主計算機の参號機で使っているマウスの左ボタンの調子が悪く、よせばいいのに いろいろいじってたら、とうとう壊れてしまった。
壊れるべくして壊れたのであって、「壊した」わけではない。
ウチのマウスは、マイクロソフトの5ボタンのインテリマウス(光学式)だ。
左ボタンの調子が悪い・・というのは、例えばドラッグしてファイル移動・・というとき、目的のフォルダではないフォルダでドラッグ解除されてしまったりする。接触不良なのだろう。それにしても これはウザい。
で、バラして左ボタンのマイクロスイッチをいじって、なんとか直した・・つもりだったのだが、なぜか今度はマウス操作につきものの「クリック音」が出なくなってしまったのである。
操作自体には何の問題もない。
しかし、カチカチという音が出ないだけでマウスの存在価値に相当の差が出るなどということは考えもしなかった。
で、再度バラそうとしたら・・勢い余ってマイクロスイッチの中の接点がふっ飛んでしまったのである。
どこへ着地したのかは・・ちらかり放題の部屋・・捜す気力もなし(^^;)。
というわけで、電気屋さんにマウスを買いに出かけた。
リアル電気店での買いものは久方ぶりである。光学マウスも700円程度で買えてしまうが、インタフェイスはすべてUSBとなっている。
いままで使っていたインテリマウスもUSBだったけど、PS/2変換プラグをかましてPS/2デヴァイスとして使用していた。ま、これはなんとかなるだろう。
ELECOM Pop Grast 3ボタン光学式マウス Mサイズ ブラック M-PGURBK
エレコム
(no price)
帰宅してPCと接続しようとしたら・・あろうことか、コードが短かすぎる。
あせってはいけない。前のマウスに付いていたコードを継ぎ足せば何の問題もないのである。
コードの中身はシールド線と4本の芯線だ。
どちらのコードも白赤緑黒の4本で、テスタであたってみて同じ色同士をつなげば良いことが判明。黒はシールドと接続させても問題なしだ。
しかし、PS/2変換プラグをかまして使おうとすると、まったく認識されない。
変換プラグはMicrosoft社製であり、自社のマウスしか受け付けないようになっているらしい。これだからMSは・・以下略。
しかたないので本来の使い方のとおりUSBマウスとして使うこととなった。 Windowsでは何の問題もないものの、FreeBSDではUSBを使う設定にしていない。これをなんとかする必要がある。
Configファイルを書き換えてkernel再構築。
# USB support device uhci # UHCI PCI->USB interface device ohci # OHCI PCI->USB interface device ehci # EHCI PCI->USB interface (USB 2.0) device usb # USB Bus (required) device uhid # "Human Interface Devices" device ums # Mouse
カーネル再構築で勝手に ums0を認識してくれるので、/etc/rc.confでの設定はコメントアウト。usbdの設定も不要だった。
moused_enable="NO" #moused_port="/dev/psm0" #moused_type="auto" #moused_flags="-z 4" # #usbd_enable="YES"
あと、5ボタンから3ボタンになったので、.xinitrc の
#xmodmap -e "pointer =
・・の設定行はコメントアウトした。
これでようやく Windows/FreeBSDとも新しいマウスが使えるようになった。
さて、ついでに flash pluginについて書いておく。
今やアドビ(Adobe)の flashは Webに不可欠なモノになってしまったわけだが、それ故にセキュリティ的にも重要度 赤丸上昇中なのである*1。
というわけで、YouTubeとかでも最新ヴァージョンのFlashを入れないと再生できない・・なんてことになっているようである。
Windowsでは、アドビのサイト の Get ADOBE FLASH PLAYER とかへ行ってUpdateすればよい。
ただし、IE用と Firefox/Mozilla用のヤツは別物なので、それぞれのブラウザでアクセスしてUpdateする必要がある。
Windowsでは何の問題もないものの、FreeBSDはいまいちマイナなOSなので、linux用の flash pluginを利用することになる。
まずは、旧いエミュレータとプラグインアプリを削除。
# cd /usr/ports/emulators/linux_base-f8 # make deinstall # cd /usr/ports/www/linux-flashplugin9 # make deinstall # cd /usr/ports/security/linux-f8-openssl # make deinstall
次に、/etc/make.conf に おまじないをして・・
OVERRIDE_LINUX_BASE_PORT=f10 OVERRIDE_LINUX_NONBASE_PORTS=f10
しかる後に・・
# cd /usr/ports/emulators/linux_base-f10 # make install # cd /usr/ports/www/linux-f10-flashplugin10 # make install
最後に、一般ユーザに戻って・・
> nspluginwrapper -i /usr/local/lib/npapi/linux-f10-flashplugin/libflashplayer.so
これで、flash pluginの最新版が使えるようになった。
*1 同じ Adobe社の pdfファイルリーダ (Adobe Reader)も、なくてはならないモノになってしまっており、こちらも最新版を追わなければならない。