低調と思われていた太陽活動だが、11/14~11/17にかけては黒点数200超が続いた。
Wake島の K9Wは 50MHzで1エリアまで入感したようだが当方にはかすりもせず。ペディションは既に終了してしまったが、HFではイーカゲンなアンテナでも交信できた。*1
また、Banaba島の T33Aも終了してしまったが、こちらもHFではけっこうできた。*2
Juan Fernandez島の XR0ZRは11/20までのようだが、まだ 21CWのみの交信だ。さすがに南米は遠く、当方のテキトーアンテナではキビしい。
さて、打ち上げ角については、以前、国内伝搬ネタとして書いたが、今回はDX向けのハナシである。
K9Wまでの距離は、約3,430km。これは F1層*3反射とすれば、ギリギリ 1ホップ可能か?という距離である。1ホップだと仮定して打ち上げ角を調べると・・約 2°・・と、出た。
衛星通信では、145/435MHz帯ではあるが 2°方向から到来する信号でもなんら問題なく交信できる。しかし、HFでは大地の影響が大きく、2°などという低角度ではアンテナが拾えない可能性が出てくる。
ウチのDPでWake島方面への打ち上げ角 2°の絶対利得は、MMANAで計算してみると だいたい -16dBiくらいと出る。パワーも入ってないし、こんなんで交信するのは至難の業かも・・・
でも交信できたってことは・・1ホップじゃなく、2ホップなのでは?
2ホップだとすれば、打ち上げ角は 約15°。ウチのDPでも 0dBi程度のそれなりな絶対利得であり、これなら交信できるかも・・なのである。(^^;)
また、T33Aとの距離は 約5,590km。この距離では、F2層でも 1ホップではとうてい無理。やはり2ホップ以上となる。2ホップだとすれば、こちらの打ち上げ角は 約6°。絶対利得は -5dBi前後ではないかと思われるが、こんなんでよくできたな・・もしかして 3ホップ? *4
まあ、Wake島も Banaba島も中間反射ポイントは海面だろうから、減衰はあまりないのだろう。
さてさて、T33Aについては、なにやら先方のLOGシステムがおかしくなっているようだが、カード集めてるわけでもないし・・でも、一枚くらいは欲しいかな・・(^^;)*5
*1 7/14/21CW, 21SSB。1.8や7のCWでも聞こえたが、届かなかった。
*2 10/14/18/21/24/28CW, 7/18/21/24/28SSB。
*3 高度約300km。
*4 ちなみに、XR0ZRまでは16,000km以上あり、5ホップ・・いや、たぶん6ホップ。打ち上げ角は約 7°・・けっきょく21のみ・・(^^;)
*5 CLUBLOG とか 5USドルだとかいうのは、今回はじめて知った。あなたの知らない世界・・ってやつだな。