ZCR/bLOG


[Radio] オール秋田コンテスト (追記)

2006年09月23日 23時 更新

いよいよALL秋田コンテストである。9/16 21:00-23:00+9/17 06:00-12:00というタイムスケジュール。
JA7KPI/7は、JCC_0413 北秋田市(NA)の山の上800mくらいから電波出す予定。周波数は、1.9MHz〜1200MHz。ただし、メインはやっぱり50MHz。

地図画像

夜は、プライオリティ50/1.9/3.5/VUという感じかな。朝は1.9/3.5ちょっとやってから、ハイバンド用のアンテナを上げ直すという昨年と同じパタンになりそうだ。標高わりとあるので、コンテスト周波数を聞いてみてね。144/430のSSB/CWもヨロシク。1200はFMのみ。

同一バンドで電信・電話各々得点計上可なので、同じ局と電信+電話の2回QSOできます。ただし電信用周波数と電話用周波数は完全分離しているのが玉に瑕。(^^;)

コンテスト前はWARCバンドに出ようかなと考えている。コンテスト後はCONDXをみて適当に・・・・(^^) 現地へは例によって昼飯喰ってからぼちぼち・・・・


カシミール3Dによる上平からの展望。飛びそうなのだが・・

追記:
昼飯は奮発して キッチン細田 のカツカレーだ(ローカルネタ)。

12:40頃出発。現地(北秋田市 旧阿仁町)へは15時少し前に到着。下見で来たときにQRVした仙北市の地点とグリッド・ロケータ的には同一(QM09HV)。下の写真のとおり、標高888mの標示がある。下界は摂氏20度くらいだったが、山の上は15度。しかし長袖を着てきたせいか、寒くはない。

たいした観光地でもない(失礼! ^^;)と思っていたのだが、この標高まで道路が舗装されているというのは、やはりそれなりに観光の需要があるのだろう。アンテナ設営中もそれらしい自動車がかなり通過していた。上にカシミール3Dによる移動地点からの展望図を示す。まったく上平とはよくいったもので、ここら一帯が台地になっているのが判る。実際は樹木のため、この図のようには見えないのだが、ポイントによっては良く見える場所があるのかもしれない。

運用地の道路をはさんだ対面にある標高888mの標示。どうもホントらしい

さて、50MHzメインだが、HF用のワイヤ・アンテナも一緒に上げなくてはならない。まず1.9/3.5MHz用のアンテナをあげ、翌朝ハイバンド用のダブル逆Lと交換・・というシナリオだったが、よく考えたら、最初から全アンテナを上げてしまえばよかったのだ。同軸ケーブルを使い回しするわけでもないし、コンテスト途中に貴重な時間を浪費することはないのだ。(まぬけ時空に落ち込んでいたKPI)

1.9MHzのワイヤが展開できるかは不安だったが、逆Vの片側を道路の路肩沿いに伸ばしてなんとか設置可能であった。50MHzを5エレにしたため、今年はマストフルアップで地上高9mを確保。(下の写真は翌日、1.9逆Vを降ろしてダブル逆Lを上げたときのもの)

アンテナ設営が完了して一息ついたら、もう17時になっていた。ビールをやりながら50MHzをワッチすると、山形県某所移動局が1,2,3エリアとQSOしている。しかし、こちらにはあまり聞こえない。59で入感する局もあるのだが。ところが、こちらによく聞こえているのに山形でイマイチな局もあるようだ。

で、気になって福島のビーコンを聞・・・・こうとしたのだけれど、これがカスリもしないのである。山の上でアンテナ立てて福島のビーコンが聞こえなかったなんてことは、いまだかつて無い。ううむ、これまた不安だ。展望図や今日の1エリア局の聞こえ方からみて、福島のビーコンが聞こえないわけがない・・・と思うのだが・・・もしかして、停波中とか??

コンテスト前はWARCバンド・・・と書いたけれど、10MHzでさえ国内はNGなCONDXで、何回かCQは出してはみたものの、交信には至らなかった。おにぎり喰って、20:30頃まで寝ることにする。


北秋田市 阿仁上平 QM09HV All Akita Contest

20:30 目覚まし用のガム噛みながら50MHzを再度聞くも、CONDX悪し。やはり夜の部は1.9MHzメインで行くか。

21:00 コンテスト開始。1.911台でCQを出すが、数局ナンバ交換したら突然トナリ町の局が割り込んでCQを出し始めた。うぅむ。最近のDSPによるQRM除去はよほど効くとみえる(^^;)。どうせこっちはアナログ機。ここで周波数を追われたKPIは約10分間のロス。とはいいつつ、50MHzSSBでCQ出したりはしてたけどね。

