大型連休、05年から本格移動し始めたのだが、移動無しは 09、12、15年。
昨年は連休直前にタワー建てたので まぁ仕方なかったが、今年は なぜかヤル気出ず。
けっきょく今年も移動運用は無し。
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | DX | QSO |
1.9 | 3 | 2 | 1 | 10 | 2 | 18 | ||||||
3.5 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 5 | 12 | |||||
7 | 3 | 3 | ||||||||||
10 | 4 | 4 | ||||||||||
14 | 1 | 1 | 2 | |||||||||
21 | 5 | 1 | 1 | 7 | ||||||||
28 | 1 | 1 | 1 | 3 | ||||||||
50 | 10 | 2 | 3 | 5 | 26 | 1 | 3 | 7 | 57 | |||
Sat | 6 | 1 | 1 | 3 | 33 | 5 | 3 | 1 | 53 | |||
Total | 20 | 3 | 2 | 2 | 5 | 9 | 29 | 63 | 8 | 10 | 8 | 159 |
常置場所で 細々とQRVするも、CONDXは上がらず。
先のオール東北の自粛*1の余波が続いていて、いちおう予定していた東京コンテストや QRPスプリントも パス。*2
てことで、連休期間中の交信数は TABLEのとおり。
1.9/3.5は、北海道大移動のJO2ASQ局 追っかけがメイン。
以前の低地上高ローディング逆L*3では、パイルに勝てず ラストに ようやくできて NW QSYとかいうことも多かったが、今回は仮設とはいえそれなりのアンテナが上がっていたので割とすんなりQSOできた。
なお、1.9では 逆Lスローパーモドキ*4とローディング逆Vでは、同等の局面もあったが逆Vの方が良い場合が多く、実際QSOしたのも すべて 逆Vであった。
さて、これらの 逆Lスローパーモドキ と ローディング逆V は 波長的に非常に近接して設置されている。ターンスタイルのようにある程度のアイソレーションが確保されているわけでもないので、当然ながら 相互干渉があるハズ・・
と、いうことで、MMANAで双方のアンテナとトタン屋根込みで計算させてみた。
なお、以前は 一階の屋根と二階の屋根を銅線で接続していたが、タワーと逆相の電流が流れてしまい、ゲイン低下につながるので廃止。実環境でも既に撤去済みだ。
したっけ、双方のアンテナは一体化してしまっていて給電位置を変えることにより水平面指向性が180度変化。垂直面指向性には大きな変化がない・・という計算結果*5に。
なお、MMANAの画面では 170度方向が真北。今回のASQ/8追っかけは、画面では200度方向で 若干逆V給電の方が良さそう・・というレベルだが、もっと低い打ち上げ角・・例えば5度で計算させると、逆V給電の方が 7dB程度良好という計算結果となる。これは、以前1.8MHzでの北米受信結果とよく合致する。
しかし、このビーム切り替えシステムモドキ・・ もっとスマートな形にできないものか・・
ローディング逆Vについては、恒久的な常置場所用アンテナとして作り直す予定であり、大きめのトラップを製作中。
ロウバンドは まあまあ良かったものの、7~18MHzについては、パッとしなかった。
ハイバンドの調子が悪くても 7や10MHzならなんとかQSOできるということもよくあるわけだが、今回のCONDXでは 北海道を呼ぶ西日本局は聞こえても ご本尊の北海道(ASQ/8)が聞こえなかった。
14MHzで 距離300~400km程度の場合、低地上高のDPでカスカスながらQSO成立ということもあるのだが、かすりもしなかった。
21MHzでは、3エレ効果で もうすこし北海道とできるのではと皮算用していたが、それほど伸びなかった。18と24はゼロQSO。28も少しだけだった。
現在、7 10 14 18 24MHzの5バンドアンテナについて MMANAで検討中。なかなか決定版ができない・・ *6
