ZCR/bLOG


[Radio] ACAG '06

2006年10月17日 19時 更新

10/7,8は 全市全郡コンテスト。'05年は平地(海岸)移動で最低記録を更新!! さあ、今年はどうだ!?

メインはやっぱし50MHz。ヒマだと思うので(^^;)、14〜28MHzにも出るつもり。

地図画像

7日14時半現在、能代市は雨だが、予報どおりだいぶ小降りになってきている。

というわけで、15時過ぎに近場の三種町(04008H)へ移動。旧琴丘町鹿渡の運動公園から登る林道の途中で、標高は160m程度。今回は、右折ポイントを間違えて、堂々巡りしてしまった。近場といえども、もっと早く出ないと余裕持って設営できないぞ。以降気をつけること!!>俺

現地の立札「へびに注意」

現地には「へびに注意」の立札。ちょっとビビるが、KPI自身は一度も目撃したことはない。キツネ、タヌキ、リス、ウサギ、イタチ(?)、カモシカなら見たことあるけど、出会ったことはないな(^^;)。

なお、現地には「琴丘歩こう会」の「陣森山荘」という看板のある山小屋(お休み処?)が建っていることから、とりあえず現地を仮に「陣森山」と呼称することにした。

さて、アンテナ設営は小雨のなか。今回も5エレモードなので気楽・・・だったのだが、組み上げてマストに固定したところで、マストの垂直出しがイマイチなのに気づき、よせばいいのにクルマをチョッち動かして対処しようとしちまったのだ。

そしたら、案の定、動かしすぎてマストが傾く傾く・・・大地に対して30度くらいまで傾いてしまった。ここでパニクったKPIは、マストからアンテナを外せばいいのに、あろうことかタイヤベースからマストを引き抜いてしまうのであった。・・・・・・・しーーーーん。_(T_T)_

QN00BA 陣森山 向こうに見えるは大潟村

この時点で、マストにはステーやらHFハイバンド用のダブル逆Lなんかが絡みついて、もうワヤや (当地能代弁には北前船の影響か関西弁が混じっておるのだ)。どーしたらいーのか・・・雨はますます激しくなって Hard rain gonna fall。しかも、もうとっくの昔に日は沈んでる。

びしょ濡れになりながら、なんとか5エレをマストからはずし、アンテナワイヤを回収し、再びタイヤベースをしっかり設置してマストの垂直を・・・・なんてやってたら、もはやあたりは真っ暗。

もちろんライトは持参してるけれども、ステーを調節するので精一杯。とてもHFのワイヤを張るなんて無理という状態になってしまったのだった。そーいうわけで、HFのアンテナは明朝以降の設置ということに。

いやー、まいったまいった。クルマの中はエアコン+ヒーター全開状態。これで衣服を乾かすのだ。で、ビールをやりながらバンドを偵察・・するが、まったく聞こえず。福島のビーコンは停波してるとしても、ここから新潟のビーコンが聞こえないのは不安だ。うーむ、この低気圧、一時は台風並みの影響を及ぼしたところもあるようだ。ACAGにはやはり悪影響・・・?? 野外移動局も少なさそうだ。


21:00 コンテスト開始。ところが、最初の1時間では秋田宮城岩手青森の4局のみ。そ、そんな・・・嘘だと言って。初っぱなの1時間で4局というのは、昨年もいっしょだった。だが、昨年は平地移動なのだ。

そう、うすうす気づいておられた方も多かろう。はっきり言って、今年のACAGのCONDXは、ここ北東北ではカスだったのである。

ジャコビニ流星群の極大日との情報もあったが、どうも真の極大は10/8の夜(コンテスト後)であり、しかも予想どおり低調な活動に終わったらしい。とはいえ、流星バーストについては確かにそれらしき伝搬はあって、昨年よりも総数では負けていたけれど持続時間は少し長い場合が多かったようにも思う。しかし、コンテストでは使えなかった。あまりにも突発すぎ、かつまだまだ持続時間不足なのだった。

22時台にはようやく1エリア2局とできるが、23時台はなんとゼロ。し、信じられん。00時をまわって、ませ1りすか とできる。LRT局は、この後もよく聞こえていた。

01時までなんとか粘るが限界だ。ええい、寝てしまえ。


しかし、目覚めると、すばらしい夢のようなCONDXが開けたのである。だが、実は目覚めてはいなかった。(^^;)

