コミュニティFMを受信してみようと思い、再びVU秋田での運用場所 浅内第三鉱さい堆積場に移動してみた。
まず、FM椿台(79.6MHz)とACB(76.5MHz)を聞いてみると、なんと S=9である。気温が高いので電波が屈折して地表波のCONDXが良くなっているのか。*1
次に、酒田のハーバーラジオのつもりで76.1MHzにチューニングすると、南東から聞こえてきたのは FM岩手。S=5と強力なので酒田の信号は検出できなかった。
FM岩手の送信所は紫波町の新山(551m)にあるらしいが、距離はほぼ115km。県境の山や仙北~阿仁の山を越えてきている。
77.4MHzでは、南南東から 横手かまくらFM*2が こちらも S=5で入感。*3
79.1MHzでは、真東から 鹿角きりたんぽFM(水晶山 548m)が S=3で入感した。この局がマトモに聞こえたのは初めてだ。
自宅でも、5エレ程度のアンテナを10mくらいに上げれば聞こえるのではないだろうか。
さて、FM岩手の伝搬ルートから森岳の石倉山(144m)の上を通ってきているような感じだったので、その石倉山に行ってみた。
したっけ、いちおう全局受信できたのだが、すべての局で浅内第三鉱さい堆積場での信号強度には達せず、残念ながら少し弱かった。浅内第三鉱さい堆積場・・なんで良く聞こえるのか・・謎だ。
さてさて、コミュニティFMといえば、大仙市で「FMはなび」というのが8月の開局に向けて準備中とのこと。
能代のミニFM(noshiro.FM)は開局後3か月程度で消えてしまったし、なんか寂しいかぎりである。*4
2015.03.07 追記:
どうも腑に落ちないので、雪も消えたことだし黒岡のNTT無線中継所*5に行ってみた。ここは浅内第三鉱さい堆積場の東に位置し、標高は約50mある。
ここでFM椿台(79.6MHz)とACB(76.5MHz)を聞いてみると、S=7であった。しかし、再び浅内第三鉱さい堆積場に寄って信号強度をチェックすると・・S=9なのである。なんで強いの?? やはり重金属イオンによる導電率が効いているのか・・・
ちなみに、本日は FMポート(79.0MHz)等の新潟県のFM局も良く入感していた。
*1 前回(正月)の移動時は両局とも S=7。
*2 送信アンテナは、市内の横手地域局屋上か?
*3 カー・ラジオでは、かろうじて聞こえる・・という程度の信号強度。
*4 Webサイトと外部アンテナ(ダミーロード)は まだ存在している。あの傾いたアンテナマストは 修理するか撤去してほしいものだ。
*5 現在、NTT DoCoMoのアンテナがある。小型のパラボラはあるようだがNTTの中継所として機能しているかは不明。