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[Radio][Audio] マイクの特性

2014年02月28日 23時 更新

昨年の全交信数 2,523件のうち Phoneは369件で 約15%。というわけで電話ではあまり出ないのだが、某DXペディ局と交信した際「キミの音はなんかヘン。それは好きじゃないなぁ」などと言われてしまった。

えっ!? カッコ悪う~・・(^^;)と思って Rig TS850をチェックしたら・・ スピーチプロセッサONで、かつ 悪名高き「High Boost」もONになっていた。「取説にもプロセッサと同時に使わないようにと書いてある」というハナシもあった*1が、当方所持の取説にはそのような注意書きはない。

電話で出るときは ほとんどがハンドマイクで、交信後は 邪魔なので引っこ抜いて引き出しにしまってしまうのだけれど、以前はちゃんとデスクトップ・マイクを使っていたこともある。

今回は、そのマイクの周波数特性をを比較してみた。

Red:Electret Condencer Mic / Blue:Dynamic Mic

赤が安物のエレクトレット・コンデンサ・マイク(数百円)。青がそれなりのダイナミック・マイク(FOSTEX M545 数千円)。

スピーカからホワイト・ノイズを出し、それをそれぞれのマイクで拾い、マイクアンプ*2の出力をみたもの。絶対的なレベルはさておき、とりあえずの比較はできるかな・・と、思ったら、あまり差がない。*3

感度や出力レベルはコンデンサの方が高いようだが・・聴いた感じではどちらもイマイチだ。


Mic Amp.

ちなみに、こちらはマイクアンプ自体の特性*4。300Hz以下で落ちているが、いわゆる帯域内はフラット。

マイクを含めた特性としては、500Hz前後がもう少し出ていればいいのかな・・とは思うものの、特に直そうとは思っていない。

今回は、まあ、それほどひどくはない・・というのが確認できただけでOKかと・・(^^;)*5

それはさておき、High Boostは 使わないようにしようっと。


*1 1991年頃のHamジャーナル誌のJJ1GRK師の記事。

*2 自作。コンプレッサ込み。

*3 いわゆる無線電話用帯域・・300Hz~3kHzでの比較。電源ハム(50Hzやその高調波)を拾っているのはご勘弁を・・

*4 レベルは適当。

*5 ま、ラグチュウはほとんどしないので・・了解度の良い音質であれば それで OK。

Tada/JA7KPI : 2014年02月28日(金)

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