その後は、まあまあ快調・・だったのだけれど、22時近くになって、パッタリ呼ばれなくなってしまった。え゛?まさか打ち止め(^^;)?? にわかには信じられなかった。しかし、呼ばれないのだからしかたない。

ここで再び50MHzでCQをかけるが、50.200以下では1エリア方面がきこえるものの、コンテスト周波数の250以上は閑散としているのであった。こ、これはイカン・・・と、22:00でよもやの3.5MHzへQSY。

3.5でも、まあまあ快調にRUNするが、1.9MHzと同じメンバが呼んできているわけではない。後でLOGを調べたら、1.9/3.5両方でQSOできたのは、わずか14局にすぎなかった。なんで? もっと呼んでくださいよー。(T^T)

22:30に再度50へ戻ってみるが、やはりダメダメ。1.9MHzへも戻って、ここでUKK局とできた。その後、また3.5でCQ。1局1分くらいのレートだが、もっと上げたいところ。第一ラウンド最後のQSOは22:59:45に終了。けっきょく、1.9での自己記録は更新できずか。あれ? JQVさんと3.5でやってないな。

145MHzを聞くと、どっかで聞いた声が・・おぉ、AIAさん。強力! ニヤニヤしつつ聞いてると、おぉ、OEDさん。

各局のラグチュウを聞きつつ50.2以下に降りて、東成瀬村移動局とQSO。いやぁー、オール秋田コンテストやってたんっすよ。明朝06:00から250より上で北秋田市出ますんで、宣伝よろしくね・・・と、お願いする。コンテストの日だとは知らない様子でしたなー。ついでに東成瀬村は「HN」・・と教えてあげた。(^^;)

145でのラグチュウはいつの間にか終わっていた。では、こちらも寝ることにしよう。目覚ましを05:15にセット。


いやーーー、寒い!! 上半身はそれなりに防寒着を持参していたけれど、脚が冷えてたな。それでタオルとか脚に巻いて寝てた。クルマのエンジンかけたまま眠るのは、ちょっと恐いし、シュラフ持ってくるんだった。

で、寒くて05時前に起きてしまった。もちろん、こんな時間に国内が聞こえるわけがない。

06:00 第二ラウンド開始。再び1.9MHz。まずはOEDさん。2局やってから気になる50MHzへ。CQを出すと、昨夜の東成瀬移動局が呼んでくれる。ありがたやNAIさん。さらにCQを出すが反応無し。しつこくCQ出すと、埼玉から呼ばれる。ふわっと浮かんできたが、不安定そう。06:30頃までガンバって近場数局の他、茨城もとれる。

ここで昨晩3.5でできなかったJQV局のことを思いだし、3.5へ。3局目に呼んできてくれる。これでロウバンドのノルマ(^^;)はお終いだな。いきなり50MHzへQSYをアナウンス。JQV局とは50MHzでは未QSOだが、ぜったいQRVできるハズ・・・・。まさにそのとおりで50CWとSSBでQSO。すぐにOEDさんも呼んでくる。

50MHz5el.Yagi-Uda and Double Inverted eL

07:00 朝飯。今回の移動の主食は、おにぎり。さけとすじこ/焼きたらこの組み合わせで計6個。夜食は亀田の柿ピー(^^;)であった。

07時台は144に顔を出しつつメインは50。1エリア3局、2エリアも取れる。AIAさんともここででき、1200MHzをリクエスト。おぉ、強い。ビームを調節すると、ほぼ真南(気持ち東)である。美郷町といえば、もう少し西のはずだが・・・黒森峠あたりか?

08:10〜09:25は、ほぼ50MHzオンリィでQRV。決して連続して呼ばれるわけではなく、ぽつりぽつりだったが 1エリアがかなりできた。しかし、ほとんどがSSBである。CWに降りまーす!053で出まーす・・とアナウンスしてもぜんぜんダメ。まぁ、CONDXが安定じゃなかったし。

50が一息ついたところで、ロウバンド用逆Vを降ろしてハイバンド用ダブル逆Lを上げにかかったのだが、あろうことか、逆Vのワイヤが立木に引っかかってどうしても取れなくなってしまったのである。けっきょく、ワイヤを切断して回収したのだが、切断の決断を出すのが遅れてしまい、20分くらいロスってしまう。(優柔不断なKPI)

10時を過ぎて、ようやくHFハイバンドへ。14MHzで九州のFOF局とQSOできた以外は、ほぼ県内のみ。(岩手のDLE局は複数バンドでQSO)

AIAさんとも HF CWでQSO。14→21→28→144とQSY。しかし、144CWのQSOが成立したと思ったら、突然エレキーが動かなくなり、パニクってしまった。どうも、エレキーの電源コネクタあたりが接触不良だったようだ。430CWにQSYするはずだったのだけれど、あたふたあたふた状態のKPI。AIAさん、なんかメッセージ打ってらっしゃったと思いましたが・・VY SRI。

