他局の迎撃もやりたいところなのだが、KPIの場合は、やはりアンテナ関係が優先されるのだ。
7/19(土)は、5バンド複合ループアンテナ Kpi5CL の本格デビュウということで、JCC#0411 潟上市 梅の里公園に移動しての無線運用である。
潟上市内には、良い移動ポイントが無いと以前書いた。実際、国土地理院の1/25000地形図や一般的な道路地図を見てもよく判らない。*1
梅の里公園は、某144SSBerと交信した際、教えていただいたポイントだ。標高は約60m。
写真でわかるとおり、近くを送電線が通っているので、雨の降り始め等はノイズが出る可能性があり要注意なのだが、移動当日は良いお天気で送電線のものと思われるノイズはまったく受信できなかった。
元木山公園よりも標高はあるし、人も少ないので、ノイズの影響さえなければこちらの方が移動には適しているのではないかと思われる。
JQ1UKK/北津軽郡を7MHz,VO-52,144/430MHzCWで捕まえてから潟上市に出発。同じ7エリア管内の移動屋さんは貴重。ただし、中途半端に距離が近いせいでスキップしちゃって聞こえないことも多いのが玉に瑕。(^^;)
さて、現地到着後まず衛星FO-29にQRV。潟上市は、それこそUKK局等がVO-52で既にQRV済なのだが、FO-29はまだのハズ。衛星違いで呼んでくれるみなさんに期待。
10:43からのパスは、ほぼ天頂コース。145MHzの送信はかなり倒したモービルホイップ(長さ1m程度)、435MHzの受信は12エレという構成で16QSO。
次のVO-52は、SSBで出てみたが、なぜかゼロ交信。さらにその次のSO-50は、ホイップによる送信では衛星まで届いてくれず、またゼロ交信。
やはりFM衛星はビームアンテナでUPする必要アリか。
衛星のアンテナを片づけて、本命の5バンドループを組み立てる。組立は簡単だが、ワイヤが煩わしい。ま、そりゃしかたない。
13時少し前から28MHz'にQRV。ところが、1エリア向けCONDXが爆発し、1時間半程度RUNしてしまった。
岩手のKJR/DLE両御大とも交信できたが、こちらはGW?Sc?
コールの切れ目で24MHzへQSY。ここでも約50分間RUN。
その後の1時間は21MHz→18MHz→14MHzとQSYダウンしてRUNは続く。10MHzはSWRが不安定なため、数局で切り上げ、18→14→21→10とQSYし、7MHzでも数局交信。
再度28MHzへ上がり、次に24MHzへ降りたら、また呼ばれ出し、けっきょく18時になってしまった。
はっきりいって、昼飯喰ってないのでかなり腹減っており、ここで強制CL。みなさん、すんませんでした。(^^;)
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | DX | QSOs |
7 | 2 | 6 | 1 | 9 | ||||||||
10 | 7 | 1 | 1 | 1 | 2 | 12 | ||||||
14 | 17 | 4 | 7 | 2 | 2 | 2 | 4 | 1 | 1 | 1 | 1 | 42 |
18 | 9 | 3 | 8 | 3 | 3 | 7 | 5 | 5 | 1 | 44 | ||
21 | 16 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 3 | 31 | ||
24 | 50 | 13 | 8 | 6 | 4 | 4 | 4 | 4 | 1 | 7 | 101 | |
28 | 42 | 11 | 4 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | 1 | 74 | |
Sat | 9 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 16 | |||||
total | 152 | 42 | 30 | 16 | 14 | 19 | 20 | 14 | 2 | 18 | 2 | 329 |
終わってみれば、驚異の300交信超。こんなにやったのはずいぶん前の某コンテスト以来かも。
14MHzと24MHzでは、かろうじてAJDも完成。
また、2局のDXは、ロシア(28MHz)とアメリカ西海岸(W6 14MHz)である。いや、まさかWから呼ばれるとは思わなかった。
なお、50MHzでも多数の局が聞こえていたのだが、ATUでSWRがなかなか落ちてくれず、しかも不安定だったため、QRVは断念した。
10MHzや7MHzでも不安定だったので短時間の送信に留めている。
7/20(日)は、またまた 5バンド複合ループアンテナの使用テストで JCG#04007E 大潟村PN90XCへ。現地は、大潟村の北端である。
まず、11時半からの衛星FO-29にQRV。大潟村もVO-52でのQRVはあるけれどFO-29はまだのような気がしていた。(^^;)
この日は、144/435ともビームアンテナでのQRVで、19交信。次のSO-50でも9交信。
FO-29といえば、出発前に沖縄移動のJO2ASQ/6と同衛星で交信。今日はトランスポンダ-ONが2回ある・・んだけれど、OFFのハズのパスでもビーコンが聞こえることを発見。でも、アナウンス無い限り使わない方がいいのだろう。
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | DX | QSOs |
7 | 2 | 1 | 3 | |||||||||
10 | 3 | 2 | 2 | 1 | 8 | |||||||
14 | 1 | 2 | 1 | 4 | ||||||||
18 | 2 | 5 | 2 | 3 | 12 | |||||||
21 | 2 | 1 | 2 | 3 | 5 | 1 | 14 | |||||
24 | 2 | 1 | 2 | 1 | 6 | |||||||
28 | 7 | 3 | 4 | 5 | 19 | |||||||
144 | 1 | 1 | ||||||||||
Sat | 15 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 3 | 28 | ||||
