山の日。50MHzは朝からユルくEsが出ていたが、お昼近くになって144MHzFMをワッチしてみると 兵庫 豊岡市のJR3KQJ/3が59+で入感している。430MHzでも59だ。
急遽、クルマに積んでいた1200MHzのアンテナをルーフタワーの上 約1mにビニテでくくりつけ、144でKQJ局を呼ぶ。「1200持ってきてますか?」当然持ってきているハズ。
で、1294.050のCWということでQSY。しかし・・聞こえない。・・やはり1200MHzはダメか・・と、思ったら・・周波数が約900Hz高くズっていた。ちょっと弱いが 了解度は 5。
1294.0509MHzで無事にQSO。1200MHzでの初めての県外とのQSOだ。感激~!! あちらからは AT県との 1200MHz 1st CW QSOだと打ってきた。
1200では CWでしかQSOしなかったが、ダメモトでSSB/FMも試すべきだったなぁ・・ 舞い上がってて そこまで考えなかったよ・・ (^^;)
伝搬ルートをチェックすると、ほぼ海上伝搬である。
気圧配置としては、能登半島の北の海上に高気圧があり、南方には熱帯低気圧と台風。太平洋上には日本列島に沿うように停滞前線がある。
ワッチを続けると、144/430で新潟各局、144で出雲市移動局も聞こえていたが、50MHzは静かだった。ただ、新潟 津南町の一局のみが59+で入感してラグチュウできたのだが、これは関係あるのだろうか。
さて、日本海ダクトといえば 5月~6月・・みたいな感じを持っていたのだが、LOGを調べてみると8月にも けっこうOPENがある。ただし9月に入ると極端に減ってしまうようだ。
また、今回のダクトでは標高560mの山の上のKQJ局だけが聞こえたものの、その周辺の平地の局はまったく聞こえなかった。しかし、KQJ局の信号はかなり広範囲に落ちていたようで、札幌ともQSOできたということである。
ダクト・・天然の導波管の中にKQJ局のアンテナが頭を出し、出口の開口面は広くなっていたということか。うーむ、興味深い。
文献を調べてみると、日本海ダクトは 5月~9月にかけてよく発生し、ピークは 5月と 8月にある・・ 送受信地点両方の天候が晴れていれば発生確率が高くなる・・らしい。
そういえば・・ 確かに晴れの日に発生することが多かったように記憶している。
FMモードでは、スケルチ開かないレベルでもヘッドフォンかければ了解度 5 ・・ということもあるので注意が必要だ。
すごいですね~ 関東では経験できません。
当地では、豊岡~鳥取~出雲あたりは144MHzで毎年のように入感します。<br>関東でも千葉まで東に行けば、釧路~根室あたりとQSOできる可能性は出てくると思いますけどね。