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[Radio] 常置場所で Es

2009年05月22日 22時 更新

5/16, 5/17は 津軽海峡TEST等があるし、しばらく外にも出てなかったから、どこかに移動して電波だそうと考えていた。
で、わりと早く起きたのだけれど、どうもお天気が悪そうだったので けっきょく移動はやめてしまった。

5/16 朝のFO-29とVO-52の2衛星のあとでHFハイバンドを聞くと、なんかどんどんCONDXが上昇している感じ。
NICTのEsサイトでも国分寺が赤くなって来ている。

前に書いたとおり、トライバンドDPをちょっとイジったので、そのテストも兼ねて28MHzCQを出してみる。
まだ他局は聞こえてきていないが、必ずOPENするという確信はあった。

CONDXさえ良ければ、このような なんちゃってアンテナでも 気合いで飛ばすことができるのだ。

ほどなくして、KNT, HFN, OTPという大御所たちに立て続けに呼ばれ、そのままRUN。1,2エリアが主だ。約30分で22局。

24MHz*1にQSYダウンしてCQを続ける。約13分で13局。ちょっととぎれたが、まだ行けそうだ。

再度28MHzへ戻ってCQ。約15分で15局。やはり1,2エリアが主。ここでちょっと衛星(VO-52)に浮気のため小休止。

ちょっと待てよ、28MHzでこんなに良いのなら、50MHzはどうだ? 50の方が局数多いはずだし・・・と、久々に常置場所で50MHzをONしてみたら、聞こえる聞こえる。
なんとJA2IGY/Bも良く聞こえるぞ。このくらい聞こえるならCWでも呼んでもらえるかも*2。いや、きっと呼ばれるに違いない!!

トライバンドDPにとっては、当然 設計外の周波数なのだが、なぜか(偶然にも)50MHzの低い方でSWRが2程度となっており、自作のアンテナカプラで簡単にマッチングがとれる。

50.177でCQを打ち始めると、すぐに2エリアから呼ばれた。
で、えんえん呼ばれ続け、100分間で98局と交信*3。なんと、北海道からも呼ばれてしまった。

その後、再度28MHzやって、21にも寄り道*4。ここらへんでようやくまばらになってきた。締めは24MHz。14:20頃で終了。


翌 5/17は、朝から雨。午前中は ぱっとしないCONDXだったが、14時を過ぎて上がってきた。
24MHzでちょっとやってから、またまた50MHzへ。

band/area1 2 3 4 5 6 7 890DXQSOs
3.5 1 1
7 1 1
10 1 1 1 3
14 1 1
18 1 1
21 12 2 2 3 1 11 22
24 271415 3 5 2 2 2 1 71
28 461213 3 3 1 1 79
50 46133213 115 1 2123
Sat 4 4 4 2 47 1 2 28
total 13649661612238825 5330

種子島のXXA局とSSBで交信後、CWでCQ。
いや、2日連続で同じような運用するつもりはなかったのだけれど、やはり 根が6mのヒトなので・・しかたないっすね。(^^;)

昨日のCONDXまでは上がらなかったが、1エリアの複数の大御所からも呼んでいただいた。

15:30あたりで50MHzを いったん切り上げ、その後16時頃から 28→24→21→28→50→28→24とQSYし続け、*519時を過ぎてようやく打ち止めに。*6

夜は、額田郡幸田町のASQ局を追っかけし、7〜21+28MHzでGETできるも、24MHzではタイミング合わず逃してしまった。ま、こんなんもアリか。

そういうわけで、上の表は 5/16, 5/17 二日間の常置場所からの全交信数である。こんなにできたのは、なんかのコンテスト以来だ。

しかし、24MHzもそうだが、50MHzでもこれほどできちゃうとは。SWR=2とはいえ、ぜんぜん設計外のバンドで、しかも地上高5m程度、さらにトタン屋根からわずか1.5mというアンテナなのである。

Beam of Triband DP on 50MHz

MMANAを使って50MHzにおけるシミュレーションをしてみるが、どうも納得のいくデータが得られない。やはり、トタン屋根の影響や、3線エレメントの間隔が狭いことなどが原因なのだろう。しかし、おおよその傾向は把握できる。

このアンテナは、ほぼ東西に張っているので、図の0度方向が1エリア方向だ。ビームパタン*7は、高調波アンテナとしての動作のため、へっこんでしまっている。

MMANAの計算では、Outer Ring Levelで約8dBで、ゼロ度方向のゲインはそれから約10dB減というところだから、約マイナス2dBのゲインだ。
普通のダイポールのゲインは、6dB以上はとれるはずなので、ダイポール比でマイナス8dB。これに不整合損失等でさらにマイナスになるので総合でダイポールに対しては10dB程度も劣ることになる。

しかし、それでもパイルになるわけで、それだけCONDXが良かったのだろう。あとは、「気合い」の問題なのかもね。

ということで、しばらくは常置場所からは出なくてもいいか。いや、これに味をしめて、また出るかも・・・どっちかな。(^^;)


*1 もちろん、アンテナ・チューナ使用。チューナ無しでのSWRは、きわめて悪い・・といってよい。

*2 能代市の6mは、SSBでは常駐局が存在するが、CW打つ局は ほとんどいない。

*3 最後の20分はSSB。

*4 KIC局からのリク。これでHFで能代市全クリア?

*5 晩飯喰ってシャックに戻ったら、まだ開けていた!!

*6 50のほか、24と28を重点的に運用したのは、能代市からの24/28の交信数実績が圧倒的に少なかったから。

*7 これは、1エリア向けEsの仰角20度方向のパタンだ。

Tada/JA7KPI : 2009年05月17日(日)
コメント(4) [コメントを投稿する]
JP1LRT 2009年05月22日(金) 12時

こんにちは。 先日の近距離Esは楽しかったですね。 QSOありがとうございました。

JA7KPI 2009年05月22日(金) 19時

まさか呼ばれるとは思ってなかったですよ。<br>現在、自宅には50MHz専用のアンテナが上がっていませんが、<br>次回までには近距離Es用のアンテナを上げときますんで、またレポートよろしく。ほんとかよ(^^;)

JO7UIT 2009年05月22日(金) 20時

こんにちは。はじめておじゃまします。17日に28CWにて、QSOしたの思うのですが、QSOとして成り立っていたでしょうか?初めてCWでQSOしましたので、とても緊張していたので、QSOできたか、不安なのです。(もっと送受信練習をしてから、CWを打ったほうが良かったのかな)では、今後も、よろしくお願いします。

JA7KPI 2009年05月22日(金) 22時

UITさん、もちろん成立してますよ。<br>初CW-QSOありがとうございました。他のバンドでもよろしくね。


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