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[Radio] コイル取り替え

2013年06月02日 23時 更新

逆Lアンテナ用の 1.9MHzローディングコイルを新しくしてみた。

ローディングコイル

ボビンは、外径6㎝のエスロンパイプ*1。いくらかでも Qを上げようと径を大きくし、 また、謎の(^^;)タップを付けてみた。

  • 直径 6.0cm ← 3.8cm
  • 長さ 7.0cm ← 8.5cm
  • 巻数 26回 ← 38回
  • タップ Rig側から 7回

エレメントは、3.51MHzに合わせておき、コイルをショートさせて 3.5MHz、オープンにして 1.9MHz、タップにつなぐと 7MHz用アンテナとなる。*2

7MHzでは、3/4波長アンテナとして動作しているものと*3思われるが、タップ位置は実アンテナに合わせて試行錯誤した結果、7ターンちょいの位置となった。ここらへん、計算では求められないだろう。*4

コイルをショートした状態では、高調波関係にあると思われる 10.7MHz、17.4MHzのほか、ちょっとずれた 23.2MHzとか 29.4MHzにも共振点があるようだ。10/18/24MHzのいわゆるWARCバンドは、通常、14/21/28のDPに無理やり乗せているのだが、こちらの逆Lにした方がよい場合もある*5。AO-7のダウンリンクも しかり。

1.9MHzのパフォーマンスとしては、いまのところ呼んだ局とはすべてQSOできているが・・まだサンプリング数が少なすぎるかな。



2013.6.2 追記:

飛び具合をさぐるため、6/1のオール神奈川コンテストに出てみた。1時間遅れでのQRV開始だったので、成績は度外視。

最初の数局は一発でコールバックがあったものの、まったく反応がない局も。

けっきょく、交信できたのは 1時間程度で9局のみだった。聞こえたけれど交信できなかった(無反応)のが 3局と、想定外の数字が・・(^^;)
また、当方に聞こえない神奈川局とQSOしている局はいなかった・・と思う。(たぶん ^^;)

23時半頃でQRVしている局もいなくなり、停波。

ローディングコイルのほか、内蔵ATUでの損失もあるだろうが、アンテナの地上高が低すぎるため、地面や屋根によって電力が喰われてしまうのが大きいのではないか。やはり、二階の屋根の上に出すのが解決策か・・・

とはいいつつも、コイルのQを2倍にできれば、動作利得は 3dBとまではいかなくても 2dB程度 改善する可能性はある*6わけで、そうなるとCWでは交信できなかった局にも届くようになる可能性がある。

もうちょい頑張ってみるか・・・


*1 VU50。塩化ビニルなので高周波特性 良くない? 移動用トラップもこれにしようと考えたが、かさばるし、肉厚2mmで ちょいとヤワ。

*2 もちろん、コイルだけではSWRは1にならないので、Rig内蔵チューナのお世話にならなければいけない。

*3 ということは、コイル端ではかなりの高電圧・・でも、発熱とまではいかないようでひと安心。

*4 コイルの巻数から計算したタップ位置までの巻線長は3.5mほどだし3/4λでは計算が合わない。MMANAによる計算でも、もっとインダクタンスが必要と出る・・うぅむ、わからん。

*5 ただし、14/21/28は、やはりDPの方がいいようだ。

*6 コイルのQ改善だけでは 2dBも怪しいが・・(^^;)

Tada/JA7KPI : 2013年05月25日(土)

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