HF CWでのQRVの合間も50SSBでのCQはしつこく続けていて、数局できていたが、効率はかなり悪い状態だった。普通のマルチバンダなら、7MHzでRUNするんだろうけれど、こちとら普通じゃないマルチバンダなもんで、7MHzに出るのは他のバンドがどーしよーもなくなった最後の最後なのであった。
で、最後の10分間のみ7MHzCWでCQをかけ、11局とQSO。TU E E・・・と、打ち終わったら、12時を数秒過ぎていたが、ま、いいでしょ(^^;)



band/area1234567890DXQSOs
1.914643 9211 40
3.5159851112121 55
7 422 111 11
10 12 11 16
14 15 6
21 5 5
28 3 3
50 272 24 6 59
144 6 6
1200 1 1
total602016823654491192

コンテストは12:00で終了したけれど、10MHzにQSYしてQRVを続行。しかし、10MHzでさえダメダメなCONDX。韓国のJCCハンタに呼ばれちゃったよ。その後、国内とも数局QSOできたけれど。HFはあきらめて50MHzに。

50では、コンテストではほとんどQSOできなかったCWでQRV。こちらも1,2エリア数局とQSOできたけれど、13:30以降はまったく呼ばれなくなり、ここでQRT。

左のテーブルは、コンテスト外のQSOを含めた 9/16-9/17北秋田市 阿仁上平 移動運用としてのバンド/エリア別交信数。 トータルで8時間も運用していたわりには、少なすぎる。廃バンド状態は ある程度予想してたけれど、1.9とかロウバンドもあまり良くなかったのか? それとも、参加局が少なかったのか?? もちろん、7MHzに出ればそれなりの局数は稼げるのだろうけれど、そこは、KPIですし・・・(^^;)

今回、50MHzではほとんどSSBでのQSOとなったのだが、コンテストナンバの送り方をだいぶ尋ねられた。つくづくマイナなコンテストだよな。(^^;) さらなるPRが必要なことは、これ明白。

と、いうわけで、2006オール秋田コンテスト参加記、これにて一件落着。

蛇足: 今回、虫に喰われたのは5箇所。右足をブユ(ブヨ)に刺されてしまい、とっても痛かった。


Tada/JA7KPI : 2006年09月15日(金)
コメント(4) [コメントを投稿する]
JL7AIA 2006年09月19日(火) 21時

KPIさん、お疲れさまでした。<br>あの時はGPをFMモービル機につけていたので、まずは145.04FMでよろしく!と打ったのでした。<br>残りの430M CWに出るにはアンテナ切り替える必要がありましたので。<br><br>VUでランニングすると途端にレートが落ちてしまうので、どこでQSYするか非常に悩みました。2mでも出てる局少なかったですし・・・

JH7VTE 2006年09月21日(木) 18時

参加された皆さんお疲れ様でした。17日の午前、固定からtadaさんと0の局が6mでナンバー交換したぐらいでした。<br>マルチで参加するペース配分の様子とか大変参考になりました。<br>来年こそは、80m、40mあたりで淡々とrunしたいと思っていますが、どうなることやら。<br>JE7YNQ/bは現在停波中みたいですね。うちからも聞こえないし、宮城でも最近聞こえていないという情報があります。<br><br>今年11月に海外からWW CWでOPしないかというオファーがありました。世間?の許しが出るわけがなく、丁重にお断りしました。やりたいという希望(夢)はあるんですけどね。

JF7JQV 2006年09月21日(木) 21時

お疲れ様でした。<br>当方は県境手前の三戸郡新郷村からお呼びしました。<br>初日は1.9のみ、3.5はギボシ切り離しがおっくうで<br>翌日に先送りしました。<br>50はHB9のショートバーを忘れてしまい、翌朝アルミ線で<br>つないでお呼びしました。<br>それにしても夜は寒かったですね。あまりに寒くて夜中に<br>エンジンをかけちゃいました。<br>翌日は寝不足がたたって気分がよくなく、HFハイバンドも<br>何も聞こえないので10過ぎに店じまいしました。

JA7KPI 2006年09月23日(土) 23時

AIA < エレキーの不具合は、コネクタと思ったら、実はコードが被覆の内側で断線していました。430CWはACAGで?<br>VTE < HFハイバンドが開ければおもしろいのですけどねー。それと福島のビーコン停波中の可能性大とのことOK。TNX!<br>JQV < 真夜中に山の上でロウバンドANTの先端チェックにはなかなか行けません。<br>まず、熊さんが恐い。山頂付近に熊が居る可能性は低いですが、さすがに・・・(^^;)<br><br>今日は、切った1.9のエレメントや、電源コードの修理とかやってました。


«Out of swap space 最新 Open- Sleeve Antenna»
編集