ZCR/bLOG


[Radio] ダイヤルが回らない

2015年08月26日 22時 更新

FT-655のVFOダイヤルをくるくる回していると、突然重くなったと思ったら LOCKしてしまった如く回らなくなってしまった。
こ、これはタイヘンだ。今 逝かれては困る。

ダイヤルノブを外したFT-655

完全に回らなくなってしまったのか・・あれ? 回るぞ・・ と思ったら、ノブが空回りしているのだった。これはヤバい。

アーレンキー六角レンチ*1でノブを外して軸を出し、オイルをたらしてプライヤで挟んでゆっくり回すと、反時計回りは苦しいが 時計回りには動くみたい。

この状態では、完全にバラしても軸を引き抜くことすらできないかも・・と、「オイル+ゆっくり回す作戦」を辛抱強く続行。

しばらくして、反時計方向にも回るようになった。これは、なんとかなるかも・・

さらに継続すると、プライヤで挟まずとも、指で回るようになってきた。しかし、まだゴリゴリという引っかかりを感じる。

さらに回し続けると、引っかかりはかなり小さくなってきた。ここでノブを着けてみると、引っかかりは ほとんどわからないレベル。

大事をとってノブを再度外し、指で軸を回して引っかかりがほとんど感じられなくなるまで継続。

これで、ようやく元に戻ったのだが、今度は プライヤで軸を力一杯 挟んだせいで軸が傷ついてしまい、ノブが入らないという事態に。
しかしこれは、紙やすり*2で丁寧に磨いて事なきを得た。

けっきょく、経年劣化で軸受けの内部がちょっと剥がれて軸と軸受けの間に挟まっちゃったんでしょうかね。焼き付きや電蝕なら こうはいかないだろうけど、まぁ治ってよかった。めでたし、めでたし。*3


*1 JISでの正式名称は「六角棒スパナ」とのこと。初めて知った。「アーレンキー」は 自転車業界での呼称。

*2 「耐水ペーパー」という方が通好み?

*3 でも、軸受け内部には 相当の傷が残っているんだろうな。

Tada/JA7KPI : 2015年08月16日(日)
コメント(2) [コメントを投稿する]
β教粗 2015年08月26日(水) 17時

しばらくお仕事とハムフェアの準備で見てなかった。こちらもやっと涼しくなってきました。<br><br>こういう軸はガタがないように割合小さな公差で作っているので、ゴミが入ると固着しちゃいますね。記事のようにミシン油かCRC556で湿潤しながら、やんわり回すのが正解と思います。<br><br>ありがちな罠ですが、力任せにやると、やっぱりそのようになりますなぁ。ステッピングモータやエンコーダの精密軸だとイモネジの傷だけで抜けなくなっちゃうこともあるし。<br><br>八重洲さんに、スペアのエンコーダを発注しておけば。<br>中身は見てないけど、JRCの無線機はコパルのエンコーダを使っていて、NRD525では回しても回しても周波数が変わらないので倍パルスのエンコーダに変更していた記憶があります。<br><br>FT655も二相エンコーダだと思うので、軸の直径と長さが合えば使えるでしょう。<br><br>*1 私も六角レンチですね。軸が付いたのは六角ドライバー。<br>最近は「いじり止め付きトルクレンチ」なんていうのもあったり(アンテンの直下プリのカバーネジがそれでした、でも開けちゃうけどw)。<br><br>*2 耐水ペーパーかなぁ。材料が錆びると嫌なので水は滅多に使いませんが数十番から数百番までは常備しております。

JA7KPI 2015年08月26日(水) 22時

おおー、正解でしたか。(^^)<br>メカニカルな問題については実は不得意で、大昔、電機(モーターとか)の単位も落としてます。(^^;)


«調子見 最新 LED防犯灯ノイズ»
編集