本年の しぶんぎ座流星群の活動極大は 速報サイトによれば 1月4日 02時過ぎだったもよう。
その前後 輻射点が上ってくる 1月3日 22時~4日の午前中(JST)が 144MHz MSで使えそうな期間だった。
ソフトウエアは WSJT-X v3.0.0-rc1を使用。144MHz MSK144での設定は次のとおり。
F Tol 400 (200でも ほぼ問題ない。大きくすると CPU負荷が増える) Rx 1500 (これは 動かさない) T/R 15 s (これも 動かさない) □Sh (基本はチェックを入れる Sh-ON。50MHz以下では恩恵がないので チェックしない) □Auto Seq(チェックを入れる) ※Sh-ONでは Tx 3~5の信号は 交信相手局以外ではデコードできなくなるが、デコード率向上し 交信成功率は高まるとのこと。 ※CQ局を呼ぶ時は Tx 1ではなく、Tx 2で呼ぶ。グリッド付きでは呼ばない。144MHzでは なんせ 時間がかかるので。
※ただし、今回は試しに □Sh チェック無し Sh-OFFで運用。
これは、わが国のように 空中線電力の上限が 50Wと欧米に比して低く制限されている場合、Sh-ONにしても有効に機能しないのでは と いう疑問があったためだ。*1
Sh-ONの場合 Tx 3~5の信号は 他の局ではデコードできないため、アピール力に欠ける とか フェイク・デコード率が上がってしまうという問題もある。
Shに関しては、北米では ON、Euでは OFFが主流のようだ。*2
北米では ランダムなQSOが多く、効率重視。Euでは スケジュールQSOが比較的多く、信号が完全に識別可能で透明性が高い点を重視・・というようなことが考えられる。
当方は 3日の22時からQRV開始して 4日の01時まで。いったん 睡眠をとって 05時半に起床して再びQRVしてみた。
今回 144MHz MSK144で 交信できた局は 次のとおり。
JR5JEU PM63 01時頃 (極大時刻近傍) JH8DPS QN03 07時過ぎ
このほか デコードのみできた局は
JR4ENY PM95

お正月気分とか QSOパーティに注力とか していらっしゃったのか、ふたご座のときよりも かなり疎らになってしまった。*3
アンテナの仰角は、今回は 10度くらいに設定した。
50MHzでは 20度以上もアリなのだが、そもそも 144MHzでは 近距離Esも存在しないし、高く打ち上げてしまうと 散乱源を突き抜けてしまうおそれがあるのではないかと・・
まぁ、仰角0度の水平設置で問題ないものと思われる。
と いうわけで、144MHzのしぶんぎ座流星群では なんと 2020年の JA9BOH JR4ENY*4以来となる久々の交信ができた。しかも Sh-OFFでも 2局と交信できたわけで、これって どうなのか・・
Sh ON/OFF問題・・ もう少し 悩まなければならぬようである。
最初の5回は CQ。300ms 150ms 100ms 50ms 30ms*5。次の 6回は Sh-ONでの RR73。25ms 30ms 40ms 50ms 60ms 80ms。*6
*1 TKS JR5JEU
*2 日本では Shが なんなのか いまいち知られていない・・のかもしれない。
*3 『しぶんぎ座』は 古い正座名で 現在は そんな正座はない・・ためか、ふたご座やペルセウス座に比べて QRV局が少ない。特に 144MHzは。
*4 このときは Sh-ON
*5 MSK144の 1フレームは 通常 72ms、Sh-ONで 20ms である。
*6 この wavファイルを WSJT-Xに読み込ませようとしたが、サンプリング周波数を合わせられなくて 断念。