FALLING TALE of THUNDER ATTACK !! FALLING TALE of THUNDER ATTACK !! さて、1996 年 11/17 日曜日 0830 頃、私はまだ寝ていた(^^;)わけですが、突然、目の前が真っ赤になったかと思う暇もなく「ズガガーーーーン！！！」 てな大音響。
おおっ！なんだなんだ？？うー・・ぜんぜんあたまがまわらないもーん。
あれだけの轟音だったのに、まだ眼が覚めない。
しばらくすると、うーうーうー と消防車が駆けつけます。
あらららら。と、ようやく起き出してみますと、どうも停電しているような気配。近所の某北電力能代営業所からは煙が・・
おお、ひょっとして落雷だったのか。てなわけでして、朝っぱらから人騒がせな。
で、終わればよかったんだけど、お昼になってラーメンなぞを喰らっておりますと、今度はどこからともなく妙な音が聞こえてまいります。
ひゅるひゅるひゅる。ひゅるる・・・
あれ？何の音かな？あ、やんじゃった。
そしてまたしばらくすると、「ひゅるひゅるる・・・」また聞こえます。なんとなく、変・・
部屋に戻ってパソコンの電源を入れますと、どたばたと親父がやってきて開口一番「おい、また電話通じねど！」
おぉっちゅ。なにを証拠にそのような・・ん？・・・
あっ！・・・二人顔を見合わせて「カミナリだ！」
それであたふたと受話器をとってみますと、これが「ぷちぷちぷち」というノイズが聞こえるだけ。
「あっちゃー、やらえだな！」
そう、いわゆる誘導雷というやつで、某北電力に落ちた雷の電流により、停電しただけじゃなく電話回線にまで雷電流が回り込んでいたわけでした。
ここ 秋田県 能代市 では、この時期が雷様のラッシュアワーなのでしょうか、1年で一番落雷の多い時期なのでございます。
そういえば、仕事場のLANも落雷のたびにコケたなぁ。あれは ん年前の今頃・・
そこにまた「ひゅるひゅる・・」という音が。そう、電話機でした。
どうやら半殺し状態になっているらしく、呼び出し音がかすかに鳴っているのです。 しかし、受話器を取っても何も聞こえません。気持ち悪いのですが、片通話状態になっていたようです。
親父が公衆電話からNTTの修理担当に電話をかけに飛び出します。
部屋に戻ってみると、とっくの昔に電源ONしたはずの計算機がまだ立ち上がっていないのでした！
がっちょおーーーん！！
こ、この前買ったばっかしなのにぃ。
WIN95とは不思議なシステムでして、何回か電源 ON/OFF を繰り返していると、なんとなく立ち上がることがあるのです。で、ようやく立ち上がったと思ったら、外づけのハードディスクを認識していない。
さてはこいつも雷にやられたな、と、いきなりバラしてみますと 案の定、ごっつい電源用のセメント抵抗 が 砕けてその中身はまっくろ焦げになっております。
用心して周辺の部品もあたってみると、整流用の ブリッジダイオードが昇天あそばしておられました。幸い保守用部品のストックが見つかり、これは 1時間ほどで修理完了。
NTTの方は「遅くなっても、今日中に伺います」とのことで、まずは安心していたら、他でもだいぶ被害があったようで、これが待てど暮らせどやって来ない。
パソコン通信もできないから、すぐ寝よう・・と、いうことには当然(?)ならなかったわけですが、翌11/18、お昼休みに家に戻ってみたら、NTTは既に帰った後。「電話の切り替え機もやらえであったれ」と、親父。
も、もしや・・とこれまた即バラしてみると、おおぅ！中のトランジスタが 2個まっぷたつに割れている。さっそく仕事場に持ち帰り 「見て見て！雷にやられたトランジスタ。この電極部分なんか焦げている。すごいでしょ」 などとみせびらかす。あげくのはてに、廊下に張り紙して展示する始末。
話を聞くと、某北電力にさらに近いところではテレビの中身がぐちゃぐちゃになってしまったお宅もあったとか。
さて、仕事が終わってヤマキ(DIY店)に寄り、切り替え機\1,880を買って帰ります。
もとどおりにセットして、せば、かむたちネット( 能代の 草の根 BBS )にでもつないでみるかな、とソフトを立ち上げ、電話・・・・・ してくんないんだもんよ。「未知のエラーコードです」だと！
お、おかしい。またまた、もしや・・とモデムをバラして基板を取り出してみると、なにやら いやな臭い が・・ おおっとぉ、電話線へつながるインダクタが焼き切れている。 ちょいと調べると、トランジスタはすべてご昇天しておられる。しかも、モデムの基板上であきらかに放電したと思われる痕が・・
このときばかりは、ぞぞーーっとしましたねぇ。いやー、火事にならなくてよかった。
そこへ親父がやって来て「なに！まっくろ焦げか！？」
「いえ、きばんでございます」 ・・・・・お後がよろしいようで・・・(^^;)落ちた