ZCR/bLOG

既にご承知のこととは思うが、今年の ALL JA コンテスト は、4/28ではなく、4/25〜4/26である。

JA7KPI/7の現時点での移動第一候補地は 鹿角郡 小坂町。
今回のメインバンドは、50MHz。

小坂町の理由は、今まで小坂から50MHzで電波を出したことがないから。
いちおう、HFハイバンド〜1200MHzまで準備。ロウバンドは、今回パス。

午前中に自宅出発。大館から樹海ラインを通って現着。
現地は、QN00JK 標高約750m。以前も来たことがある地点だが、気になっていたとおり、残雪がかなりある。

以前の運用ポイントは雪のため入り込むこと能はず。
鹿角市側に抜けて下れば それなりのポイントはあるのだが、鹿角郡って予告しちゃったし、戻って当初の移動予定地の道路の反対側に陣取り、なんとかアンテナ設営。

この位置では、防雪柵も邪魔になって地上波はかなりキビしそう。1200MHzでは完全に無理と判断し、アンテナはセットしなかった。

50MHzでは 複数のラグチュウが聞こえる。福島ビーコンも そこそこの強さで聞こえている。短時間だが Esで九州も開けたようだ。*1

HFは、18MHzが安定して開けている。
久々に18MHzでCQ。16時前から出始めて、18:30頃まで またーりとRUN。DX2局を含む67局と交信。
DXはウクライナと南極だけど、まさか南極がオレを呼ぶか??*2

コンテスト前に衛星VO-52にQRV。ANTは方位仰角とも固定にしたのでCWで10局程度のみ。

21:00コンテスト開始。しかし、30分間で岩手2宮城1の3QSO。どうにもならぬ。他エリア局の信号はJE1BMJのみ確認。のっけから聞こえていたが、呼ぶタイミングがつかめなかった。

早々とFO-29に逃避して6QSO。寒いし雨が降っているので、ANTは回さないことに決めていた。(^^;)
雨はみぞれに変わりつつある。

50MHzに戻ってもなかなか局数が増えない。
HFに降りてみると、わりといいCONDXのよう。28MHzもそこそこ聞こえる。これは・・もしかしてもう少し待っていれば50も爆発の可能性があると踏んで、28MHzでCQ出したいのをグッと堪えて50のSSBでCQを出し続ける。たまに宮崎のビーコン周波数をチェック。極めて微弱ながら、宮崎が聞こえているのを確認。

しかし、けっきょく、50MHzはOpenせず。待ちぼうけを喰らってしまうKPIであった。
01時頃、シュラフに入る。

朝は05時起床。
14MHzで遊んだ後、いったん沈んでいたBMJ局が再び浮いてきて、ようやくQSO。出力も違うはずだが、やはりかなり耳がいい。

さて、XRZ局が複数の北海道とQSOしていたが、あろうことか北海道がぜんぜん聞こえない。北に対しては有利な移動地であると思っていたのだが、計算違ってたか。
北向けには、もっと東に移動して鹿角市に抜けた方がいいのかも。

09時台は、SO-50で2局やって即FO-29のSSBへ。

このとき、既にみぞれは雪になっていた。
ラジオでは北海道で大雪のおそれとかなんとか言っていたが、風雨は大したことがなかったし、たかをくくっていた。

しかし、雪はまったく止む気配をみせず、ついに本格的に積もり始めたのである。みるみるうちに辺り一面は銀世界。

こ、これはまずい。なんたって、クルマは既にスタッドレスを脱ぎ、ノーマルタイヤである。さらに、アンテナマスト用の伸縮ポール、これが危うい。みぞれが付着したマストが氷結して縮まらなくなってしまうおそれもあるのだ。

うーむ、どーしよう・・なんて考えてるうちにも雪はどんどん積もっていく。もう、積雪10cmを超えようとしている。

ということで、身の危険を感じたKPIは 10:30で撤収を決断。速攻でアンテナをたたみ、下山したのである。・・・と、書くと簡単みたいだが、手がかじかんでしまって、ロープがほどけなくてマイッたよ。

そーゆうわけで、今回は痛恨のリタイアとなってしまった。

左の表は、コンテスト外を含めた今回の鹿角郡移動のバンド/エリア別交信数だ。こんなことなら、24時頃までのHFハイバンドにQRVしとけばよかったなぁ・・と嘆いてもあとのまつり。

いや、Netの情報によると、夕方にEsが出たそうだし、ま、タイミングが合わなかったということだね。

OED局の信号は、ハイバンドで2回くらい聞こえていたけれど、呼べなかった。sri。けっきょく秋田県内局は、21MHzでBMEさんとできただけだった。