ZCR/bLOG


[Radio] 大昔のアンテナ

2007年01月25日 22時 更新

大昔(1970年代初期)のモノクロ・ネガフィルムを整理していたら、アンテナの写真が出てきた。
bLOGのネタもないし、ちょっと珍しいと思うので紹介する。

9ele.Yagi-Uda with Corner-Ref.

ちなみに、この頃KPIは高校生。TR2200をハム交換室経由で入手し、144MHzでアンテナいじりに精を出す毎日であった。

最初のアンテナは、144MHz用コーナ・リフレクタ付き9エレ八木。八木部分はマスプロの9エレそのもの。コーナ・リフレクタは、金網。見たとおり、受風面積がハンパじゃない。この写真を撮ったのが、たぶん9月。で、直後の台風により悪い予想どおり全壊した。

SWRは、ガンママッチの再調節で難なく落ちたものの、肝心のビームパタンはというと、F/B比が超強力・・・なわけでもなく(^^;)、普通の9エレ八木とあまり変わらなかった。ゲインの方も、普通の9エレのときよりも悪くはならなかったものの、特に良くなったという感じもしなかった。

けっきょく、これでも反射器が小さすぎるということなのだろう。

Stacked Brown-GP

次は、同じく144MHz用のGPの2段スタック。
エレメントはすべて木材に沿わせた銅線で、合成は同軸ケーブルによるQマッチを使っている。

たぶん、上の八木が崩壊して、その次の次の次あたりに作ったものだろう。飛び具合は見てくれよりもかなり良く、この当時はまだ某北電力の巨大タワーも無かったし、1WのFMで100km先の横手市とも交信できていた。今では50W出してようやくできる。

アンテナの紹介で「GPのスタックです」と言うと、「なんエレですか?」って聞かれたりしてね。

なお、写真のマストは金属パイプではなく、2枚とも竹竿である。開局のとき(1970年)石出竹材店(まだやってるの?)から買ったもの。たしか、早朝に自転車にくくりつけて運んできたような記憶が・・・

それはさておき、今もこの当時と似たようなことをやっているのであった。本質は、なにもかわってない。


Tada/JA7KPI : 2007年01月24日(水)
コメント(2) [コメントを投稿する]
JL7AIA 2007年01月25日(木) 21時

三十うん年経っても八木にせよGPにしても変わらず現役のアンテナですからね。それだけ良く出来たアンテナなのでしょう。私も幼少の頃木材でFM八木を作りましたっけ。<br><br>それにしても雪が積もってますね。あの頃は雪が積もると学校の二階から飛び降りて遊んだものでした(今じゃ考えられない?)

JA7KPI 2007年01月25日(木) 22時

GPスタックの写真は、おそらく1974年初頭のものです。つまり、いわゆる 48豪雪 のときですね。<br>・・・といってもAIAさんはまだ就学前か。(^^;)


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