前のシーズンでは常置場所ダイポールの片側が雪に埋もれて電波飛ばない事象が発生。なんとかすっぺ・・と考えていたわけだが、週明けに降雪との予報があり、急きょ嵩上げ作業を実施することとなった。
今回の作業は、写真のとおりである。
ホームセンタで DXアンテナの「家庭用アンテナ突出し金具」MH-321Zを入手。ダイポールを設置し直したことによりエレメント端は 2階の屋根から約90cm上に出ることとなった。給電点の地上高も約50cm上がっている。
MH-321Zは、木ネジ8本で固定。主に防水のため、屋外用の接着剤も併用した。
ダイポールは、以前よりも傾斜が少しキツくなり、東方向への垂直偏波成分の輻射が増加している。
イイカゲンなデータファイルは次のとおり。
ダイポールのSWR特性については、以前よりも屋根から離れたせいかSWR最小周波数が14MHzにおいて数百KHz上昇してしまった。このため、エレメントを継ぎ足して調整し直しているが、21MHz以上のエレメントについてはなにもしていない*2。結果的には、SWR特性は以前とほとんど変わっていないようである。
ということで、この冬はダイポールが雪に埋もれるということはないものと期待している。
アンテナの「飛び」については、21~28MHzの国内移動局をなんとか拾えているし、21MHzでは JIDX Phoneで HG7Tは一発コール。K9W や T33A も数回コールでとれた*3。
しかし・・ジワジワとアンテナ改良するおもしろさもあるけど・・そろそろタワー*4建てたくなってきたなぁ。
*1 本物のアンテナは、ビニル被覆電線を使っており、また、トタン屋根の影響もあり、このデータファイルよりもエレメント長がかなり短縮されている。エレメント長は、低い周波数のエレメントから決定していくこと。このことは、シミュレーションでも実際のアンテナでも同じである。なお maaファイルでの計算地上高をマイナスに設定しているが、これは地面からではなく1階のトタン屋根からの距離を重視すべきなのではないかとの気の迷いが・・・(^^;)
*2 てゆうか 14MHz用のエレメント継ぎ足しにより、21MHzにも影響が出てSWR最小周波数が下がった。28MHz以上については、もともと影響がなかった。
*3 ま、近いし・・(^^;)
*4 最低でもルーフタワー・・できれば20m程度の自立。欲張ってどっちも・・でも、自前でタワー登ってメンテする気力 減退してきたので、そこらへんのコストもかかるかなぁ・・・