早起きして ギガヘルツコンテストに参加。
このコンテストは、1200MHz以上の CW、SSB、FMの 3モードの交信が有効となる*1。主催は JARL新潟県支部で、信越管外局は信越管内局との交信のみ得点となる。
事前に某局が長野県下高井郡に移動するという情報をつかんでいたが、カシミール3Dで線を引いてみたら鳥海山ならギリで交信できるっぽい。先日の1200MHzでの初県外QSOの余韻もあり、これは行かなければ・・ということと相成った。
23時頃就寝。02時過ぎ起床。02:50頃出発。05:30現着。*2
移動地は 鳥海山五合目の鉾立*3 PM99XC。標高 約1,150m。*4
真南方向は山腹の陰になってしまうため、南に飛ばすためには少しでも西に陣取った方がいいかも・・と、当初の計画では 登山者駐車場*5の西はずれを予定していたが、現着時には早くも埋まっていた。このため少し上の一般駐車場*6に駐車。*7
アンテナは 地上高 4mに上げた*8 5エレ クアトロ・ヘンテナ*9。
06:00 コンテスト開始。数分後、FMのサブチャネルでCQ出してる妙高市移動局を発見。昔は呼び出し周波数で そのままナンバ交換なんて話もあったのだが、ほぼ144/430と同じようだ。もっとも2400MHz以上ではどうか知らないが。
FMでのナンバ交換が終わったら、先方からSSB/CWのリクエストがあり、1MHzダウン。そういえば1200MHzの周波数使用区別ってどうなってたっけ・・チェックすると FMは 1294.90~1295.80、SSB/CWは 1294.000~1294.500のもよう。SSBとCWでQSYしなくてもいいので楽。*10
リクがあれば QSYは楽なのだけれど、CWやSSBでは だいたいどのあたりをワッチすればいいのかよく判らない。FMで 存在は判るが復調できない局でも SSB/CWなら十分了解可能な場合があり SSB/CWバンドのワッチも重要。
けっきょく 1294.010~1294.250あたりをワッチすることにした。
その数分後、かの長野県下高井郡移動局が FMで入感。予想よりもかなり強力で、FM/SSB/CWで あっさりと交信成立。
同局は この後 何度も入感してきていたが、コンテスト終盤にはリアル59+だった。先方が新潟市街へアンテナを向けると、その先に ちょうど鳥海山が位置しているという良好な条件にも恵まれた。
伝搬ルートは図のとおり。距離は約280km。この区間は見通しではなく、山形/新潟県境付近の山が立ちふさがる格好にはなっているものの、スレスレで見通しにならない・・というレベル。通常よりもほんの少し大きい大気の屈折率のおかげで なんとか交信できたものと思われる。
これと同じルート上の長岡局は Sが極めて弱く QSBも認められたのだが、下高井郡移動局は やはり先方の標高も利いているのだろう。
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | QSO |
144 | 1 | 1 | 2 | ||||||||
430 | 1 | 1 | 2 | ||||||||
1200 | 3 | 16 | 19 | ||||||||
Total | 5 | 1 | 17 | 23 |
ということで、今回の秋田県にかほ市移動運用の出来高は TABLEのとおり。
144MHzでは北海道伊達市*11とも交信できているので、VUHF的には良いCONDXだったのだろう。
<タイムチャート> | 06 07 08 09 10 11|合計 ----+------------------+---- 1200| 9 1 2 1 3| 16 ----+------------------+---- 合計| 9 1 2 1 3| 16 累計| 10 13 |
コンテスト的には11時を過ぎてログが まったく進まず 早期撤収も考えたのだが、元気にCQ出してる局の信号を聞いて思い直した。結果的に11:30過ぎに 3交信 上積みできて よかった。16交信のモード別は FM:6 SSB:6 CW:4。
どうもありがとうございました。この次は 5600MHz・・かな?・・
p.s. 帰路・・ あれ? 俺って もしかして眠いのか? ・・あっ 危ねえッ!! orz
2017.01.07 追記:
JARLNEWS 2017年冬号にコンテスト結果(入賞局)が掲載されたが、支部のWebサイトには なかなか掲載されないため、なんか問題でもあったのか・・と催促メイルを出したら、コンテスト結果がメイルで送られてきた。
JARLNEWSの締め切りは11月20日だったので、その日には既に結果が出ていたハズである。なぜWebにUpしないのだろうか。
それはさておき、集計おつかれさまでした。
結果としては 管外局個人1200MHzシングルバンドで 1位をゲット。オールタイムレコードも皮算用どおりとなった。ちょっとウレシイ。(^^;)
*1 同一局との モード違いのQSOがそれぞれ得点計上可能。
*2 自宅から2時間40分。岩城IC~象潟ICは高速使用(無料区間)。帰路も同時間だった。
*3 トイレも食堂もある。
*4 10%程度の坂は沢山あるが、それを超える坂は 無いのでは? 自転車でも登れそう。
*5 標高は10mちょい低いが誤差の範囲。
*6 登山者は登山者用駐車場に停めてね・・という看板アリ。駐車場、もしかしたら不足なのかも。
*7 陽が陰ると涼しいが、直射日光は熱い!
*8 この日はKCJや胆振日高コンテストもあり他のアンテナを持ってくるか悩んだのだが、けっきょくクルマに取付けたホイップ以外は このクアトロヘンテナだけにした。が、これだけでも十分・・というか、非常に目立ってしまうのだった。登山者駐車場なら目立ち度が少し落ちると思うけど シーズン中は気をつけた方がいいかもね。
*9 だいたい 12~13エレメントの八木宇田と同等ゲインと思われるが、垂直面指向性は若干ブロード。これに八木宇田的な導波器を増設して即席ゲインアップさせようとシミュレーションを重ねてみたがうまくいかなかった。クアトロヘンテナとして多エレ化する分には問題ないようだが・・ そのうち再挑戦。
*10 1200MHz以上では電信/電話の使用周波数帯の定めがない。総務省告示を守る必要はある。
*11 距離は約380km。胆振日高コンテストでの交信だったが・・ 電子ログ不可とのこと・・
3モードでのQSO、ありがとうございました<br>結果的に唯一の管外局でしたが、しっかりと針を振らせて入感していたので、直感で鳥海山だと分かりました。でも直線距離で280kmもあるとは、この記事を拝読するまで知りませんでした(汗<br>次回は5600MHzでもよろしくお願いしますhi!
唯一の管外局・・とすると、レコード更新できるかな?<br>さておき、5600MHzは年内に免許とRIGをなんとかしたいところです。