ZCR/bLOG

お昼前のJQV局 VO-52五所川原市はちょっと弱めだった。
しかしパイルは激しく、ウチのアンテナでは勝てなんだ*1。次のFO-29では145MHzのUplinkもワッチしたがQRVを確認できず。

CQ出して数局QSOの後、先日失敗に終わった男鹿市に再挑戦。男鹿市といっても PN90XB 旧若美町五明光である。

現地は標高約20mの丘。今回はAO-7用にクルマの向きを考えて停車。車体が八木宇田アンテナの反射器として作用し、ビームが車体の右後方に出る(らしい)ので、AO-7のMEL方向にあわせてみた。

まず、AO-27にQRVして5QSO。MEL=12度だったが、この程度であればまず大丈夫のようだ。

次のAO-51は、モードがどうなっているのか確認していなかった。とりあえずUpしてみたが、MEL=1.2度では到底無理。

AO-16はいつもながらゼロインに難儀*2。それに、自分の信号があまりよく確認できないのは何故??
それはさておき、AOSから10分間はいくらUpしようとしてもまったく上がらず*3。MEL後3分程度経過してから、やっとループ確認でき、6局とQSO。

最後のAO-7でようやくCW。AOS後3分はループとれず、4分目になってPKU局から呼んでもらう。その後3分ほど空振りが続いたが、KJRさんをかわきりに連続して呼んでいただき、6QSO。

ちなみに、29MHz用逆Vの実際のSWRは左のようになっている*4。衛星に徹しきれず(^^;)、通常バンドで送信可能なように設定されているが、AO-7の受信に関しては特に問題ないと思われる。

その後、LOSまでしつこくCQを出すが、やはりQSBがかなり激しく、はっきりいって呼ばれてもフルコピーできるかどうかは怪しい(^^;)。まあ、QSBの状態を観察するためCQ出しているといった面もある。このQSBはどうすれば克服できるのか・・・・

衛星通信でもQSBがあるというのは、実は驚きであった。もちろん、衛星のスピンによるQSBはあるだろうとは思っていたのだが、それよりも電離層や対流圏を通過するときの影響がデカそうだ。*5
QSBはFO-29やVO-52でもあるが、さすがに円偏波のアンテナを登載しているせいか、この二つの衛星でQSBの影響を感じることは少ないような気がする。

FM衛星では、アンテナが直線偏波というのが多い。AO-7のアンテナのスペックが定かではないのだが、29MHz用はさすがに円偏波ではないだろう。こちらの受信を円偏波対応にしたらどうだろうか。

円偏波といえば、145/435のアンテナの円偏波化も考えてみた。すべての衛星が右旋統一ならいいのだが、ひとつの衛星でも右旋と左旋が混在していたりするわけで、送受で右左を切り換えなければイマイチ効果が無いのではないか・・などと、二の足を踏んでいるKPIなのであった。