ZCR/bLOG


ALL TOHOKU REPRISE

2016年09月29日 23時 更新

オール東北チャリティーコンテストに参加。
まだ引きずっているのか ヤル気いまいち出ず、二日目からのQRVである。

だが、09時から始まるこの時間割、06時からの誤植じゃねーの !?

だいたい、なんでハムフェアとカブってるんだ? 当方は行けないけど、行ってる人たちは、ま・・ 参加できんわな。*1

そんなことはさておき (^^;)、今回は*2 28MHz シングルということにした。 移動地は 北も南も期待できる 南秋田郡 五城目町の森山 QM09BX。標高は 約250m。*3

05時15分起床・・の つもりが二度寝してしまい ハッと気づいたら06時。なんだかんだで出発が07時。現地到着は08時を過ぎていて、09時直前にQRV可能となったのだが LOG用のPCが起動しない。てゆうか、クルマのアクセサリ端子に電圧が出ておらず*4、けっきょく紙ログで走ることに。


Gapped Delta in 五城目町 森山。駐車位置 間違って、アンテナ上げてみたら木が邪魔で回転できない。

09時からQRV。しかし中国方面と思われる違法FMしか聞こえない。このQRMを避けて 28.054MHzで CQ JA7TEST・・・

10分程度空振りが続き、ようやく静岡から呼ばれた。信号強度はそこそこ強い。安定度もある。その次には関西方面からも。
以後、ぽつりぽつりと呼ばれるという状態に。

だが、10時台に入るとパッタリ呼ばれなくなってしまうのだった。

他のバンドを覗いてみると、21は ほとんど同じ状況。14は ちょっと良いくらい。7は そこそこだったものの、賑わっているという状況ではなかったように思う。

他バンドやV/UHFに寄り道しつつも CQを出し続けるが、近場のみ。
その近場も、出てくれさえすれば取れると思うのだが、いかんせんQRV局がいない・・のか?? *5


出来高は次のようになった。他エリアとのQSOは 正規のEsではない・・と そのときは思った*6 のだが、定かではない。

<時間およびエリアごとの交信局数>

[28 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0     合計    累積

 [09]    7     3     4     1     -     -     -     1     -     -     16      16
 [10]    -     -     -     -     -     -     1     -     -     -      1      17
 [11]    -     -     -     -     -     -     2     -     -     -      2      19

Total    7     3     4     1     -     -     3     1     -     -     19

50MHzではホイップで隣県が聞こえていたので*7、28でも期待して15時まで辛抱してみたが、けっきょく午前中のみの交信で終わった。紙ログでも ノー・プロブレムである。*8


SWR to Freq. of Gapped Delta。黒:シミュレーション値、赤:実測値。バンド内 SWR<1.5。


さて、今回使用したアンテナは JIDX 2015以来の登場となる Gapped Delta*9だ。

前回、シミュレーションと実際の調整後の寸法の差について「マストが近接することでエレメント端が太くなったように動作しているものと考えられる」・・と考察した。

今回、マスト近傍のエレメント径データを少し太くして設計し直したところ、SWR特性はシミュレーション値にかなり迫ることとなった。*10
しかし、実際の帯域幅がシミュレーションよりも広い*11のが怪しい。実際のエレメントの近似径がシミュレーションよりも太いのかもしれない。*12

このアンテナ、28MHz用のシングル・エレメント・アンテナとしては、最強の部類に入るのではないかと思っている。*13


MMANA data file
Gapped_D_28.maa ←適当にお使いください。



2016.09.29 追記:

早くも結果が公表されたが、28MHzでの管内エントリは当方のみだったもよう。

50MHz 2位のSSJ局とはできたが、1位のNOT/7は聞こえなかった。どこ移動なのか気になる。


*1 ついでに 能代宇宙イベント http://www.noshiro-space-event.org/ とも カブってるんですけどぉ・・

*2 今回 も・・かも?

*3 あまりの暑さに 標高800m以上の青秋林道方面もアタマをよぎったが、ぐっとこらえた。

*4 帰宅後チェックしたら、クルマ側のヒューズ(15A)が切れていた。原因不明。

*5 14/21MHzからの 釣り上げ作戦という手もあったか・・しかしなぁ・・(^^;)

*6 5,6エリアとできなかったし、1エリアの信号強度が超強力ではなかった・・というのも理由。

*7 144FMでも山形県寒河江市などとQSOできた。コンテスト外だけど。

*8 実際は帰宅後にポスト・コンテスト・モードで ZLOGに入力し、さらに HAMLOGに変換。コンテスト・ログとしては、ZLOGから 最新JARL型式に変換後メイル送付。

*9 以前は Gapped Delta Loop と称していたが、ギャップがあるため ループになりようがないわけで、Loopという語を外すことにした。

*10 マストの影響から逃れるため、ギャップをもっと広くした方がシミュレーション値に近づけることができるものと考えられる。

*11 どこかに損失があってSWR特性を広く見せている・・という疑惑も??

*12 実際のエレメントは L型アングル材を使っているが、シミュレーションのデータとしては円形断面に換算している。

*13 地上高が10m程度の場合。地上高が稼げるのなら ヘンテナ系の方が有利か。もちろん八木系の方が さらに上。けど、八木ばかりでは おもしろくないでしょ? (^^;)

Tada/JA7KPI : 2016年08月21日(日)

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