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[Radio] 日本海ダクト再び

2016年08月13日 06時 更新

山の日。50MHzは朝からユルくEsが出ていたが、お昼近くになって144MHzFMをワッチしてみると 兵庫 豊岡市のJR3KQJ/3が59+で入感している。430MHzでも59だ。

急遽 5el.クアトロ・ヘンテナをくくりつける。

急遽、クルマに積んでいた1200MHzのアンテナをルーフタワーの上 約1mにビニテでくくりつけ、144でKQJ局を呼ぶ。「1200持ってきてますか?」当然持ってきているハズ。

で、1294.050のCWということでQSY。しかし・・聞こえない。・・やはり1200MHzはダメか・・と、思ったら・・周波数が約900Hz高くズっていた。ちょっと弱いが 了解度は 5。

1294.0509MHzで無事にQSO。1200MHzでの初めての県外とのQSOだ。感激~!! あちらからは AT県との 1200MHz 1st CW QSOだと打ってきた。

1200では CWでしかQSOしなかったが、ダメモトでSSB/FMも試すべきだったなぁ・・ 舞い上がってて そこまで考えなかったよ・・ (^^;)


伝搬ルートは ほぼ海上のみ。

伝搬ルートをチェックすると、ほぼ海上伝搬である。

気圧配置としては、能登半島の北の海上に高気圧があり、南方には熱帯低気圧と台風。太平洋上には日本列島に沿うように停滞前線がある。

ワッチを続けると、144/430で新潟各局、144で出雲市移動局も聞こえていたが、50MHzは静かだった。ただ、新潟 津南町の一局のみが59+で入感してラグチュウできたのだが、これは関係あるのだろうか。

さて、日本海ダクトといえば 5月~6月・・みたいな感じを持っていたのだが、LOGを調べてみると8月にも けっこうOPENがある。ただし9月に入ると極端に減ってしまうようだ。

また、今回のダクトでは標高560mの山の上のKQJ局だけが聞こえたものの、その周辺の平地の局はまったく聞こえなかった。しかし、KQJ局の信号はかなり広範囲に落ちていたようで、札幌ともQSOできたということである。

ダクト・・天然の導波管の中にKQJ局のアンテナが頭を出し、出口の開口面は広くなっていたということか。うーむ、興味深い。


文献を調べてみると、日本海ダクトは 5月~9月にかけてよく発生し、ピークは 5月と 8月にある・・ 送受信地点両方の天候が晴れていれば発生確率が高くなる・・らしい。

そういえば・・ 確かに晴れの日に発生することが多かったように記憶している。

FMモードでは、スケルチ開かないレベルでもヘッドフォンかければ了解度 5 ・・ということもあるので注意が必要だ。


Tada/JA7KPI : 2016年08月11日(木)
コメント(2) [コメントを投稿する]
JP1LRT 2016年08月13日(土) 00時

すごいですね~  関東では経験できません。

JA7KPI 2016年08月13日(土) 06時

当地では、豊岡~鳥取~出雲あたりは144MHzで毎年のように入感します。<br>関東でも千葉まで東に行けば、釧路~根室あたりとQSOできる可能性は出てくると思いますけどね。


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