50MHzは、5月に入ってからようやくQSO数が伸びた。有名移動屋さんたちも活動を開始したようだ。
DXは 韓国 中国 香港 台湾 のみ*7。クラスタには カザフとかウクライナがあがってたけど、ホントなのかな?? 49.7MHz台の Videoキャリアを聞いても、Eu方面は まだ ほとんど反応なしの状況。
国内Esについては 4エリアまでで、3エリア以東は まだ聞こえて来ない。
Msは、5月6日早朝に みずがめ座η流星群 が 極大となったのだが、今回もQSOは 1局のみ。おなじみのJA5FFJ局だ。
やはりJTMSにQRVできる局数が絶対的に足りないものと思われる。FFJ局に尋ねてみても やはり交信局数はごく少数とのこと。
そのJTMSだが、WSJT-Xの次期バージョンには JTMSKというエラー訂正込みの新modeが搭載予定とのこと。MSHVというMsに特化したソフトには フライングなのか既に搭載されている。音だけ聞いてみたが、JTMS+JT65・・みたいな感じ。
JTMSKの諸元については、次のような感じでOKかと思う。占有帯域が2kHzを超え 24MHz以下では使えない。
設備名称 パーソナルコンピュータ変調装置 装置の名称又は種類 方式・規格等 JTMSK 方式 MSK 通信速度 2,000ボー 周波数偏移幅 ±500Hz 符号構成 WSJT JTMSK 副搬送波周波数 1,500Hz 電波型式 F1D ※JTMSKでの送信は28MHz帯以上の周波数帯でのみ行う。
Esが出なくても 流星群の極大日前後や 早朝の散在流星を使えるので、移動屋さんたちも使ってみてほしい。味気はちょっと薄れるものの(^^;)、RTTYよりもかなり高効率だ。
※ 追記 ※
JTMSKは、やはりフライングだったみたい。MSHVの最新バージョンでは削除されている。諸元も変更される可能性があるので、正式なアナウンスまで変更申請は控えておこう。
ところで、自前の50MHz用アンテナについて、フロントゲインのUPは困難なのだが、比較的簡単に F/B比UPさせる手を考えついた。
50MHzというと大地雑音よりも宇宙雑音、さらに人工雑音の方が大きい。つまり水平方向から到来するノイズが多いということだから、両サイドからバックに至るローブを押さえ込むことでS/Nを上げることができるハズ。*8
しかし、F/B比を 10dB改善したとして実際のS/Nがどれだけ上がるかについては どういう計算をすればいいのか よく判っていない*9。もちろん目的信号と同一方向のノイズには効果がないし・・(^^;)
とりあえず やってみるというのもアリだが、もうすこし考えてみるか・・*10
はてさて、50MHzのアンテナとしては どちらが良いのかな??
サテライト(衛星)については、FO-29の未明のパスでヨーロッパとQSOできる可能性があり、何度か 04時JST前に起きてQRVしてみたのだが、けっきょく どこも聞こえなかった。
しかし、6月中旬頃までは 北~北西のパスでヨーロッパが期待できるだろう。
AO-7のAモードが何度か復活しているようだが、数分~数時間でリセットされ Bモードに戻ってしまうようだ。また、電力状態も悪いらしい。こんな状態が秋まで続くものと思われる。
北海道の追っかけでは、AO-73が途中でトランスポンダOFFになってしまうことが何度かあり*11、結局ゲットできなかった町村もある。
そういえば、AO-73で自分のループを確認できないことが頻繁にあるのだが、やはり AO-73のアンテナが UpLink/DownLinkとも直線偏波で しかも直交しており、対する当方の衛星用アンテナが UP/DOWNとも垂直偏波なのが やはり原因なのだろうか。
*1 主催者として開催を取りやめたいと結論づけたのなら、直前でも はっきり「中止」と発表すべき。「自粛要請」すべきではなかった。
*2 けっきょくは当方の 個人的な動機付けの問題ではある。
*3 現在は1.9/3.5の逆Lは廃止して 全長約15mの 7MHz専用の逆Lに改造済み。50PFくらいのバリコン経由で給電。
