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[Radio] アンテナ修理

2016年04月18日 22時 更新

久々に145MHzのFMでラグチュウしてたら、変なキャリアがカブってきた。
あれ? Esでも出たか? ・・と思ったら、実は アンテナのSWRが悪化→リニアの動作が不安定→リニアの終段が自己発振→それが受信にカブった・・ということのようだ。

受信時に半殺しにする設計には なっていなかったわけだ (^^;)。おかげでリニアのヒートシンクは熱々状態。*1

下ろした衛星通信用アンテナ。強風で倒壊したのではない。

アンテナのSWRをチェックすると 2~3。これは高すぎるので 下ろしてチェックする。

給電用の同軸ケーブル(5D-FB)の芯線~編み線間の直流抵抗は無限大のハズだが、測ってみたら40kΩくらいしかない。

で、ビニルテープやブチルゴムテープでぐるぐる巻きした給電部をバラしてみたら緑青が出ていた。相当以前から雨水が入っていたものと思われる。見た目で5mくらいは使い物にならない状態だったし、Uバランと給電部エレメントを含め全部取り替えることにした。*2

ぐるぐる巻きしていたのに なぜ水が入ったのか・・と、よーく見ると、Uバランの同軸 3本合わせる箇所のテーピングが実はイマイチというか、イーカゲンなのであった。反省である。

新しい給電部は エポキシ系接着剤も使ってキッチリ防水仕様にすべく作業中である。



ハナシ変わって、次はワイヤ・アンテナ。

圧着端子使用のワイヤの切断位置

昨年後半から1.8MHz用のワイヤ・アンテナを2本張ってあるのだが、この春になって どちらのアンテナも一度ずつ切れた。

ワイヤは、給電部のバラン等に接続のため圧着端子を使っている。
その切断位置というのが、てっきり圧着端子接続点のワイヤ側だと思っていたのが、実はどちらのアンテナも圧着端子自体が切断してしまっていたのである。

そういえば、過去にもワイヤ切れ=圧着端子自体の切断によるものが結構あった。

やはり、圧着端子がヤワで風による振動とか連続折り曲げとかに弱いのだろう。もう少し頑丈な端子も市販されているのではないかと思うが、ド田舎では まず手に入らない。*3

修理では、同じ圧着端子を2つ重ねて使用してみた。2枚重ねで強度を確保しようという作戦だが、しばらく様子見である。



2016.04.18 追記:

SWR vs freq hhu-5-145b。青が修理後の実測値。赤が修理前の実測値。黒はシミュレーション値。


修理後の145MHz用 5エレ Hヘンテナ の SWR実測値はグラフのとおり*4。青が今回の測定値。赤は以前の測定値。黒はシミュレーションによる計算値。

シミュレーション値に近づいている気もするが、ならば 以前の実測値は なんだったのか??

もっと・・マジメにやれーー (^^;)


*1 冷えてからパワーをチェックしてみたら、問題なかった。最近の石は強いなぁ。けど、アイドリングは再調整したほうがいいだろう。

*2 完全にダメな5mについては廃棄。残りは、HFまでなら使えるかも・・と 取っておくことに。

*3 ホームセンタで各種圧着端子を売っているのも不思議。俺のほかに誰が買うのだ?? (^^;) 電工屋さんはホームセンタで買うより電材屋に まとめて発注した方が安いのでは? ・・そうでもないのか・・

*4 ウラ設定として 137MHz台の NOAA 受信も考慮。

Tada/JA7KPI : 2016年04月17日(日)

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