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[Audio] レコードからの取り込み

2007年03月04日 22時 更新

AUDIO-TECHNICA SHELLAUDIOネタは久々だなぁ。
Sunday Song Book(SSBかよ!)を聴いていて・・・そーいや、竹内まりやのLIVEって昔 FM東京 (最近は東京FMなのね) でエアチェック(死語)したよなぁ・・・伊東ゆかりのファンだったから、声が似ている竹内まりやの出現にはだいぶゾクゾクしたっけなぁ・・・(^^;)と、かのLIVEテープ(1980年)を探し出し、状態が良かったのでPCに取り込んでみたのであった。

だいぶ前に同じネタで書いたのだけれど、今回は画像入りで。

Technics RS640U

カセット・テープ・デッキは、TechnicsのRS640U。もう30年選手。信号系の主要なコンデンサをフィルム系のモノに交換したりしている改造機である。

この後に入手したデッキもあったのだが、結局、無事に生き残っているのは構造が単純なこいつのみ。購入後5年ほどでヘッド/ピンチローラ/ベルトは新品交換している。その後はメンテしていないが、走行系に異状はなく、ワウ・フラッタも気にならない。

そういえば、このカセットデッキに「アイスノン」の中身のゲル状の冷媒をこぼしてしまったことがあった。以下はそのとき(1995年)の記事(FWD-Net)。

Subject: TA7122AP Date: 4 Sep 95 23:03

まいりました。20年前から自分で修理を繰り返しつつも使用してきた某社のカセット・デッキがついに修理不能になったようです。

実は、デッキのパネルに水をかけてしまったんですね。 そのときは、なんとかくい止めたと思っていたのですが、数滴程度内部に侵入していたわけです。 それがちょうどTA7122APというヘッドアンプ用のICの脚の部分で、バラしてみたら緑青が吹いておりまして、7ピンのうち2本が溶けて無くなっていました。

このほかにも、1/4w抵抗が2本ボロボロに崩れていました。水をかけたのが確か、この春だったと思います。それから半年・・そういえば数週間前から変なノイズがからんでたもんなぁ。

ところでこのIC、昔はRIGのマイクアンプ用として何個かストックしてあったのですが、ジャンク箱を探してみても見あたりません。

さすがに20年は長い。CQ誌の小沢電気の広告ページにもだいぶ長い間載っていたと思いますが、現在はこれも消えてしまっているようですね。

この時は、カセットデッキの中身を念入りに清掃した後、別の自作基板で使っていたICを外して移植し、なんとか復活させたのだが、まさかそれから10年以上経って、まだ動いてるとはなぁ・・・

YAMAHA SOL2 ASIO Recorder/E-MU DSP Mixer

さて、アナログな音源からPCに取り込むために使っているのが、E-MU 1820mというサウンドカード+外付けユニットだ。なんでもA/Dコンバータの性能がプロ用並みということらしいが、別に普通のサウンドカードでも取り込み自体は可能である。

ただし、E-MUは入出力ともASIOを使うので、ASIOに対応したソフトウェアじゃないとNG。KPIの場合はYAMAHAのSOL2を使っているが、CubaseなどでもOKかと。

E-MUには、通常のMMカートリッジ用のイコライザ・アンプも内蔵されているようなので、レコード・プレーヤの出力を直接入力できる。以前は、いったん別プリアンプに通してからの取り込みだったので、楽。実際にプレイさせると、カートリッジからの出力がかなりデカく、ピークメータが振り切れるほどだった。このため、E-MU側に(ソフトウエア設定で)トリマを入れ、入力を絞っている。

HITACHI Lo-D HT350 ホコリ目立ちすぎ 。音盤が Agnes Chan/MeiMeiなのは秘密 (^^;)

E-MUの端子に入力された信号をどのチャネルに送るかは、任意に設定できる。とりあえず、イコライザ・アンプの出力はASIO IN 11/12チャネルに送ることにする。

一方、SOL2の方は、入力をステレオに設定し、ASIO 11/12から信号を受けるように設定。あとは、SOL2を録音状態にして走らせればOK。

録音終わったら、WAVファイルをエクスポート。あとは、Sound Engine とかで波形編集。よく使うのは、Fade-In/Out、削除、無音化、グラフィックイコライザかな。Sound Engine自体がASIOをサポートしてくれればいいのだけれど・・・難しいか。

さて、こういうことをしてレコードから音楽を取り込んでいるわけだが、かなり面倒であり、はっきりいってオススメはしない。CDで再発されている場合も多いので、CDからリッピングする方がはるかに簡単であり、かつ高音質である。CDをあらたに購入するほどでもない・・・というそこの方、レコードから取り込む苦労や作業時間を考慮すれば、再発廉価版のCD買うのが絶対正解です!! (^o^;)

ただし、再発されていない場合はしかたない。また、このレコードのここの傷(スクラッチ・ノイズ)に想い出が・・・という場合もあろうかと・・・・ (ねーか -o-;)


さて、レコード・プレーヤは、前回使用してから約3年ぶりの登場であったが、久々に電源を入れてもターンテーブルが回ってくれなかった。潤滑剤をちょっとかけて手でぐるぐる回してやったら、ようやく自力で回転しだしてくれたものの、回転数が極めて不安定。

そこで、可変抵抗器に接点復活剤をかけたり、しばらく回し続けたまま放置していたところ、数時間でやっと安定化した。やはり、ちょくちょく使っていないと劣化するばかり・・・なのかなぁ。


Tada/JA7KPI : 2007年03月04日(日)

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