以前から書いているとおり、ウチのアンテナからモロEu方向には複数のビルがあるわけだが、これの影響はどれほどのものなのだろうか。
ということで、再び 1石発信器の登場である。ビームパタンの検証も兼ね、設置位置を変えて測定してみた。数値はSメータの読み。
309度方向のグラフのバックの抜けは150度方向に位置する 巨大タワー付きビルD の反射と思われるが、325度のグラフでは この ビルDにも電波が届いていないと見え、反射波は検出されていない。
また、325度地点は 309度地点より 1kmも当方に近いのにもかかわらず Sが1落ちている。つまり3dB以上の減衰があるということか。もっと落ちて-10dBくらいかも・・と思っていたが、そうでもないのは意外。
コントロール・ポイントが遠くて水平に近い角度で到来する電波に対しては弱いということなのだろう。一方、ヨーロッパからの信号であってもコントロール・ポイントが近く上から電波が降りてくるような状況であれば なんとか他局を出し抜くことも可能であろう。
そういえば、一番近いビルAは3階建だが、そろそろ耐用年数が問題となる時期である。実は、当地は都市計画上の規制がユルくなって 4階建てが可能になってしまった。なんとか 別の場所に新築してくれればありがたいのだが・・ (^^;)
さらに電波が飛ばなくなる恐怖におののいているKPIであった。