*4 いちおう、このように呼称することにした。
*5 給電は どちらも 5D-2V 30m。電気長ではλ/4より少し長目だが、RIG側ショート/オープンでSWRに変化は見られず、不使用の給電点はショートしているものとして計算。
*6 てゆうか、MMANAを使ってると、もうちょっと何とかならんのか・・と、なかなか実製作にかかれない。これは悪い癖だ。
*7 それとJD1(小笠原&南鳥島)
*8 JJ1NNJ局のLFAは かなりキレイなパターンだけど、F/Sがあまり良くないのが気がかり。(^^;)
*9 半値角とか積分とか・・
*10 144や430では、方向性はハッキリしているが 50MHzでは高仰角サイドローブの悪影響がどれほどのものか不明・・
*11 太陽光があたると本来業務に戻る・・アマチュア無線の中継はオマケ・・という仕様なので仕方がない。
こんばんは初めてコメントさせていただきます。<br>*8は使ってみてもそのような印象です。現状の5elは短ブームで機械的な取り扱いはFBですがもう少しブームの長い6elくらいにしたほうがビームパターン的?には使い勝手が良さそうです。*9 Dishの雑音温度を面積で計算して叱られた?ことがあります。積分の計算はできず。2桁の足し算が限界です。*10も興味ありますが、6mは人口雑音の影響のほうが甚大な印象です。70cmでは仰角を付けると見事に?雑音が減りシステム評価につかったりできますHi *6 MMANA当方まだ使いこなせてません。ALLJAでは交信ありがとうございました。アンテナ向けるとほぼほぼ聞こえていました。
NNJさん いらっしゃいませ。リアクションあると思ってなかったので嬉しいです。ALL JAでは しっかりとした信号でしたよ。<br>やはり八木は 6エレ一波長から・・って感じですかね。5エレ以下だと なかなか思い通りの特性になってくれません。<br>雑音温度をパターンの面積で何とかしようとしちゃダメなんですか? もちろん立体的に考える必要がありますが、当方は とりあえず お絵かきソフトのピクセル数を使ってみたり・・(^^;)
測定パターンをエクセルで書いて気が付きましたがシミュレーションの目盛ってLOGでもなく不思議な目盛ですね。少しの違いが分かりやすいようdBのLOGもどき?目盛なのかと思いました。ピクセル数を使うというのはいいアイディアと思いますが、パターンを真数目盛で表現しないと比較できないかも、と思ったりしました。FBを良くしてもフロントゲインにはあまり影響でない(シミュレーションでも、ナガラ9elをみても)<br>5elLFAシングルで少し仰角つけて雑音レベルを測ってみようとしてみましたが、電柱ノイズのほうが大きくよくわかりませんでした。2x2スタックでなく、短ブームでも縦に4~6段とかスタックで人口雑音が切れてうまいこといかないかと妄想していますHi
あっそうか。ピクセル使うには最低でもdB的にリニア(?)な必要があるかも。<br>MMANAのパターン図が「dBのLOGもどき」なのは 日本の伝統なんですかね。QPYさんのYSIMなどは リニアなdB目盛りでしたが、それだと感覚的にしっくり来ない・・というのも判るんです。(^^;)<br>高仰角サブローブについては、あまり考えなくても良いような気がしています。宇宙雑音と自宅または隣家のノイズをピックアップするかもしれませんが、やはり水平方向からの人工雑音の方が影響大きいでしょうから、水平プレーンのパターンが絞られていることが重要かと。
G0KSCのサイトを読んでみましたが、50MHzでゲイン追求のアンテナ設計するのは大昔(といっても20年ほど前?)の話で、人工雑音があるから50でもキレイなパターンが必要なのよ・・ということのよう(あまり判りやすい英語じゃない気が・・(^^;)で、まあ 同じ方向っすね。<br>さておき、高仰角サブローブについては、やはり なんらかのノイズを拾ってしまう可能性が高いので、抑制するデザインを採用する方向で進めています。<br>そうそう、パターン図のスケールが dBのLOGもどき ・・の発祥は、どうもARRL(アマハン?)らしく、やはり二重対数になっているようです。