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[Radio] 飛びが悪いと思ったら

2009年03月17日 23時 更新

なんか最近 衛星用アンテナ(デュアルバンド Hヘンテナ)の飛びがイマイチどころかぜんぜんダメだなぁ・・と感じてたんだけれど、先日SWRを測ってみたら、145MHzで 3を軽ーく超えていた。

しかしながら、435MHzではしっかりと1.5程度に収まっていて、「いったいどーなっておるのだ状態」だったのである。

最近、仕事が忙しく、残業が続いていて、アンテナをチェックするヒマも無かった。本日、休日出勤を少し早めに切り上げて帰宅したところ、エレメントが折れて脱落しているのを発見。

第1ディレクタ脱落の 4エレHヘンテナ

折れたのは写真でわかるとおり第1ディレクタ。15m飛んで地面に突き刺さっていた。こわー(^^;)
そういえば、この前の風はすごかった。あれが原因か。

エレメントは1mm厚のアルミLアングルだし、やはり取付け部分を二重化するか、もっと厚手のものに交換して強度を確保せねばならないようだ。

さて、MMANAでエレメントが脱落したアンテナの計算をさせてみると、145MHzでのSWRは実測では3.5程度なのだが、計算では10以上と出ている。

435MHzでは、実測に極めて近いSWR=1.34と出たが、やはり435MHzではディレクタが ほとんど効いていないのだなぁ。(^^;)

というわけで、しばらくの間 145MHzの送信ができない。つまり、VO-52にしか出られないということである。
新アンテナの準備もしてるのだけれど、仕事もちょっと忙しく、本格的に動けるのはまだまだ先だ。

エレメント脱落のデータ*1
MMANA data file
hhu-4-dual_broken.maa ←適当にお使いください。

*1 第1ディレクタ脱落で、ある程度保たれていた平衡が大きく崩れ、ブームにも大きな電流が流れることになるわけで、ブームのデータも追加してみた。しかし145MHzにおけるSWRは 実測値とかけ離れており、腕木役の金属パイプとかマストにまで電波が乗ってしまっている可能性がある。また、同軸ケーブルによるUバランをMMANA上でシミュレートできないのもちょっと痛いところだ。

Tada/JA7KPI : 2009年03月15日(日)

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