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[SF] イプシロン地上燃焼試験

2015年12月22日 02時 更新

JAXA能代ロケット実験場で イプシロンロケットの 強化型第2段モータ M-35-1TVC の 地上燃焼試験を実施・・ とのことで、ちょっと見てきた。(^^;)

M-35-1TVC 地上燃焼試験 from はまなす展望台

10時40分頃、時間がないので能代港の はまなす展望台へ向かう。

階段100段 昇ると、11時に5分前。展望台の窓ガラスが かなり汚れていたので、内心 失敗した~・・と思ってると、11時ジャストに点火。

燃焼試験棟から勢いよく煙が吹き出るが、音が聞こえない。数人いた見物人からも「音がしないね」という声があがる。あれれ ?

と 思ったら、いきなり 『ゴゴーーーーッ!! 』という轟音が!!

そうなのだ。ロケット実験場と はまなす展望台は 約4.5km離れている。4,500÷335(音速)=13.4秒・・つまり、点火から13.4秒遅れて音が届いたのである。しかし、この音、とても4.5km離れているとは思えない凄まじさだ。展望台の窓ガラスもビリビリ震えている。超低周波振動は身体でも感じられた。

燃焼継続時間は長く感じられたのだが、2分程度だったもよう。

M-Vロケットが現役の時の燃焼試験で、広報用のVideo撮影に従事したことを思い出した。
あのときは火力発電所の敷地内に撮影ステージを作ってもらったんだった。 望遠レンズの代わりに天体望遠鏡を使ったら 倍率がデカすぎて画にならず、あせって元に戻したっけ・・ (^^;)
でも、今はやっぱり望遠レンズが欲しいぞ。

夜のNHK-Gのニュースで取り上げていたのには ちょっと驚いた。
この強化型イプシロンは、小型ジオスペース探査衛星 ERGを載せて 2016年度に打ち上げられる予定とのこと。

強化型を作るのなら、M-Vのままでも良かったんじゃないか・・とも思うが、やはり打ち上げ経費の問題が大きいのだろう。

イプシロンロケット開発経緯 (Wikipedia)


さて、YouTubeやニコ動に Videoが あがっていたので貼り付けておく。
音の遅延が2秒以内なので、撮影場所は実験場から600m程度離れた浜だと思われる。



Tada/JA7KPI : 2015年12月21日(月)

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