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[Radio] スレスレSAT in QM09

2022年05月29日 13時 更新

衛星RS-44、MEL0.4度のスレスレパスがあるということで QM09 八郎潟町に移動。


念のため三倉鼻公園にも行ってみたのだが、なぜかいまだに通行止めであった。しなっと通れる・・とは思ったのだが・・そこは自制した。(^^;)

三倉鼻公園は 駐車場でも標高30m程度はあるのでギリギリ日本海が見える・・ハズだったのだが・・しかたない。

で、ほぼ 昨年 下見で移動したのと同じポイントである。標高 約3m。東部承水路の幅は 約450m。その先は 水田。田植えの時季で 水が張られており、苗もまだ小さいので なんとかなるかも・・といったところ。


QM09AX 八郎潟町 東部承水路近傍


RS-44の飛来前に まず 144MHz CWにQRVしてみた。もちろん南向けビームだ。

したっけ、なんと 横浜から呼ばれた! 昨年の下見の時も XPOコンテストで 山梨とできたし・・ おそるべし QM09AX。*1


次に本番。15時前のスレスレSAT。このパスでは A65BRがQRVとの情報があったのだが 残念ながら 当方には聞こえず。

かわりにタイの E21EJCに SSBで呼ばれてQSO。この局も スゴい耳持ってる。QM09を献上できたかな・・と思ったら、10年以上昔 羽後町からQRVしたとき交信してた。(^^;)

ロシアの某局は AOS/LOSともに マイナス0.4度でも聞こえていたので この場所でも 中東/Eu方面のスレスレSATは なんとか可能なのではないかという感触を得た。


この後、AO-73のCWで少しQRVして撤収。
雨が降ってきたので QRV/ANTの写真は無い。


さて、当方は 衛星通信でも 144/430とも垂直偏波を用いているが、地平線/水平線スレスレQSOには 水平/垂直どちらの偏波が良いのだろうか・・
ロウバンドなど 波長が長い場合は 地表付近では水平偏波の減衰が大きいと思われるのだが、HFハイバンド以上では どちらも変わらないのではないか。

そういえば大昔、144の山越えの伝搬で 相手局と ともに水平/垂直ANTを切り換えてみたことがあったが、垂直の方が良かった。さらにANTを回してみたら ダイレクトではなく だいぶ東にずれ、そこには田代岳があった。つまり山岳回折ではなく山岳反射だったのだ。山岳反射には垂直偏波の方が良い・・と そのときは結論づけた。ハナシの方向もズレた。すみません。

ブリュースター角の存在をもって垂直より水平が良いとする記事も見かけたが、なんか違うような気がする・・ けっきょく判らん・・というか、差は無いのかもしれない・・ 衛星側も円偏波アンテナを搭載していることが多いしね。


♪すーれすーれ、すーれすれ♪なんてのもありましたが・・ この記事とは まったく関係ありません。*2


*1 不規則な QSBを伴っていた。伝搬ルートは ~鳥海山~朝日岳~ っていう感じ。

*2 きょうのスレスレ ピタゴラスイッチ(c)NHK

Tada/JA7KPI : 2022年05月21日(土)

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