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[Radio] しぶんぎ座MS

2026年02月12日 15時 更新

本年の しぶんぎ座流星群の活動極大は 速報サイトによれば 1月4日 02時過ぎだったもよう。

その前後 輻射点が上ってくる 1月3日 22時~4日の午前中(JST)が 144MHz MSで使えそうな期間だった。

今回は 50MHzは滋賀県大津市からの 53.372MHzのビーコン受信のみにとどめ、ON AIRは 144.440MHzに 集中してみた。


ソフトウエアは WSJT-X v3.0.0-rc1を使用。144MHz MSK144での設定は次のとおり。

F Tol 400 (200でも ほぼ問題ない。大きくすると CPU負荷が増える)
Rx 1500   (これは 動かさない)
T/R 15 s  (これも 動かさない)
□Sh      (基本はチェックを入れる Sh-ON。50MHz以下では恩恵がないので チェックしない)
□Auto Seq(チェックを入れる)

※Sh-ONでは Tx 3~5の信号は 交信相手局以外ではデコードできなくなるが、デコード率向上し 交信成功率は高まるとのこと。
※CQ局を呼ぶ時は Tx 1ではなく、Tx 2で呼ぶ。グリッド付きでは呼ばない。144MHzでは なんせ 時間がかかるので。

※ただし、今回は試しに □Sh チェック無し Sh-OFFで運用

これは、わが国のように 空中線電力の上限が 50Wと欧米に比して低く制限されている場合、Sh-ONにしても有効に機能しないのでは と いう疑問があったためだ。*1
Sh-ONの場合 Tx 3~5の信号は 他の局ではデコードできないため、アピール力に欠ける とか フェイク・デコード率が上がってしまうという問題もある。

Shに関しては、北米では ON、Euでは OFFが主流のようだ。*2
北米では ランダムなQSOが多く、効率重視。Euでは スケジュールQSOが比較的多く、信号が完全に識別可能で透明性が高い点を重視・・というようなことが考えられる。


当方は 3日の22時からQRV開始して 4日の01時まで。いったん 睡眠をとって 05時半に起床して再びQRVしてみた。

今回 144MHz MSK144で 交信できた局は 次のとおり。

JR5JEU PM63 01時頃 (極大時刻近傍)
JH8DPS QN03 07時過ぎ

常連 JR5JEUは 約970km。JH8DPSは 400kmくらいだが、アンテナは完全にバック。バック・スキャッタ(!?)

このほか デコードのみできた局は

JR4ENY PM95

HROFFT 2026.01.04.02:10 (極大時刻近傍)


お正月気分とか QSOパーティに注力とか していらっしゃったのか、ふたご座のときよりも かなり疎らになってしまった。*3

アンテナの仰角は、今回は 10度くらいに設定した。
50MHzでは 20度以上もアリなのだが、そもそも 144MHzでは 近距離Esも存在しないし、高く打ち上げてしまうと 散乱源を突き抜けてしまうおそれがあるのではないかと・・

まぁ、仰角0度の水平設置で問題ないものと思われる。


と いうわけで、144MHzのしぶんぎ座流星群では なんと 2020年の JA9BOH JR4ENY*4以来となる久々の交信ができた。しかも Sh-OFFでも 2局と交信できたわけで、これって どうなのか・・

Sh ON/OFF問題・・ もう少し 悩まなければならぬようである。



2026.2.12 追記
Sh ON

50ms長の Sh ON/Sh OFF 双方のMSK144信号*5を作成して試してみた。当然 Sh OFFではデコード不可、Sh ONではデコードできた。

MSK144の信号は 1フレーム 72ms、Sh ONで 20ms。エコーが 50ms長の場合、Sh ONならフレーム途中からの受信でも デコードできる可能性があるが、Sh OFFでは 不可。

Sh ONで マズいところは 他局同士のTx3~Tx5が当該局以外ではデコードできなくなることだが、やはり Sh ONの方が交信できる可能性は高い。WSJT-Xの作者 K1JTも そう主張しているし、理論的にも 納得がいく。