total | 25 | 9 | 11 | 12 | 19 | 13 | 3 | 3 | 96 |
13時から28MHzでCQ。しかし、なかなか呼ばれず、辛抱してCQを出し続けると、ポツリポツリと呼ばれ出す。2分に1局というペース。
24MHzへ降りるも、昨日のようにはいかず。21MHz→18MHz→14MHzとQSYするが、CONDXはしぼむばかり。
しかたないので10MHzへ降りてみるが、やはりSWRが不安定・・ということは、やはりコアが発熱しているのでは。次に7MHzに出てみるが、ここでSWRが急激に悪化。
バランのケースを開いてみたら、またもや巻線の被覆が溶けてしまい、ショート状態になっていたのである。がーん、やはりSWRが悪いバンドに強制的にATUでチューンとって出るのはバランにかなりの負荷がかかるようだ。
今のバランの巻線は塩ビ被覆のものだが、これではNGだ。というか、設計周波数の14〜28MHzで送信する分には何の問題もないのだが、やはり設計外のバンドで電波出したい局面も多々ある。
すぐには対応できないが、巻線をポリエチレン線 ポリエステル線 *2とかに変更して実験してみるつもりである。
複合ループを降ろし、144のビームをセットしてワッチしてたら神奈川の局が59(SSB)で聞こえ、呼んだらなんとか採ってもらえた。他局はまったく聞こえず。かなりスポッティな入感だったのか。
(デジカメ忘れたので、大潟村の写真は無し)
帰宅後、礼文島移動JA8JXC/8と7/3.5/1.9でできるも、衛星では交信できず、ストレス溜まる。(^^;)
7/21(海の日)は、またまた 5バンド複合ループアンテナ の実験で JCG#04004A 上小阿仁村へ。
その前に、昨日焼損したバランの巻き直し。熱に強い被覆線の手持ちがないので、とりあえず同じ線材を使用。左の写真のとおり。
なお、見て判るヒトもいると思うが、このバランは大進無線のキットである。
2.7kΩの抵抗を6本並列に接続すると450Ω。これをSWRアナライザで見ると、1.5MHz〜60MHzあたりまでSWR<1.1である。上限は100MHz以下であり、残念ながら144MHzでは使えない。巻線の結線を間違えると、当然ながらSWRがまったく下がらない。(^^;)
そんなわけで、バランの修復作業と出発前、自宅からJXC/8局と28MHzで、ASQ/6と24MHzで交信したりなんかしてたら、現地からのQRVは15時過ぎになってしまった。というわけで衛星へのQRVも無しである。
現地は、おなじみの上小阿仁中学校の上、上の岱スポーツエリア。
午前中〜お昼は良い調子だったわけだが、CONDXは既に落ち始めている。まずは過去のQRVでほとんど電波出さなかった14MHzでCQ。約20分間で28局。ここでJI7OED/7から呼ばれるが、QSBが激しく、たぶん移動地を送ってきているのだろうけれど、採りきれなかった。OEDさん、SRI。
上小阿仁では、28MHzも少なかったため、14MHzの切れ目で上がってみるが、6エリア2局とロシアのみ。
このロシア局がUA0CFCで、この28MHzでの交信で6バンドQSOとなる。今までは「599BK」だけだったが、こちらの名前を送ったら、「OP NICK」と返ってきた。ニコライくんかな?
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | DX | QSOs |
14 | 29 | 7 | 5 | 3 | 2 | 3 | 3 | 2 | 1 | 55 | ||
18 | 19 | 4 | 9 | 3 | 3 | 6 | 1 | 2 | 1 | 1 | 49 | |
21 | 1 | 1 | 2 | |||||||||
24 | 1 | 1 | ||||||||||
28 | 2 | 1 | 1 | 4 | ||||||||
total | 48 | 12 | 14 | 6 | 5 | 11 | 7 | 4 | 1 | 2 | 1 | 111 |
28MHzの国内CONDXは終わってるようだったので、再び14MHzへ。30分くらいで27局。
ここで打ち止めかと思われたのだが、18MHzを聞くと、CONDX盛り返してきているもようで、かのASQ/6局がパイル中。ここでASQ局を呼ぶパイルに参戦。「呼ぶ側に立って負けないアンテナ」というのも、このアンテナの開発コンセプトのひとつなのだ。
結果、4回くらい呼んで、なんとかパイルを抜くことができた。ホッ。
この後、18MHzでCQ。35分くらいで49QSO。
しかし、21MHzへのQSYに追従してくれたのはわずか2局。24/28MHzへはローカルさんのみ。ここで今日は打ち止め。全体の交信数は多くはないけれど、14MHz/18MHzの2バンドだけを見ると、一昨日の交信数よりも多いのである。ちょっと疲れた。(^^;)
今日は、設計周波数である14〜28MHzのみのQRVで、バランは無事だった。
とはいえ、送信終わってすぐにバランのケースを触ってみたら、ほんのり暖かかった。暑い日だったが、この熱はあきらかにバランの内部から来ているものだろう。
巻線の太さも0.5〜0.7mmのようだし、やはり耐熱被覆で太さ1mm程度の線材でコアを巻き直してみるのがいいかもしれない。オヤイデのサイトでも覗いてみるか。
さて、帰宅後、礼文島のJXC/8局とは衛星VO-52のSSBとCWの2モードで交信できた。
しかし、無線三昧の3連休だったなぁ。(^_^)こんなのも久々だぁ。
連日QSOありがとうございました。<br>このANT FBですね、とても移動局とは思えないほどに<br>大変強力に聞えてます、<br>コンディション落ちてきても粘り強く聞えてました。<br>またよろしくお願いします。
WLVさん、どもでした。<br>そういっていただけると、作った甲斐があったというものです。(^_^)<br>よくWatchされているようで、頭が下がります。
144/430での追っかけTNXでした.上越向けでしたが,<br>密かに能代を期待していました.
衛星後の144/430は、できるだけ追っかけたいと思ってます。<br>よろしくです。