青秋林道終点については いろいろと問題があり、移動しにくい場所といえる。
とはいえ 一度もマトモに運用してないというのもナンなので、とりあえず・・という感じで移動してみた。
今回は あえて No HF & No CW。144/430のFMのみ。
10月初旬頃までなら 紅葉狩りや二ツ森登山客のクルマで埋まってしまうのだが、さすがにもうオフシーズン。林道終点には誰もいなかった。*1
144と430のアンテナを立てる*2。無風だし 地上高 5m程度なのでステーは要らないのだが、地面の具合を診るため あえてステー 張ってみた。石が多く あまりいい具合ではない。
ワッチを始めたのは14時過ぎから。*3
いきなりJH9局同士のラグチュウが入感。えっ こんな時季に !? アセアセっと145.00にQSYしてCQを出すが 呼んでくれるのはローカルさんのみ。おっかしいなぁ・・ と JH9局がいた周波数に戻ってみたらもう終わってるもよう。
再度CQ出して 上越市から呼ばれる。距離は約400km。ほぼ海上伝搬で 間に山岳は無いので、この伝搬はダクトと思われる。しかし かなり安定。
気圧配置としては、8月のダクトと同様 高気圧に覆われているようだが、こちらの天気は一部青空は見えているものの雲が多い。
この交信の後、バンドをサーチしていたら、145.06MHzで、なんとハングルが聞こえるではないか!! ホントかよ!?
ラグチュウしてるっぽい。コールサインは両局とも HL5だと思う*4が、フルコールは早口なのとQSBで取れなかった。
なお、ビーム方向は上越市や 9エリア局よりも さらに西だったので間違いないと思う。本物だとしたら 距離は約1,000km。
まあ、昔は 韓国のUHF-TVも受信できたことがあるので可能性はあるわけだが、それは初夏のハナシである。
ここで、再度 CQを出す。英語っぽい発音で Calling CQ and standing by ・・なんてやってみるが、やっぱりローカルさんしか呼んでくれない。
ローカルさんと交信後、145.06に行ってみるとハングルはまだ聞こえているが 信号はかなり弱くなってしまっている。ブレーク!とか This is JA7KPI とか ちょっかい出してみるが気づいてくれない。145.00で再度CQ出すが、HLのコール・チャネルって 145.00じゃない可能性あるのか?
バックの青森市から呼ばれて北東に向け直したらフル・スケール。さらに むつ市からも呼ばれる。
この後 三たび145.06に戻ってみたら、もはやカスカスで なんかしゃべってるかな・・というレベルまで低下。ずっと張り付いていたらチャンスあったのかもしれないが・・時 既に遅く・・ とうとう消感。しかしトータルでは 30分以上入感していたことになる。
その後 145.06で CQ出してる局を発見。しかし、これは新潟 加茂市の山岳移動局であった*5。ハンディ機とのことだったが、安定に入感していた。
430にもQRVし、青森市(旧 浪岡町)モービルを かなり追いかけることもできた。
北方面は 北海道も期待していたのだが、残念ながら聞こえなかった。やはり 午前中からQRVすべきなのだろうな・・
帰宅してネット検索してみたが、秋田県北部と新潟がオープンしたという情報は上がっていた*6ものの HLの件は検証できなかった。いや、ホントなんだってば。
しかし・・ HLはさておいても、この時季のダクトというのは極めて珍といえるのでは??
*1 運用中 クルマ計3台 お出ましになったが、すぐお帰りになられた。
*2 現地は傾斜しているのでタイヤベースに約1.5cm厚の板などを噛ませてマストを垂直にする手立てが必要。
*3 パイロット信号としてFM山形の80.4MHzをカーラジオで聴いていたが、標高800mを超えてから入感しだした。
*4 HL5は 韓国南西部地域に割り当てられており、日本海沿岸も含まれている。
*5 猿毛岳 標高326m。距離約320km。
*6 http://9210.teacup.com/2m_es_mania/bbs