FreeBSD 7.0-RELEASEが出たので、まずは自宅の主計算機を Version Upさせた。
この記事は、FreeBSD上の Firefoxで書いている。
今回、FreeBSD 7.0へは 割とすんなりUpdateできた。(^^;)
ただし、kernel再構築の局面で options INET6 を無効にしたのだが、make の段階でエラーでコケてしまった。
メッセージを見ると、なにやら SCTPの局面でコケているようだ。そこで kernelconfigファイルで options SCTP もコメントアウトし、無効にしてみたら、makeは通った。詳細は不明だが、SCTPはいまのところ不要と思われるので、このまま走ることにする。
あとは、先日の6.3のときとほぼ同じである。各種設定ファイルも6.3と変わらない。
まあ、6.3のままでも何ら問題なかったのだけれど、なんで7.0にしたのかというと、
Dramatic improvements in performance and SMP scalability shown by various database and other benchmarks, in some cases showing peak performance improvements as high as 350% over FreeBSD 6.X under normal loads and 1500% at high loads. When compared with the best performing Linux kernel (2.6.22 or 2.6.24) performance is 15% better.
・・・(ほんとかよ)などという甘い文句に乗せられただけなのである。
ということで、マルチプロセッサでの能力発揮に期待する。
さて、PC/AT互換機用のi386版はさておき、NEC/pc98版を PC9821Na9にインストールしてみた。
結果としては、フロッピ起動させ、CD-ROMからOS自体はインストールでき、遅いながらもしっかり起動してくれたのだけれど、残念なことに pc-cardを認識してくれないのだ。
最初は、インストール・メディアとしてインターネットが使えないだけと勘違いし、それならCD-ROMが使えるノート機ならOKだろうということでNa9にはインストール可能と踏んでいた。しかし、事態はそう甘くはなかったのである。
98Noteはほとんどが pcmciaのpc-cardを実装していて、NetworkやSCSIインタフェイスもpc-card経由ということになるのだが、pc-cardが認識できないということはNetworkが使えないということであり、これはFreeBSD/pc98としては致命的・・・少なくともFreeBSD/pc98Noteは終わった・・・といっていいのではないだろうか。
ネットを漁ると、Version5で既に使えなくなっていたらしい。どうしても98Noteにインストールしたければ、サポート終了を承知の上で4.11あたりを使うしかないようだ。
実は、Pentium4の弐號機を7.0-RELEASEにしてから、boinc-setiathome の動きがおかしくなってしまい、何度もインストールし直したりしてみたもののぜんぜんダメダメで、半ばあきらめかけていたのである。
おかしい動きとは、まず、top -t で見てみると、CPU usageが100%を超えている。global_prefs_override.xmlを読んでる気配も無い。boinc_cmd を投入すると固まる。ただし、CTRL-Cでキャンセルはできる。Tasks for computerを見ると、Client error Compute errorの嵐。
しかしながら、Pentium D の参號機では同OS同バージョンで、何ごとも無いかの如く動いていて、もう、わけ分かめ。
ところが、ふと、boincを手動で起動させてみたところ、うまく動くことを発見したのである。
と、なれば、問題は自動起動スクリプトにあるハズ。
/usr/local/etc/rc.d/boinc の中身の核心部分は、ここだ。
idprio 31 su - ${boinc_user} -c "${program_path} ${boinc_flags} > /dev/null &"
idprioで31を指定してプライオリティを最低にしているのだが、どうもこいつが怪しい・・と、行頭の「idprio 31」を削除したところ、ようやく正常に復帰したのである。このスクリプト書いた人は旧いCPUではチェックしてくれなかったもよう。参號機は一応デュアルコアなので、影響が少なかったのか。