ZCR/bLOG


[Radio] Eu向け衛星移動

2016年01月31日 14時 更新

衛星FO-29経由でのフィンランドとの交信機会は、今日を逃すと 5月の連休明けあたりまで無い・・ というわけで、昼飯後 ビル陰とは無縁の能代港 PN90XFに移動してヨーロッパを狙ってみた。

衛星のLOS数分前からCQを出し始めたのだが、国内から呼ばれるのみ。やはり CQ出さずにワッチ作戦の方が良かったか・・ と考えていると、European Russiaの UA4NMから呼ばれた。

よしっ、これで弾みを付けて・・と思ったら、Downlinkが急激に弱くなり、ここでLOS。衛星は日本海の向こうへ沈んでしまったのだった。

残念ながら フィンランドやノルウェイとはできなかったが、もうちょっと近いヨーロッパなら、まだまだチャンスがある。


しかし・・ 某LOGBOOKサイトで、複数のEu局から KPIは何度呼んでもCQ出すだけ。聞いてくれない・・ みたいな書き込みを何回かされてしまっている。(^^;)

自分のDownlinkが聞こえなくなっても 相手局が強力に聞こえて来ることがあるのでCQはLOSまで出しているのだが、当方からの145MHzのUplinkはローカルのビルを飛び越して(あるいは回折して?)衛星まで届いても、衛星からの435MHzのDownlinkは、より波長が短いのでビルで遮蔽されてしまう(あるいは回折損がデカい)のでは?

衛星でも片パスに苦しめられるとはな・・ (^^;) *1



帰宅後、初めて XW-2Cに出てみた。この衛星はDownlinkが日本の衛星バンドを逸脱する可能性があるが、受信固定でDownlinkがバンド内であることを確認しつつQRVすればセーフと考えられる。

CWで なんとか移動局1局とQSOできたが、SSBでは捕まえられず。さすがに難しい。次の XW-2Fに懸けて再度SSBで呼んだのだが、QRMで あきらめざるを得なかった。

次のXW-2Aは、パス。



ところで、
AO-7がBモードに逝ったっきりになっているようだが、次の全日照は 10月1日~12月3日の約二月だけで、その後は2040年7月まで全日照にはならない・・という情報もある。

これがホントだとすると、今年の12月3日以降2040年まで Aモードが使えない*2ということなのだ。もちろん、それ以前に完全に壊れてしまう可能性の方が高いだろうけれど。
うーむ・・ アマチュア無線界のゾンビ レジェンドAO-7の有効利用のため、BモードのUplinkを認めていただきたいものだが、なんとかなりませんか? >JARL。

実は、ノルウェイ北部の局からAO-7で交信してほしいというメイルが来ていた。

Uplink in B-mode is illegal in Japan. ・・ So I can not respond to your expectations unfortunately with AO-7b.・・という返事を書いたら、ヨーロッパでも基本的には地上波用なのだけれど、今のところ 禁止されてはいない・・とのことだった。

そうだよね。せっかくの高高度衛星なのに、もったいないよね。



最後に、ついでにここに書いておくけど、衛星経由の交信なのに衛星名の記入がなく、さらに衛星のえの字(SATとか)もないQSLカードがたまにある。周波数は145/435とかになってるんだけど。

Via Sat FO-29 ・・とか、書いてね。(^^;)


*1 立場 逆だけどね。

*2 24時間以上日照状態にあれば、Aモードに切り替わるが、24時間を待たずに影に入ってしまうので、そのたびリセットされてデフォルトのBモードになってしまう。

Tada/JA7KPI : 2016年01月30日(土)

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