今後とも 144MHzでは Sh ONで行くべき と 思っている。*6


*1 TKS JR5JEU

*2 日本では Shが なんなのか いまいち知られていない・・のかもしれない。

*3 『しぶんぎ座』は 古い正座名で 現在は そんな正座はない・・ためか、ふたご座やペルセウス座に比べて QRV局が少ない。特に 144MHzは。

*4 このときは Sh-ON

*5 サンプリング周波数 12000HzのWAVファイル。

*6 SWL超えで行ぐど

Tada/JA7KPI : 2026年01月04日(日)
コメント(2) [コメントを投稿する]
JR5JEU 2026年01月10日(土) 18時

いつもお相手いただき、ありがとうございます。新年早々QSO出来てうれしいかぎりです。<br>144MHzMSで、QSOパーティーのシーケンスが完結出来るとは思ってもいませんでした。<br>本年も懲りることなく、よろしくお願いいたします。<br><br>当日のQSOの記録を残しておきます。ANTは真北向け5エレQUADでした。この方向がノイズが少ない。<br><br>152800 1 14.1 1514 & JR5JEU JA7KPI +00<br> (0.1秒程度のPING。グラフから見れば、アンダーデンスエコー)<br>152930 -1 5.2 1516 & JR5JEU JA7KPI +00<br>152930 5 5.9 1514 &<br>152930 6 7.9 1516 &<br>152930 8 8.6 1517 &<br>152930 9 9.0 1515 &<br>152930 10 9.3 1514 &<br>152930 12 10.0 1513 &<br> (強いLong、高速グラフ上では9.5秒ほど続いた。完全なオーバーデンスエコー)<br>153230 9 0.5 1508 & JR5JEU JA7KPI RR73<br>153230 10 1.4 1506 &<br> (グラフ記録もれ)<br>153800 2 3.8 1507 & JR5JEU JA7KPI RR73<br>153800 3 3.7 1506 &<br> (0.2秒程度。グラフは2つのピークあり。オーバーデンスエコーか)<br>153930 12 12.6 1516 & JR5JEU JA7KPI RR73<br> (継続時間は0.2秒程だが、とても強力!グラフ上では0.6秒ほど後にもごく弱いPINGあり。今回は1番の強さ)<br> (波形からはアンダーデンスエコーに見える。送受間でジャストフィットしたのかな)<br>154000 -1 12.5 1494 & JR5JEU JA7KPI RR73<br> (グラフ記録もれ)<br>154800 -3 9.3 1513 & KPI / TADA 73<br>154800 -1 13.5 1513 & <br>154800 0 13.5 1513 & <br>154800 1 14.5 1513 & <br> (グラフ記録もれだが、完全にオーバーデンスエコー)<br><br>他にデコード出来たのは、4エリアと6エリアの局。6エリアはGWで入感していたけど、1500Hzほど周波数がズレていたので、こちらをデコード出来なかった模様。ZHR的にも素晴らしいコンディションだったと思うが、入感局が少なかったのはQRVが少ないからか。<br>中国、台湾あたりも距離的にちょうどいいので、なんとかQSOしたいものです。

JA7KPI 2026年01月10日(土) 22時

当方での受信状況は以下のとおりでした。<br>なお、すべて普通のエコーで、短いエコーは ひとつも無かったと記憶しています。<br><br>260103_143356 -2 11.6 1483 CQ JR5JEU PM63<br>260103_151122 -1 7.4 1497 JA7KPI JR5JEU R+03<br>260103_152215 -1 0.6 1491 CQ JR5JEU PM63<br>260103_152216 0 1.3 1491 CQ JR5JEU PM63<br>260103_152659 1 14.2 1495 CQ JR5JEU PM63<br>260103_152946 -3 1.4 1494 JA7KPI JR5JEU R+01<br>260103_152946 -2 1.4 1494 JA7KPI JR5JEU R+01<br>260103_154547 -1 2.6 1499 JEU/ SHOH 73<br>260103_154548 0 2.9 1501 JEU/ SHOH 73<br><br>中国局、今回 同じ周波数でQRVされていたと思いますが、デコードはできませんでした。北京は沖縄と同じくらいで 2000km弱ですから なんとかQSOできるのではと思っているんですが。次は7月のみずがめ座δですかね。


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