第35回 全市全郡コンテストであるが、今回は事前の仕込みに失敗し、二日目早朝からの参加となってしまった。
本日(10月12日)の日の出は05:46。日の出直前からのQRVを目指し、03:15起床。ゴソゴソ家事やって04:15頃出発。途中コンビニでおにぎり調達してチゴキ崎灯台現着は05時頃。まだ暗く、灯台は点いていた。しかし・・アンテナ設営終わったら、ゲゲっ!? 06時過ぎてるではないか。
ということで、移動地は昨年のオール秋田コンテスト等でも移動した県境まで約2kmのチゴキ崎。*1
今回は全市全郡という局数勝負のコンテスト*2なので、とにかく1~3エリアに飛んでくれれば良し。北海道はスキャッタで取れればラッキィというスタンスなのでバックに山を背負っていても問題ナシだ。
そしてアンテナは、これまた昨年のオール秋田コンテスト以来の 14MHz用 2エレメント逆Vだ。ただし、今年はブーム長を伸ばして*3設計し直した新バージョンである。*4
下の写真のとおり、ほぼ南南西に固定したアンテナのフロント方向はほとんど海。ちなみに、現地の標高は約40mだ。
てなわけで、14MHzでの全市全郡コンテスト参加は2008年以来である。なんとか東北1位とって、できれば入賞したい・・(^^)*5
06:10頃から参戦。まずはS&P。
最初の局は北海道だった*6。いきなりスキャッタなのか!? 幸先いいかも。
なんぼ呼んでも反応ない局も複数いるが、深入りせずS&Pを進める。
ふとLOGを見ると、最初のQSOが05時台になってることに気がついた。PCの時計が15分遅れている*7のである。
アセってPCの時刻を直し、LOGの交信時刻を修正。早く気づいて良かった。
06:40頃から54.5kHzあたりでCQ作戦に入る。
始めの頃はカラCQもあったが、07時直前頃から連続して呼ばれるようになり、参戦当初に振られた局も呼んでくる。
もしかして、調子いいかも? (^^;)
07時台には、14MHzではかつて経験したことのないQRMとなる。
もちろんNBは切ってあるのだが、カブりなのか変な信号が聞こえる。相互変調なのか?
ここでプリアンプをOFFにしてみたらカブリはかなり軽減した。50MHzだとプリアンプOFFではつらいが、14では(もちろんあった方がいいのだが)無くてもなんとかなるという感じだ。
しかし このQRM、250Hzフィルタでも辛いものがある。500Hzだったら勝負できんな。
NICTのサイトで10月12日のイオノグラムのムービーを見ると、F層が高度200km程度で良く反射していたようだ。この低めの高度が国内CONDXに効いたのだろう。*8
ZLOGの吐いた出来高データを貼り付けておく。例によってマルチは省略。
<時間およびエリアごとの交信局数> [14 MHz] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 合計 累積 [06] 6 - 3 2 2 6 - 3 - - 22 22 [07] 12 12 6 4 2 4 6 1 1 1 49 71 [08] 3 3 11 3 1 3 2 1 - - 27 98 [09] 6 8 8 6 3 3 2 2 - - 38 136 [10] 27 5 8 - - 2 2 - 1 1 46 182 [11] 25 6 6 - - 2 2 1 1 1 44 226 [12] 15 1 - 2 1 2 2 1 3 - 27 253 [13] 18 1 4 2 - 1 1 1 - 1 29 282 [14] 14 1 6 - - 1 3 - 2 2 29 311 [15] 7 3 1 2 - 2 - - - - 15 326 [16] 1 1 1 - 1 - - 1 - - 5 331 Total 134 41 54 21 10 26 20 11 8 6 331
170交信/120マルチが参戦前の皮算用だったのだけれど、まさか超えてしまうとは・・
いや、やはりCONDXが良かったことに尽きるのだろう。参加局のBLOGでも14MHzの好調が複数報告されている。当方のLOGでも1stQSOの局とQRP局がかなり多く、この事実も良好なCONDXを裏付けているといえよう。
