二ツ森登山客のクルマで埋まってしまうのだが、さすがにもうオフシーズン。林道終点には誰もいなかった。*1

144と430のアンテナを立てる*2。無風だし 地上高 5m程度なのでステーは要らないのだが、地面の具合を診るため あえてステー 張ってみた。石が多く あまりいい具合ではない。

ワッチを始めたのは14時過ぎから。*3

いきなりJH9局同士のラグチュウが入感。えっ こんな時季に !? アセアセっと145.00にQSYしてCQを出すが 呼んでくれるのはローカルさんのみ。おっかしいなぁ・・ と JH9局がいた周波数に戻ってみたらもう終わってるもよう。

再度CQ出して 上越市から呼ばれる。距離は約400km。ほぼ海上伝搬で 間に山岳は無いので、この伝搬はダクトと思われる。しかし かなり安定。

気圧配置としては、8月のダクトと同様 高気圧に覆われているようだが、こちらの天気は一部青空は見えているものの雲が多い。


この交信の後、バンドをサーチしていたら、145.06MHzで、なんとハングルが聞こえるではないか!! ホントかよ!?
ラグチュウしてるっぽい。コールサインは両局とも HL5だと思う*4が、フルコールは早口なのとQSBで取れなかった。

なお、ビーム方向は上越市や 9エリア局よりも さらに西だったので間違いないと思う。本物だとしたら 距離は約1,000km。
まあ、昔は 韓国のUHF-TVも受信できたことがあるので可能性はあるわけだが、それは初夏のハナシである。

ここで、再度 CQを出す。英語っぽい発音で Calling CQ and standing by ・・なんてやってみるが、やっぱりローカルさんしか呼んでくれない。

ローカルさんと交信後、145.06に行ってみるとハングルはまだ聞こえているが 信号はかなり弱くなってしまっている。ブレーク!とか This is JA7KPI とか ちょっかい出してみるが気づいてくれない。145.00で再度CQ出すが、HLのコール・チャネルって 145.00じゃない可能性あるのか?

バックの青森市から呼ばれて北東に向け直したらフル・スケール。さらに むつ市からも呼ばれる。

この後 三たび145.06に戻ってみたら、もはやカスカスで なんかしゃべってるかな・・というレベルまで低下。ずっと張り付いていたらチャンスあったのかもしれないが・・時 既に遅く・・ とうとう消感。しかしトータルでは 30分以上入感していたことになる。


その後 145.06で CQ出してる局を発見。しかし、これは新潟 加茂市の山岳移動局であった*5。ハンディ機とのことだったが、安定に入感していた。
430にもQRVし、青森市(旧 浪岡町)モービルを かなり追いかけることもできた。

北方面は 北海道も期待していたのだが、残念ながら聞こえなかった。やはり 午前中からQRVすべきなのだろうな・・

帰宅してネット検索してみたが、秋田県北部と新潟がオープンしたという情報は上がっていた*6ものの HLの件は検証できなかった。いや、ホントなんだってば。

しかし・・ HLはさておいても、この時季のダクトというのは極めて珍といえるのでは??


*1 運用中 クルマ計3台 お出ましになったが、すぐお帰りになられた。

*2 現地は傾斜しているのでタイヤベースに約1.5cm厚の板などを噛ませてマストを垂直にする手立てが必要。

*3 パイロット信号としてFM山形の80.4MHzをカーラジオで聴いていたが、標高800mを超えてから入感しだした。

*4 HL5は 韓国南西部地域に割り当てられており、日本海沿岸も含まれている。

*5 猿毛岳 標高326m。距離約320km。

*6 http://9210.teacup.com/2m_es_mania/bbs

Tada/JA7KPI : 2016年10月22日(土)

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