今回は、シュラフを持ってきたのだが、ダウンジャケットやら防寒着も十分持ってきたので、けっきょく使わなかった。でも使えばよかった。やっぱり寒くて早起きしてしまったのである。

起きたのは05時前だったのだが、08時ちょっと前までQSOは無し。とはいえ、何も聞こえないというわけではなく、1エリアのZLOやZGPといった大学クラブ局はよく聞こえていた。しかし、2局ともナンボ呼んでも反応無いやんけ。このほか、横須賀の某大電力局も同様・・・(T_T)

QN00BA 陣森山 南方向。一瞬晴れた。

愚痴ってもしょーがない。08時頃からほんの少しQSOできたが、3局/1時間というレートというか、これはもうレートの意味を消失している。なにしろ、ダイアル回してバンド内を探していて、何か聞こえた!と、ダイヤルを停めてじっと耳をすましても、もう二度と聞こえてこないのだ。

さておき、某CKA/1局とCWでできたのだが、氏のbLOGによれば、アンテナはいわゆるスカイドアとのこと。ナンバ交換後、急速にフェイドアウトしていくCQ。

10時を過ぎた時点で、もう50MHzはあきらめた。ここで突然Esが出るなんてことはないだろう。出るなら、なにがしかの兆候が認められたはずである。

で、HFへのQRVのため雨が小降りになるのを待っていた。掲載の写真はお昼頃、一瞬晴れたときに撮ったもので、このとき写真なんか撮らずにアンテナあげ直すべきだった。

午後になって風がかなり強くなってきたこともあり、晴れ間を見て5エレを降ろしてHF用のアンテナを上げたのだが、既に15時を回っていた。

14と21MHzはそこそこ聞こえている。28MHzでも1エリアや仙台方面が聞こえたので、まず28で呼ぶが、QRZ?が返ってくるもののコールサインをとってもらえない。だからさ、ここでもZLOとZGPだよ。お前ら、耳なんとかしろよ! こっちのアンテナもイイカゲンなんだけどね。_(T_T)_ けっきょく、28MHzでは数局呼んだけど全部ダメ。

14MHzへ降りてみる。何事もなく1,4,6,8エリアとできる。21へ上がってCQ。BMEさんが呼んでくれる。しかし続かず、14と21を往復して数局援助交信し、17時でQRTとなった。

Area1234567890total移動地
ACAG067000001100018三種町
ACAG051310001920329潟上市
ACAG02422210016641184能代市

結果、50MHzではACAGでの自己最低記録を2年連続で更新してしまったのであった。

この時季でかい低気圧が来たら、50MHzの飛びについてはあきらめるしかなさそうである。昨年も低気圧が道東に位置していたはずだが、昨年と今年の対流圏伝搬の違いはどうなのか。0エリアがゼロっていうのはあまりないことだ。

昨年の10/9の天気図は気象庁のWebで見つけたものの、今年の10/8の天気図はどこに?? 翌月末にpdfファイルにまとめられるようだが、先週の天気図くらいもうちょっと長く見られるようにできないか。

さて最後に、ジャコビニ流星群の来年の極大は10/9の朝。しかし、ACAGコンテストは10/6,7なのだった。


Tada/JA7KPI : 2006年10月06日(金)
コメント(3) [コメントを投稿する]
JF7JQV 2006年10月16日(月) 17時

素晴らしい成績ですね。(^^;<br>こちら太平洋側はひどい風雨で参加を諦めかけましたが、<br>主に2日目昼の14、夜の3.5に出ました。<br>4大コンテストの3.5CWは初めての経験でしたが、<br>4局/1kHzの詰まり方で3.510〜25までギッチギチ、<br>物凄い混雑に圧倒されたまま終わってしまいました。。。

JA7KPI 2006年10月16日(月) 21時

CONDX悪くても、1日ネバれば1エリア7局と交信できるわけです。なんて素晴らしいことでしょう。<br>けっして、面白くなかったということではないのです。<br>私があまり7や3.5に出ないのは、QRMが嫌なんです。<br>CWフィルタが500Hzのしかないということもあるかな。(^^;)<br>6mのRIGは300Hzなんですがね。

JA7KPI 2006年10月17日(火) 19時

ちょっと加筆して下記URLにUp。<br>http://www.zcr.jp/~tada/JA7KPI/data/acag06.html


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