ちなみに、32島根 34鳥取 45宮崎 47沖縄 の4県とできてればWAJA完成だった。
しかしながら その好調さもお昼を過ぎてから陰りを見せ始め、15時台に ちょっとキビしくなった・・と思ったら、16時台にはかなり萎んでしまった。*9
この日の日没は17:06のため、20分前の16:46でCLして撤収開始*10。日没10分後には国道101号南下の帰路についた。
このコンテストの14MHzでは やはり九州や北海道の方が優勢だろう*11が、フルタイム参加とアンテナのグレードUPで もう少し積み上げることは可能のような気もする。まあ、次回以降ということで。
2015.2.23 追記:
結果発表*12・・C14全国4位で いちおう入賞できた。C14Mでは2位。なお、マルチは 252で、減点はなかった。*13
フル参加していれば全国3位というのもあったかもしれないが、現状では 24時間のコンテストへのフルタイム参加は きわめて困難。まして移動では ほぼ不可能なので、この程度*14が関の山である。
さて、全市全郡では 7MHzでの入賞がまだない・・が、裏をかいて次回は144MHzとか?? *15(^^;)
*1 昨年や今年のオール秋田方式での市内移動も考えたが、電離層のことも考えて あえて北への移動とした。
*2 直接波や地表波でとれる範囲内のマルチ数を考えると、地方はやはり不利なのでは? 東京23区以外の区はマルチから外すべきとか?
*3 3.4m→4.5mに伸長。3エレくらいまでなら固定ビームでもなんとかなるかも?
*4 土曜日のお昼頃、近所の堤防で初テスト。SWRは、ほぼシミュレーションどおりの値を計測した。14.05~14.08のCW周波数では SWR<1.1なので、当然ながらATUはスルーである。テスト時は50MHzの5エレ用のブーム(元はCL6DXZ用)を使ったが、やはり重いので、もう少し細いパイプ(CL6DXXとルソー5エレの残骸)で作り直してみた。
*5 2007年、2008年と連続で14MHz東北1位だったが、2008年は入賞できなかった。
*6 高校生のもよう。(^^)
*7 このPC、電源を完全に切って放置すると1時間程度で時計が停止してしまうことが判明。念のため電波時計も持参していたため助かった。また、電源ONの状態でも1時間あたり1秒程度遅れてしまうことも判明。別のを調達することを検討した方が良さそう? でも24時間で20秒くらいの遅れだし、態勢に影響ないか? (^^;)
*8 NICTのデータから、07:45でのF層高度=238km fo=11.5MHz。チゴキ崎→首都圏は打ち上げ角48.7度(入射角=41.3度)で、secθ=1.33。∴11.5×1.33≒15MHzまでは正規反射可能であったと推測。
*9 このCONDX低下は NICTのムービーでも確認できる。まあ、盛者必衰というわけだが、15時まで よく保ったな
*10 チゴキ崎、昼過ぎ頃までは けっこうドライブや散歩のお客さんがわりといたが、その後は閑散としていた。ただ、撤収時に沈む夕陽を見に来ていた人がいた。ところで、カメムシが今までの移動で一番多かったが、カメムシって普通に飛ぶのね。ビックリしたぁ!
*11 短けぇ夢だったな・・(殿下! ^^;)
*12 Hでは無理だったが、Mカテゴリでは1位の可能性も残っていたので発表を待ちこがれていた。(^^;)
*13 Log Check Reportによれば、ユニーク・コールサイン 1 のみ。
*14 しかもシングルバンド。
*15 マルチバンドには まだ修行不足・・(^^;)
orz... 50で聞こえないと思ったら14だったのね。<br><br>でも04はJI7LRL局でできたなぁ。<br><br>また、よろしく...
ACAGの50MHzは 2000年以降 100交信を超えたことがないので、やはり考えてしまうのですよ。(^^;)<br>今回は去年から引きずってた2エレ逆Vをチェックしたかったこともあり14にしたのですが、CONDX良すぎてアンテナの性能は霞んでしまいました。<br>次は千葉TESTですかね。
返事が遅れましたが、千葉コンは1.9~50MHzのCW/SSBで出る予定です。各バンドでよろしく。