2年ほど前に TS850送信中に周期約1秒程度で送信出力がガックリ落ちるという症状について書いたが、年末あたりから再発するようになってしまった。
落ちきるとパワーメータはほとんど振れなくなる。1Wも出ていないような感じ。1秒毎にパワーが出ていない状態なので訴求力に欠ける信号になっているものと思われる。
以前は ALCメータの振れも落ちていたと思ったが、今回は逆に振れている。
で、「ts850 alc power down」で Google様にお伺いを立てたところ「ALC用のマイナス電圧を作り出しているDC-DCコンバータ(マルチバイブレータ)の動作が不安定」とのお告げが。
そのDC-DC基板は、パネルに向かって左側手前に位置しているノイズブランカやらFM用マイクアンプのサブ基板に乗っかっている。
このマルチバイブレータのトランジスタ(2SC2712Y)のベース抵抗R2とR3(どちらも22kΩ)にパラに47kΩをハンダづけし、トランジスタに活を入れてみることに(^^;)。
ところが、この基板が小さい。当然チップ抵抗が使われている。
道具箱から虫眼鏡を発掘*1して作業ポイントを確認し、なんとか1/8W抵抗のハンダづけに成功した。いやー、ミス無く作業終了できて良かった。
というわけで、いちおう送信出力の周期的低下は治まったようである。
しかし、素直にトランジスタを交換した方が良かったのかもしれない。再発の可能性は十分あるな・・・(^^;)
それにしても、TS850のALCがこういう作りであったとは・・20年以上使ってたくせに不勉強であった。まだまだ修行が必要である。
*1 (まだ)老眼鏡は持っていないのだが、さすがに辛くなってきた。
自動QSB発生器。相手のスキルを試すためにON/OFFできるようにしたら(笑)。
出力がゼロになることはなかったようですが、まさに自動QSB発生器たり得てました。しかし、スキル試験用ならさらに高度なパワー制御機構が要求され・・ないか。