11月21日、中継器装備の衛星 3機が久々に打ち上げられ、いずれも軌道に乗った。
そのうちのひとつ FUNcube-1 は オスカー・ナンバも取得し、AO-73となった。
中継器は早々とONになり、11月24日 21時過ぎのオービットで 4交信できた。信号は十分強力だった。
FUNcube-1は、一辺10cmの立方体・・いわゆる CubeSATだ。このガタイで完璧な中継器を搭載しているのは驚きである。交信後、自分が感動していることに気づいた。これってやっぱりスゴイ。
この衛星の軌道要素は、2013-066Bが使用されている*2と思うが、まだFUNcube-1とかAO-73の名前では登録になっていない。*3*4
他の2機・・Delfi-n3Xt*5(2013-066E)と Triton-1(2013-066N)は 既に衛星名で登録されている。
なお、Delfi-n3Xtは「メインのお仕事が終わったら」、Triton-1*6は 3か月後くらいに 中継器ONとのこと。
ところで、FUNcube-1のダウンリンク周波数は、想定より 8kHzほど高くなってるのでは??*7 MEL時にUPしてみて初めて判ったのだけれど・・
AMSAT-UKのサイトの記事でも周波数ズってることに言及していて、温度のせいではないかみたいなことが書いてあるが、具体的に何kHzズってるとかいう情報はまだないもよう。*8*9*10
*1 ワイヤ11,14からの給電で435MHz、ワイヤ17,19からの給電で145MHz。寸法はザックリなんで本気にしないでね。
*2 その後、2013-066AFを経て いまのところ 2013-066AEじゃないかと。AMSAT-UKの12/23付のブリテンでは「まだ100%断定できんけど、いっちゃんそれっぽい」と記されている。ところで、Calsat32等で使われている http://www.amsat.org/amsat/ftp/keps/current/nasa.all では、まだ 2013-066AFになっているため、ちょっと遅い。それから、JAMSATの SatTrackにあるAO-73は 実は Delfi-n3Xtのデータなのでは?
*3 11/27になって http://www.amsat.org/amsat/ftp/keps/current/nasa.all の末尾に AO-73 で登録された。http://celestrak.com/NORAD/elements/ の方は まだ。
*4 2014/1/15確認したところ、http://celestrak.com/NORAD/elements/cubesat.txt に、 FUNCUBE-1 (AO-73)という表示で登録された。やはり 13066AEである。
*5 デルファイ・ネクスト・・と読むらしい。
*6 当初、Triton-2(Downlink=2.4GHz)も一緒に打ち上げられるハズだったが、どうも別になったもよう。
*7 このためか、AOS時に435.150で送信してもパスバンド外になるためかダウンリンクが確認できない!?
*8 AMSAT-BBには、5kHz高いとか10kHzくらい高いとかいう記事が投稿されているが・・とにかく高いのは間違いないもよう・・(^^;)
*9 複数回 試してみたが、やはり8kHz高いように見える。
*10 アンテナが直線偏波で、しかもスピンしているためか QSBが激しく、信号を見失うことも多い。北へLOSする場合なども VOやFOに比べ かなり早く聞こえなくなってしまう。