お盆といえば ペルセウス座流星群の時期である。
いつもなら 50MHzでやってた MSK144による流星散乱通信、今年は 144MHzでやってみた。
使ったソフトは もちろん wsjtx-2.1.0*2。念のため MSHVも同時起動させてみたが、デコード能力は 同程度のようだった。
さて、結果だが・・ 今回は ボウズに終わった。受信できたのは以下のとおり。
RN0JJ PN49 R0CQ PN78 UA0LW PN53 JE8DBM QN03 JR4ENY PM95 JN4JGK PM84
ロシア局は 北海道の局と交信できたようだが、このときの相手北海道局は当方では デコードできなかった。50MHzならアンテナの方向が割とアバウトでもデコードできてしまうことが多いのだが、144では そうもいかないらしい。
50MHzと違う点は まだある。それなりの強度のPing信号が確認できるのだが、持続時間が極めて短いらしく デコードできない場合が多いのだ。
このため 通常 1メッセージ72msのところを 一部20msで送ることのできる Shモードが用意されている。このモードは 144MHz以上で実力発揮するとのことだ。
それから、T/Rの問題・・ WSJT-Xでの推奨値は 15秒なのだが、ロシア各局は 30秒でやってるようだった。今回は 向こうに合わせたが、やはり 30秒は長く感じられる。
また、今回のペルセウスでは、ロング・バーストはそれなりにあり +14dBなんて局面もあった。しかし とにかく Pingの数自体が極めて少ない*3。これでは 一交信に数十分かかってしまう。これが12月のふたご座や1月のしぶんぎ座ではどうなのか・・
とりあえずは 10月22日頃のオリオン座流星群を待つか・・・*4
*1 144MHzでは Es ダクト MS等 複数の伝搬で交信できる。だいたい 2000kmちょいとして カムチャツカからバイカル湖あたりまでは なんとかなる?
*2 当方のOSは64bit版なので、それに合わせて wsjtx-2.1.0-win64.exeを使用。
*3 今回は ロシア局も当方の信号をデコードできていたようなのだが、交信できるほどには かみ合わなかったということだ。残念。
*4 ペルセウス座流星群は すでにピークを過ぎているため 144MHzでは もう無理だろう。50MHzでは 15日過ぎまで交信可能と思われる。