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[Radio] FMラジオ受信~ダクト

2016年05月23日 23時 更新

21/28MHz用の NAGARA TA-10-15Jr.には、約3倍の周波数のFMラジオ帯も良く乗ってくれるので、たまに VX-8をつないで FMラジオを聞いている。

当方の設置環境でSWRを測定してみると、75.0MHzでSWR=1.1。76.6で1.5、78.4で2.0。

SWRは周波数が上がるにしたがって悪化していくが、90.0MHzでも SWR<2.5 であり、ラジオ受信用としては問題ないレベルである。

ただし、3倍高調波モードなので指向性は割れてしまい、フロント方向よりも両サイド約50度のローブの方がゲインが高い。

サブローブで盛大にノイズを拾ってしまうためか、Sメータが振る割にはノイジーなのが玉に瑕だ。


TA-10-15Jr. FMラジオ帯での指向性

TA-10-15Jr.に 3倍高調波が乗る。


というわけで、5月23日 夜の実際の受信状況は次のとおり。

  • 76.1MHz FM岩手 (紫波町 120km 1kW)
  • 76.1MHz ハーバーラジオ (酒田市 140km 20W)

通常はFM岩手なのだが、アンテナを回転させると FM岩手が消えてハーバーラジオが浮かぶポイントがある。

前にも書いたが、ハーバーラジオはコミュニティFMだけど なんかスタイリッシュな感じ。ジングルとかもセンスあるなぁ・・と思う。

  • 76.3MHz FMゆーとぴあ (湯沢市 120km 20W)

ノイズ混じりながら、連続聴取可能である。

  • 76.5MHz 秋田コミュニティ放送 (秋田市 60km 20W)
  • 76.9MHz FM山形 (鶴岡市 170km 250W)

今夜の FM山形 鶴岡中継局は激強でS9+だった。ノー・ノイズ HiFiである。

  • 77.5MHz FM新潟 (新潟市 300km 1kW)

FM新潟も良く入感。このため 77.4MHzの 横手市 FMかまくらはサイドのカブリで確認できなかった。

  • 79.0MHz FM PORT (新潟市 300km 1kW)

こちらも良好。このため 79.1MHzの 鹿角市 きりたんぽFMはサイドのカブリで確認できなかった。

  • 79.6MHz FM椿台 (秋田市 70km 20W)
  • 80.0MHz FM青森 (青森市 90km 1kW)
  • 80.4MHz FM山形 (山形市 220km 1kW)

内陸の FM山形本局も良く入感していたが、突然 サーッと信号強度が落ち、カスカスになってしまった。*1


さては、伝搬状況が変化したか・・と 144/430MHzをワッチしてみたら、新潟がバンバン入感している。430の方が入感状況が良好のようだ。

CQ出して、430FMで 6QSO、144FMで 2QSOできた。すべて新潟県。新潟局が富山とQSOしているのもワッチしてみたが、富山局はキャリアすら確認できなかった。やはり、局地的なオープンだったのか。

なお、山形県鶴岡市の局も聞こえてはいたが、新潟の方が強力だった。また、50MHzでもワッチし CQも出してみたのだが、まったく反応なかった。*2

新潟局*3から1200MHzのリクエストがあったが、Rigもアンテナもクルマの中だ。既にアル変かけているので運転できないし、アンテナ持って屋根に上るのも避けたい・・うーん、残念。 (^^;)

ダクトまつりは 23時頃まで続いたが、さすがに遅い時間帯になってしまい、CQ出すも呼ばれなくなってしまった。

しかし、FMラジオ帯では まだまだ続いている。今回書ききれなかった局については、またあらためて・・・


*1 FMゆーとぴあ や FM山形が良好だったので、同じく内陸の FMはなび (大仙市 87.3MHz)も受信できるかと思ったのだが、かすりもしなかった。送信アンテナが低いからか?

*2 144/430のCWもやってみたが・・ 当然ダメ。CWやろうなんて思うのは当方か あいあ師くらいのものである。(^^;)

*3 秋田向けの専用八木で秋田県の地デジTVをワッチ中だそうだ。上には上がいるものである。なお、アナログ時代からダクトによる秋田/新潟のTV混信問題があり、地デジになってからもチャンネル再編成(リパック)など混信対策が実施された。

Tada/JA7KPI : 2016年05月23日(月)

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