ウチのサテライト(衛星)用アンテナ・ローテータは、CDE社の TR-2Cというモノで、1972年頃に買った年代物だ。
まだ現役でアンテナを回してはいるのだが、たまにモータが唸るときがある。夜中に ぅぎうギ・ウギャーーーン!! なんてことになると近所の顰蹙を買うので、バラして注油することにした。
たしか、ローテータのメンテナンスって、なんかの本に載ってたよな、どの本だっけなぁ・・とそれらしき本を発掘しようとするも、見つからず。*1
とにかく新聞紙を敷き、バラすことにする。4本のボルトを緩めると簡単に分解できた。
したっけ、ベアリングがポロポロとこぼれてくる。あわわわわ(^^;)。拾い集めたベアリングの球の数を確認。
グリスはかなり硬化が進んでいるが、錆の類はほとんど無い。まず、オイルスプレーでちょこちょこと洗い、次にグリース・スプレーを吹き付けた。
かの本には、ベアリングを灯油かガソリンで洗って・・とか書いてあったような気がするが、ま、こんなもんでいいんじゃないかなぁ。
モータの唸りは、やはりモータのシャフトのグリスが切れたことによるもののようだ。少しずつグリスをたらして回してやっていたら、唸りは無くなった。
再びボルトを締めて組み立て、ルーフタワーに戻す。回転させると、新品のように静かに回ってくれた。さすがに70年代のアメリカ製品は丈夫である。
最後に、あらためてアンテナ方向の確認。
1年程度前に自宅南方向に位置する近所の3階建て医院が取り壊され駐車場になったので、見通しは若干良くなった。電波の飛びが改善されたかどうかは、未検証(^^;)。ただ、南方向のランドマークが目視できるようになったので、アンテナの方向は正確になったカモ。
さてさて、ちょっと調べてみたら、CDE社のローテータ部門は アンテナ/通信機メーカの Hy-Gain に売却され、さらに Hy-Gain は MFJ に売却されたようだが、いまだにローテータ製造を継続しているようである。(^_^)
ついでにここに書いておくが、「いぶき」(GOSAT)と同時に打ち上げられたアマチュア衛星のうち、香川大学「KUKAI」のKU(437.305MHz)とKAI(437.275MHz)のビーコンも無事受信。
「まいど1ごう」(437.505MHz)は、本来の機能である観測業務が一段落するまでアマチュア無線の方はお休みのようで未受信。
「かがやき」は依然 消息不明のようである。アンテナか、送信機か、制御系か、はたまた電源の故障なのか??
とりあえず送信機が動いているのなら、巨大アンテナで受信できる可能性があるのだが、もちろんKPIのアンテナでは無理。どなたかEME級アンテナでの受信(437.375MHz)を試みていただけないだろうか?
次のサイトのOBJECT D E F のうちのどれかが「かがやき」と思われる。*2